2021.10.14
“サロンパス株式会社”へ原点回帰!新中計に滲む久光製薬の焦燥
「ミスター・サロンパス」と呼ばれた久光製薬の中興の祖、中冨正義氏が亡くなってから、この11月でちょうど10年が経つ。孫の一榮氏が率いるいまの久光の経営を、草葉の陰からどんなに気を揉んで見つめていることだろう。
医療・医薬品業界のオピニオンリーダーとして、1988年創刊「RISFAX」、2000年創刊「医薬経済」を発行しています。毎月1日・15日に公開する「医薬経済ONLINE」 の中から、ダイヤモンド編集部が旬の話題をピックアップして「お届け」します。
2021.10.14
「ミスター・サロンパス」と呼ばれた久光製薬の中興の祖、中冨正義氏が亡くなってから、この11月でちょうど10年が経つ。孫の一榮氏が率いるいまの久光の経営を、草葉の陰からどんなに気を揉んで見つめていることだろう。
2021.10.7
一度走り出してしまった列車は、大事故を起こすまで止まることはできないのか。新型コロナウイルス感染拡大の不安が日本中を襲った20年2月、一度は忘れ去られていた抗ウイルス薬「アビガン」が、突如として脚光を浴びた。安倍晋三首相(当時)が、…
2021.9.30
薬剤師に特化した人材紹介会社「MEDIKLECT(メディクレクト)」が展開する、フリーランスの薬剤師を紹介するサービス「きょうりょく薬剤師」の登録者数がスタートして1年で500人を突破した。本格的なフリーランス薬剤師紹介業は日本初。すでに各地…
2021.9.23
がん免疫治療薬「オプジーボ」の特許使用料などをめぐり、本庶佑氏が小野薬品工業に約262億円を求めた裁判は最終盤。9月上旬に本庶氏と相良暁社長が出廷し、両氏に尋問が行われた。若手研究者のためを思うノーベル賞受賞者と強欲な製薬企業という対…
2021.9.16
いまや“ワクチン長者”の米ファイザー。同社は6月、医療関係者向けに禁煙補助薬「チャンピックス錠」の出荷を一時的に停止する案内を開始した。米国本社が発がん性物質「ニトロソアミン」の評価を行ったところ、他国に出荷された同薬の特定ロット…
2021.9.9
製薬会社の「生命線」である新薬開発パイプライン。武田薬品工業の現在の研究開発トップが就任してから20年度までの6年間に使った研究開発費は累計2兆2900億円に達する。その研究開発投資に見合うだけの大型品は、まだパイプラインに見当たらない。…
2021.9.2
国内製薬業界では薬価引き下げの圧力が毎年強まる状況下にもかかわらず、“通常適合力”で凌ごうとする会社が中堅以下の各社に目立つ。「先見的独創と研究」との社是を掲げる持田製薬は、その代表例と言えるかもしれない。
2021.8.26
コンビニエンスストアは次々と取り扱いサービスを拡大してきたが、どうしても埋められない穴が医薬品だった。だがコンビニの大衆(OTC)薬参入を阻んできた規制が、8月から一部見直されることになった。OTC薬を手に入れて、コンビニはいったい何を…
2021.8.19
後発(ジェネリック)医薬品業界は嵐の真っ只中に放られている。嵐とはすなわち相次ぐ不祥事や薬価引き下げだ。各社はこの嵐に耐えられるのか。財務の観点から、上場する大手・中堅4社(日医工、沢井製薬、東和薬品、日本ケミファ)を分析した。
2021.8.12
田辺三菱製薬が三菱ケミカルホールディングスの完全子会社となってから、1年半近くが経過した。同社の企業価値向上のためには、三菱ケミカルHDの全面的な庇護を受ける以外の選択肢が「本取引よりも有効であるとは考えられない」と結論付けての嫁入…
2021.8.5
業界最大手の武田薬品の株価が低迷している。残念ながら買収金額6兆円超の日本企業最大の企業買収に踏み切ったクリフトフ・ウェバー社長の経営戦略は株式市場から敬遠される結果となったと言えよう。シャイアー買収発表前に6000円台にあった株価は…
2021.7.29
自民党厚労族の重鎮、伊吹文明元衆院議員の引退で官邸への「抑止力」を失い、田村憲久厚労相と加藤勝信官房長官は、閣僚の重責で手いっぱい。ツートップの次を担うことが期待される中堅議員3人も心許ない状況と言える。製薬業界にとっての救世主が…
2021.7.22
