
2022.2.17
三菱ケミカルHDの「武田薬品」化、外資系人材が台頭して田辺三菱製薬の運命は?
ジョンマーク・ギルソン社長をトップに戴く三菱ケミカルホールディングス。昨年末発表の経営戦略で大幅な組織改編を示し、主力である石油化学からの実質的な撤退を掲げたほか、最高財務責任者を外部から迎え入れるなど矢継ぎ早の改革を打ち出してい…
医療・医薬品業界のオピニオンリーダーとして、1988年創刊「RISFAX」、2000年創刊「医薬経済」を発行しています。毎月1日・15日に公開する「医薬経済ONLINE」 の中から、ダイヤモンド編集部が旬の話題をピックアップして「お届け」します。
2022.2.17
ジョンマーク・ギルソン社長をトップに戴く三菱ケミカルホールディングス。昨年末発表の経営戦略で大幅な組織改編を示し、主力である石油化学からの実質的な撤退を掲げたほか、最高財務責任者を外部から迎え入れるなど矢継ぎ早の改革を打ち出してい…
2022.2.10
東証は1月、各企業が割り振られる新市場の所属先を発表した。製薬業界では1部市場に上場している製薬会社37社中、35社がプライム市場に移行。医薬品卸も1部市場に上場している大手5社が揃ってプライム市場に移る。医薬品業界でスタンダード市場を選…
2022.2.3
中外製薬にとって正念場かもしれない。同社が横浜市戸塚区に建設する研究施設「中外ライフサイエンスパーク横浜」をめぐる周辺住民との間の軋轢だ。周辺住民が「豪雨の際には遊水地の役割を果たしてくれていた土地に盛土をしたら、周辺の住宅は軒並…
2022.1.27
新型コロナウイルスのパンデミックから2年が経過した。ワクチンや治療薬の開発では欧米大手やバイオベンチャーはもとより、中国にも遅れをとった。当初はアビガンなどの抗ウイルス薬の緊急承認や早急なワクチン開発に向けて、政治・行政と業界が一…
2022.1.20
「武田ブランド」が、いま、音を立てて崩れている。開闢240周年を自画自賛する企業ブランディングキャンペーンを、年も押し詰まった昨年12月より慌ただしく展開し出したことが、彼らの「焦り」の度を如実に物語ろう。しかも、「世界に尽くせ、タケ…
2022.1.13
2021年12月24日、エーザイの株価は下落し、年初来安値を更新した。6月22日の年初来高値1万2765円から半年間で半値となった。その理由は周知のとおり、日米欧で物議を醸した米バイオジェン/エーザイのアルツハイマー病(AD)治療薬「アデュヘルム」…
2022.1.6
「あなたは馬ではない。牛でもない。マジでみんなやめて」。米国食品医薬品局(FDA)は、9月にSNSでこんな警告を発した。駆虫薬「イベルメクチン」の新型コロナウイルス感染症に対する効果を期待するあまり、家畜用製剤にまで手を出さないでという…
2021.12.30
龍角散の藤井隆太社長に「セクハラ」疑惑が持ち上がった裁判は12月1日、和解が成立した。法務担当部長を務めていた女性が不当に解雇されたとして地位確認を求め、2019年に提訴。元部長は藤井社長によるセクハラ疑惑を聞き、社内調査しようとしたと…
2021.12.23
アステラス製薬は2005年に山之内製薬と藤沢薬品工業が合併し発足した。ここまでの株式市場や証券アナリストからの評価は、及第点ギリギリだが合併当初の期待には応えていないというのが一致した見方ではないだろうか。そんな同社が新中期経営計画を…
2021.12.16
ドラッグストアの成長が足踏み状態となっている。世間が急速に日常を取り戻すなか、ドラッグストアの成長率が鈍化、コロナ禍で既存店が売上げを伸ばした前年度が幻のようだ。「反動は仕方がない」「成長の終わりの始まりか」という両極端の見方が飛…
2021.12.9
円満解決となったのだろうか。11月12日、がん免疫療法薬「オプジーボ」の特許使用料などを巡る訴訟で、小野薬品工業が京都大学の本庶佑特別教授に280億円を支払うことで和解した。ノーベル賞受賞者が原告となり、日本の産学連携のあり方も問われた…
2021.12.2
眞鍋淳社長が中山讓治・現常勤顧問より経営のバトンを引き継いで以降、第一三共の業績は上昇気流をなかなか掴めず、2021年3月期は減収減益決算を強いられた。今期は好調で売上高1兆円超を予想。自慢の抗体薬物複合体(ADC)に社運を賭ける第一三共…
2021.11.25
医薬品業界に再び激震が走ったのは11月9日。公正取引委員会はアステム、メディパルホールディングス子会社のアトル、アルフレッサ、東邦HD子会社の九州東邦、スズケン子会社の翔薬、富田薬品の6社に対し、国立病院機構本部が実施した九州エリアの医…
2021.11.18
内資同士で手を結ぶものを大勢に、外資や異業種の傘下に入るものも現れた2000年代の国内製薬業界。日本新薬は、07年に第6代社長に就任した前川重信氏(現会長)が「背水の陣」で企業改革に臨んだ。中堅のなかでも下位クラスだったということもあり…
2021.11.11
「抗生物質といえば塩野義製薬」という時代を知る人は年々少なくなっているのではないだろうか。現在の塩野義はHIVなどの感染症領域と、うつ病や疼痛などの中枢神経系領域を主力とする。そして現代のエピデミックである新型コロナウイルスへの塩野…
2021.11.4
医療機器大手のニプロの21年3月期業績は売上高が前期比2.9%増の4555億円、営業利益が同4.6%増の276億円で、5期連続の増収と3期連続の増益を果たしている。配当も1円増配の29円と積極姿勢を見せており、これらの数字を見る限り優良企業として映る…
2021.10.28
品質不正問題で体制改善が急務の大手ジェネリック(後発)医薬品メーカー「日医工」と医薬品卸大手の「メディパルホールディングス」が8月、安定的で効率的なジェネリック医薬品の供給体制の構築を目的とし、資本業務提携を締結したと発表した。増…
2021.10.21
日本大学医学部附属病院の建て替え工事をめぐる資金流出事件。送金されていたというコンサルタント会社は日本有数の規模を誇る医療法人「錦秀会」の関連会社で、東京地検特捜部は背任容疑で日大理事と医療法人の前理事長を逮捕した。地検の真の狙い…
2021.10.14
「ミスター・サロンパス」と呼ばれた久光製薬の中興の祖、中冨正義氏が亡くなってから、この11月でちょうど10年が経つ。孫の一榮氏が率いるいまの久光の経営を、草葉の陰からどんなに気を揉んで見つめていることだろう。
2021.10.7
一度走り出してしまった列車は、大事故を起こすまで止まることはできないのか。新型コロナウイルス感染拡大の不安が日本中を襲った20年2月、一度は忘れ去られていた抗ウイルス薬「アビガン」が、突如として脚光を浴びた。安倍晋三首相(当時)が、…
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