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あなたは、金融市場のプロがどのように株価を予測しているかご存じだろうか。特集『夏だ!スキルだ!3日で絶対習得シリーズ2020』(全30回)の「株編」最終回の「株その3」では、「No.1ストラテジスト」として知られるみずほ証券・菊地正俊氏の方法論を開陳し、個人投資家にも共通する予測手法の考え方を明らかにする。(ダイヤモンド編集部 竹田幸平)

株価予測の手法
実際の株価の水準を理論株価と比較する

 本特集ではこれまで、「株その1」の『株初心者の必須知識、株価は「EPSとPERの掛け合わせ」で決まる』と「株その2」の『株投資で個人の方が機関投資家より有利な「2つの自由度」とは?』をお届けしてきた。

 そこで最後にやや応用編として、プロが行う株価予測手法のエッセンスをひもといてみよう。

 株価水準を予測する場合、EPS(1株当たり利益)を予想した上で、適正なPER(株価収益率)の水準を考える必要があると「株その1」で述べた。この際、市場全体の値動きを示す株価指数のEPSを予想する方法としては、指数の全構成銘柄のEPSを個別に予想する「ボトムアップ法」と、マクロ経済変数から回帰分析を行う「トップダウン法」がある。

 では、この2つの手法の内容や具体的な予測方法について、「No.1ストラテジスト」として知られるみずほ証券・菊地正俊氏に解説してもらおう。