片田江康男
上場会社の監査を担う公認会計士は、決算期ごとに監査を行い、健全な市場の維持に努める「市場の番人」だ。その番人の報酬は企業から得る監査報酬。では、最も多くの監査報酬を獲得した公認会計士界のトッププレーヤーは誰なのか。全上場会社の有価証券報告書に開示されている数値を集計し、各公認会計士が獲得した監査報酬額を推計。実名&実額による「監査報酬獲得額」ランキングを作成した。

#16
2023年12月に大手監査法人のPwCあらた有限責任監査法人と準大手の一角であったPwC京都監査法人が合併してから約1年半。監査法人業界を取り巻く環境が変化する中で、どのような合併メリットを実感しているのだろうか。

#15
監査法人業界で総売上高トップに君臨する有限責任監査法人トーマツ。監査証明業務の規制強化やサステナビリティ情報の開示がスタートするなど、激変する環境の中で、最大手の法人をどのように運営していくのか。大久保孝一代表執行役に話を聞いた。

4月1日に三菱UFJ信託銀行の社長に窪田博氏が就任した。貯蓄から投資へとシフトが進む日本において、信託業務のニーズは今後さらに強まると話す。新社長としての意気込みについて、話を聞いた。

#14
監査証明業務は規制強化により業務の複雑化が進み、監査法人はより多くの会計士を投入しなければならなくなった。そこで重要になるのが、効率的な業務運営だ。本稿では監査法人の効率性を測るために、公認会計士1人当たり売上高を算出した。

#13
上場企業の監査証明業務を担う監査法人は、品質管理体制が一定程度保たれている法人だ。ではその中で最も稼ぐ監査法人はどこか。監査証明業務と非監査証明業務を合算した総売上高でランキングを作成した。

#12
太陽有限責任監査法人は2021年以降、四大監査法人が手放した上場企業の監査契約を次々と獲得し、規模を拡大。今では準大手監査法人の中で頭一つ抜ける存在になった。23年12月には行政処分を受けるなど、業界内での注目度は四大監査法人以上に高いと言っていい。若手公認会計士の監査離れや監査クライアント増加、行政処分を受けたことなどについて、山田茂善総括代表社員(CEO)に話を聞いた。

#11
公認会計士試験の合格実績がナンバーワンの予備校であるCPA会計学院。昨年の試験では、全合格者数に占めるシェアは60%に達した。その代表で、自身も公認会計士である国見健介氏は、公認会計士はそのポテンシャルを発揮できていないと話す。その真意とは?

#10
上場企業の監査報告書に署名している公認会計士は2364人。監査しなければならない上場企業は約4000社あるため、多くの公認会計士が複数の上場企業を掛け持ちしている。その中で最多の27社を担当している公認会計士が、監査法人コスモスの新開智之氏だ。日本一の“働き者”会計士ともいえる新開氏に、話を聞いた。

#9
全上場企業の監査報告書に署名している公認会計士は2364人。本特集ではその公認会計士を対象に、個人でどれだけ監査報酬を獲得したかを調査。監査報酬獲得額を算出しランキングを作成した。本稿でランキング完全版をお届けする。

#8
監査法人にとって本業中の本業である上場企業の監査証明業務。その報酬額を最も多く得た監査法人はどこか。全上場企業が支払った監査報酬額を監査法人ごとに集計し、多い順に並べてランキングを作成した。監査を担当した社数も含めてお届けする。

#7
あずさ監査法人は、東証プライム上場企業の中で時価総額の大きい大企業の監査を多く担当している。また20年前からサステナビリティ情報の開示が義務化されることを見越して、投資を続け準備を進めてきた。今の状況をどう見ているのか。あずさ監査法人の山田裕行理事長に話を聞いた。

#6
監査法人業界では、規模も人材も準大手以下を圧倒する四大監査法人が圧倒的な存在感を持つ。だが、業界内には規模は小さいものの特徴ある監査法人が多くある。そこで主要21監査法人を対象に、足元で高まる中堅監査法人の再編機運も踏まえて、カオスマップを作成した。

#10
プライベートエクイティ(PE)ファンドのKKRが2017年に買収したマレリホールディングス。自動車の販売不振などで深刻な経営危機に陥っているが、このほど債権者である国際金融コンソーシアムが提案した最新の再建案が明らかになった。隆盛を誇るPEファンド業界において、最大の失敗案件とされるマレリ。その転落の経緯と共に再建案の中身を明らかにする。

#5
上場企業の監査報告書に署名している公認会計士は2364人。このうち、多くの公認会計士は複数の上場企業の監査を掛け持ちしている。では掛け持ちしている社数が多い“働き者”の公認会計士は誰か。トップ15人の実名と社数をお届けする。

#4
監査証明業務の売上高で、監査法人トップのEY新日本有限責任監査法人。規制強化や公認会計士の監査離れなど、業界が抱える課題についてどう対策を打つのか。片倉正美理事長を直撃した。

#3
公認会計士と監査法人業界の年収水準はこの10年、ほとんど変わっていない。大企業ではこの3年ベースアップが行われており、20~30代の公認会計士の年収水準は、大手金融や製造業とほとんど変わらなくなっている。公認会計士の年収・出世・キャリアの最新事情を探った。

#2
サステナビリティ情報に関する開示が始まることもあり、公認会計士と監査法人はわが世の春を謳歌しているのかと思いきや、内情はもろ手を挙げて喜んでいられる状況ではないようだ。ここ数年の課題は未解決のまま残り、むしろ憂鬱は深まっている。

#1
上場会社の監査を担う公認会計士は、決算期ごとに監査を行い、健全な市場の維持に努める「市場の番人」だ。その番人の報酬は企業から得る監査報酬。では、最も多くの監査報酬を獲得した公認会計士界のトッププレーヤーは誰なのか。全上場会社の有価証券報告書に開示されている数値を集計し、各公認会計士が獲得した監査報酬額を推計。実名&実額による「監査報酬獲得額」ランキングを作成した。

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