窪田順生
老舗酒造メーカーが「世界初のカーボンゼロ日本酒」を発売した。その背景には、きれいごと抜きの危機感と、生き残りを懸けた経営判断があった。何が彼らをそこまで突き動かしたのか。

「自分の感情を中に抑え込もうとすると、感情は私たち自身が予想もしていないようなところで必ず噴出する」と東京大学大学院医学系研究科・精神保健学分野の西大輔教授は語る。感情のコントロールのためには、自分の感情を見て、それに気づくことが大事だという。比較的手軽にできる方法もあるという。

イェール大学アシスタント・プロフェッサーの成田悠輔氏の「高齢者は集団自決すれば良い」という発言が批判を浴びている。これに理解を示している人もかなりおり、「尊厳死解禁」へ向けた議論が一気に進んでいく可能性もある。

今月7日、福岡の寿司店を訪れた韓国人観光客が「わさびテロに遭ったようです」というタイトルで、わさびがてんこ盛りになった寿司の画像をネットに投稿。この寿司店のレビューに批判が殺到する事態にまで発展した。この騒動が事実なのか自作自演なのかどうかはわからないが、なぜ韓国人観光客ばかりが「わさびテロ」の被害にあってしまうのだろうか。

1年前の今ごろ、経済ニュースの世界では「安いニッポン」が流行していたが、これからは「貧しいニッポン」の時代がやってきそうだ。「貧しいニッポン」報道が注目されることはいいのだが、そのことで逆に日本の貧困化に拍車がかかってしまう恐れもある。一体なぜか。

「取引先への接待の余興で“コンパニオンとの混浴”を提供することは是が非か」という「熱い論戦」が繰り広げられているのをご存じだろうか。とある東証プライム上場企業の接待で、出張コンパニオンを手配し露天風呂で混浴が行われていたというのだ。しかしこれを擁護する人たちもいる。一体なぜか。

「旧統一教会問題」の報道がまるで「タピオカブーム」のように静かになりました。その理由は日本人の昔ながらの「美徳」も影響していそうです。

たばこの煙によって、子どもの健康が害されるというデータが国内外で次々と発表されています。海外では親が子にたばこの煙を吸わせることは虐待だと判断される例が多いのですが、日本でもいよいよ「子どもの前でたばこを吸うことが児童虐待になる」という法律ができてもおかしくない状況になってきています。

サッカー・W杯で日本のサポーターがゴミ拾いをして称賛を受けている。誇らしい気持ちになっている方がたくさんいらっしゃるのではないか。ゴミ拾い自体はいいことだとは思うが、私は「日本の衰退」がそこまで迫っていると感じてしまうのだ。

サッカーワールドカップ・カタール大会が始まったが、イマイチ盛り上がっていない。開催時期、人権問題などいろいろ言われるが、日本が盛り上がらない理由の根本に「人口減少」と「東京五輪」があると筆者は考える。

「日本で初めてコンビニのサンドイッチを買うまで、私は日本人を100%信用していました」というツイートが話題です。いわゆる日本の「上げ底商法」は今の景気では仕方がない…とコンビニを擁護する人もいるようだが、これは伝統的な商法で極めて「ベタ」な売り方だ。

旧統一教会に対する国民の激しい怒りが、ついに創価学会にまで飛び火してきそうな勢いだ。いわゆる「被害者救済新法」をめぐって公明党が叩かれはじめたのだ。ただ、筆者はそれでも今回の「被害者救済法」は「骨抜き」か「塩漬け」になるのではないかと思っている。

モデルの水原希子さんが「痴漢って日本独特の文化だよね。他の国はないから」と発言し炎上した。実際、海外では「日本のCHIKANは独特」と見られている。その背景には「強姦の減少」があるのではないか。

ジェンダー平等の時代というのに、専業主婦と兼業主婦が「家事や育児をバカにするな」「そんなのこっちは働きながらやってんだよ」なんて感じで、激しくののしり合っている。「女性は家庭を守る」という思想が、日本人に無意識のうちに受け入れられてしまっているせいではないか。

陸上自衛官時代の性被害を告発した五ノ井里奈さんのもとに誹謗中傷が殺到した。その内容には「なぜ日本ではいつまで経ってもハラスメントがやめられないのか」という問題を考えるうえで、ヒントになることが多く含まれている。「ちょっと嫌な目にあったくらいでいちいち騒ぐなよ、これくらの辛いことを乗り越えられないと、一人前の社会人になれないぞ」というような考え方を持つ日本人がかなり存在していて、ハラスメントがなくならないのではないか。

「加熱式たばこ」にまつわる「炎上」が相次いでいる。その背景には、喫煙者の多くが、加熱式たばこは紙巻きたばこよりも体に悪くないので、屋内などで吸ってもそんなに問題にならないと考えている部分があるだろう。この「加熱式たばこ、実は紙巻きたばこよりも安全」説を補強するのが「規制」の緩さだ。本当に加熱式たばこは「水蒸気しか出ないから大丈夫」なのだろうか。

“燃える闘魂”アントニオ猪木氏が亡くなった。この数日は、猪木氏の追悼記事や関係者の思い出話などを読みふけっていたのだが、そこでちょっと気になるSNSの投稿を見つけた。猪木氏がかつて「統一教会系イベント」に参加したというのだ。一体なぜか。ご本人が鬼籍となった今、真相はわからないが、猪木氏をこよなく愛するファンとしては「政界復帰の布石」「福田赳夫」「北朝鮮」という3つのキーワードが頭をよぎる。

コロナ禍での自粛生活の影響で、体や心の不調をもたらすという「健康二次被害」が指摘されている。特に高齢者はコロナ重症化のリスクが高い一方で、過度なステイホームや活動自粛をすると心身を壊すケースが多く報告されている。なぜ「自粛」はここまで顕著に、高齢者の心と体をむしばんでしまうのか。運動量が落ちることや、免疫機能が落ちるという説明が一般的だが、実はもうひとつ忘れていけない大きな要因がある。それは「なぜ日本の高齢者は長生きなのか」ということを考えていくと理解できるという。

今月5日、日本を訪問中のベトナムの社会事業相が、加藤勝信厚生労働相と会談し「技能実習生に対する住民税・所得税の免除」を要請した。それに対し、加藤厚労相は「財務省と議論すると応じた」という。なぜこんなにもベトナム政府が「強気」に出られるのか。その背景には、ベトナムの「日本離れ」がある。どういうことか。

旧統一教会だけではなく、日本政府、政治家、マスコミなどが国民の信用を失っているのに対して、山上容疑者だけは評価が上がっています。ただ、この現象は「日本はテロに屈している」ということを示しているのです。
