
2022.11.24
「漢方薬のツムラ」の課題は中国市場への逆進出、アナリストの懸念とは
漢方薬大手「ツムラ」が直面する最重要課題は成長だろう。2020年度の国内の医療用医薬品市場規模は約10.3兆円と推定され、そのうち医療用漢方薬は1610億円、シェアに換算すると約1.6%である。成長戦略として目指すのは、国内の医療用漢方薬の裾野…
医療・医薬品業界のオピニオンリーダーとして、1988年創刊「RISFAX」、2000年創刊「医薬経済」を発行しています。毎月1日・15日に公開する「医薬経済ONLINE」 の中から、ダイヤモンド編集部が旬の話題をピックアップして「お届け」します。
2022.11.24
漢方薬大手「ツムラ」が直面する最重要課題は成長だろう。2020年度の国内の医療用医薬品市場規模は約10.3兆円と推定され、そのうち医療用漢方薬は1610億円、シェアに換算すると約1.6%である。成長戦略として目指すのは、国内の医療用漢方薬の裾野…
2022.11.17
塩野義製薬の新型コロナウイルス感染症治療剤「ゾコーバ」が11月下旬に緊急承認の可否をめぐって厚生労働省で再審議される見通しだ。当日の結果次第で、塩野義の命運は大きくわかれる。「国産初の新型コロナ経口薬」「緊急承認制度の第1号」――。…
2022.11.10
11月上旬時点で時価総額9兆円超の第一三共。同社の「自信」の源泉となっている抗がん剤「エンハーツ」の成長に今後異変等が起きたときに、今と変わらぬ姿勢を取り続けられるか。実際、「好事魔多し」とはよく言ったもので、絶好調の第一三共におい…
2022.11.3
イオン傘下のイオンリテールは10月18日、横浜市にIT技術満載の新店を開業した。1階のフード&ウエルネスにはイオン薬局(調剤薬局)を設置した。患者ニーズと現在の調剤報酬の取得最大化を狙った最新鋭の調剤薬局で、近隣の調剤薬局経営者も「どこ…
2022.10.27
このクスリこそが日本を救い、世界を助けるとばかりに喧伝された「アビガン」。結果は周知のとおり、無力で無残だった。血税を投入した国民からすれば、ほぼ詐欺紛いの結末としか言いようがない「大阪発ワクチン」の頓挫や、振り返るのも赤面する「…
2022.10.20
「似合いの合併、いや統合だ」という声も多い。東京医科歯科大学と東京工業大学の統合話だ。両大学が「統合に向けて協議を開始する」と発表したのが8月9日。それから2カ月になるが、反対の声はほとんど聞こえてこない。
2022.10.13
「何がめでたい?オリンパス」。8月下旬、大手経済紙・誌を中心に突如、オリンパスの礼賛報道が沸き起こった。歴代トップらの申し送りによる巨額損失飛ばしの発覚というスキャンダルから10年余り。同社の「再建」への取り組みが、一応は成功したと…
2022.10.6
米アマゾンは、米ワンメディカルを約39億ドル(約5400億円)で買収し、ヘルスケアサービスの拡充に向けて、再び挑戦する。診察予約や薬局への処方薬の受け取りといったペイシェント・ジャーニーの体験を「再発明することを目的としている」と宣言し…
2022.9.29
製薬業界最大手の武田薬品工業、大手のアステラス製薬がここ数年間で大量のリストラを行ったことで、“製薬エリート”が続々と放逐された。武田薬品は2010年代半ばから研究開発部門を手始めに、ビジネス部門や一般管理部門でクビ切りを断行。辞めた…
2022.9.22
発売60周年の節目を今年迎えた「リポビタンD」を、長年にわたり会社の代名詞としてきた大正製薬とその持株会社・大正製薬ホールディングス(HD)。2018年秋以降、ほぼ4年にわたって下落し足元では半値以下となってしまった大正HDの株価をはじめ、2…
2022.9.15
住友ファーマ(旧大日本住友製薬)は2022年度を最終年度とする中期経営計画の売上高6000億円は未達確定で今年5月に5500億円に修正。さらに、北米で2000億円以上を売り上げる抗精神病薬「ラツーダ」のパテント・クリフ(特許の崖)が23年度から本格…
2022.9.8
スマートフォンで高血圧症が治療できる時代となった。キュア・アップが保険収載を申請していた「キュア・アップHT高血圧治療補助アプリ」が8月3日の中央社会保険医療協議会の総会で了承された。医療機器の決定区分はC2(新機能・新技術)で、使用目…
2022.9.1
キリンファーマと協和発酵工業が経営統合して、協和発酵キリン(現協和キリン、キリンホールディングス傘下)が誕生したのが2008年10月。存続会社は上場企業の協和発酵工業で、当時の株価は1000円前後で推移していたと記憶するが、足元の株価は3000…
2022.8.25
数年後には潰れるジェネリック(後発医薬品)メーカーが続出するかもしれない。業界では事業再生ADRを申請した日医工の行方に注目が集まっているが、経営破綻の危機感は業界全体に広がっている。医薬品の安定供給どころか、企業そのもののクライシ…
2022.8.18
武田薬品工業が22年3月期業績を発表した5月11日、業界雀たちの間ではこんな囁きが交わされた。「今の武田が株主を納得させるために切れるカードは、やはり、配当だけということね……」。4.3兆円に上る有利子負債をものともせず、年180円の大盤振る…
2022.8.11
厚生労働省は7月、塩野義製薬の新型コロナウイルス治療薬「ゾコーバ」を継続審議とした。その裏には水と油の関係であるべき「薬事と政治」を交錯させてまで、まだ願望止まりの新薬の緊急承認に漕ぎつけようとした塩野義の姿があった。
2022.8.4
大手商社「丸紅」が中東での医薬品・医療機器販売事業に参画する。アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの「ルナタス」と資本提携し、UAEはもちろん、サウジアラビア、カタール、クウェートなどの中東諸国に日本の医薬品、医療機器、さらにヘルスケア商品…
2022.7.28
医薬品卸大手、東邦ホールディングスは新経営体制に移行している。最も注目すべき点は、長年グループで経営トップの座に君臨し、指揮を執ってきた濱田矩男氏の取締役勇退。そこで競合卸や取引メーカーの関心事は、業務提携してから4年が経過したス…
2022.7.21
島津製作所で4月に上田輝久前社長から経営のバトンを引き継いだ山本靖則社長は、ヘルスケア分野の強化を明確に打ち出している。この5月、日本水産の医薬品子会社である日水製薬を、TOB(株式公開買付)により完全子会社化すると発表した。島津がM&…
2022.7.14
米ファイザーの日本法人で、非情にも「大規模リストラ計画」が進んでいる。営業部隊であるMR(医薬情報担当者)について、「半減しても構わない」という会社側の思惑も漏れ伝わり、社員からすると胸中穏やかではない。
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