スイスのメガファーマ、ノバルティスが製造販売する降圧剤「ディオバン」で13年に発覚した虚偽広告を巡る事件。1審、2審の無罪判決を不服とした検察側は最高裁判所に上告したが、最高裁は6月28日にそれを棄却し、無罪が確定した。製薬業界と医学界…
2021.7.15
かつてソフトバンクの孫正義氏の右腕とも呼ばれた北尾吉孝氏が率いる「SBIグループ」と、「ネオファーマジャパン」がサプリメントの工場をめぐって奪い合いを演じている。そのサプリメントとは「5-アミノレブリン酸(5-ALA)」という天然アミノ酸。…
2021.7.8
ロート製薬は30年時点での会社のありたい姿をまとめた「ロートグループ総合経営ビジョン2030」を制定し、このなかで、主力のOTC薬部門に関しては「日本におけるOTC医薬品のリーディングカンパニーをめざす」と宣言していた。痔治療薬「ボラギノール…
2021.7.1
地元を代表する後発品企業である日医工で品質問題が発覚したことから、5月中旬、富山県薬剤師会が会員向けにウェブ説明会(非公開)を開いた。日医工の関係者のほか、県くすり政策課の青栁ゆみ子課長が呼ばれた。青栁氏に出席が求められたのは、日…
2021.6.24
お茶の間に「希望と勇気を届ける」働きをしたものと思われる。米国食品医薬品局(FDA)が下したアルツハイマー型認知症(AD)薬「アデュカヌマブ」(製品名、アデュヘルム)の迅速承認というニュースだ。株価も一般投資家を中心とした「買い」の殺…
2021.6.17
公的な薬価制度に紐づいた「医療用医薬品の流通」が根本から問われているが、誰一人として明確な答えを持ち合わせていない。医薬品卸4社による談合事件の裁判が東京地裁で開かれ、卸業界では、長期間にわたり独占禁止法上で禁じられている「受注調…
2021.6.10
武田薬品が「しぶとい動き」を見せている。代表例は株価だ。昨年3月下旬、新型コロナウイルスの感染拡大による業績悪化とそれに伴う巨額減損への懸念から、同社の株価は一時2900円まで急落した。ところが減損リスクがひとまず遠のくと、安定圏とさ…
2021.6.3
Eコマースと金融を柱に、通信、スポーツ、医療、そして一時は航空運送業にまで手を伸ばし、商いの領域にとどまらず、社会のインフラ部分をもカバーする楽天グループ。創業者・三木谷浩史氏の才覚と強運によって、創業から四半世紀足らずで足元の連…
アクセスランキング
まさかの斎藤氏再選でテレビは“お通夜”状態…それでもマスコミが「偏向報道」をやめられない“オトナの事情”とは
「すみません」を言い換えるだけで幸福度が1.5倍アップする「魔法の言葉」
障害者の「性の介助サービス」を無料で提供する意外な理由
【一発アウト】「つぶれやすい子」の親が無意識に繰り返していることとは?〈再配信〉
部下から「老害と思われる上司」と「メンターと思われる上司」のたった1つの違い
「保険料を安くしたい人」が真っ先にネット検索すべきワードとは?
障害者の「性の介助サービス」を無料で提供する意外な理由
まさかの斎藤氏再選でテレビは“お通夜”状態…それでもマスコミが「偏向報道」をやめられない“オトナの事情”とは
「3年以内に辞めた人」の退職理由ナンバー1に「そりゃ辞めるわ…」しか言葉が出ない
孫正義が「つまらんなぁ」と感じる“絶対に仕事ができない人”の特徴
「保険料を安くしたい人」が真っ先にネット検索すべきワードとは?
「3年以内に辞めた人」の退職理由ナンバー1に「そりゃ辞めるわ…」しか言葉が出ない
「細胞の老化」と「高血圧」を予防する“今が旬のすごい野菜”【スーパーで買える】
何でそんなに保険に入るんですか?→「生命保険かけまくり」な20代の答えが衝撃だった!
ユニクロ柳井正に学ぶ「仕事ができない人」と「結果を出す人」の決定的な違い
障害者の「性の介助サービス」を無料で提供する意外な理由
「3年以内に辞めた人」の退職理由ナンバー1に「そりゃ辞めるわ…」しか言葉が出ない
「30代で年収3000万円以上の人」が普通の人の「12倍」多くやっていること
「住民税非課税世帯への給付」が経済対策で繰り返される“隠れた”本質問題
部下から「老害と思われる上司」と「メンターと思われる上司」のたった1つの違い