筆者の子供が大きくなったので、家族でスキーに行くことにした。念のために、子供用のヘルメットも購入した。次に考えたのが保険だ。そこで、「スキー保険」に加入しなくても、クレジットカードに付帯する「国内旅行傷害保険」などでカバーできるのではないかと考えた。今回は、クレジットカードの保険だけで、スキーやスノーボードでのケガに対応できるのか調べてみた。
一般的な「スキー保険」の補償内容は?
まず、一般的な「スキー保険」は、どのような補償内容になっているのか調べた。
「スキー保険」で検索したところ、さまざまな保険プランが出てきた。例えば、「Yahoo!ウォレット」の登録者用保険である「ちょこっと保険」に、「スキー・スノーボードプラン」があった。
「ちょこっと保険」の補償内容は、「傷害死亡保険金・傷害後遺障害保険金」「傷害入院・通院保険金」「携行品損害保険金」「個人賠償責任保険」「救援者用等保険金」となっていた。
「障害死亡保険金・傷害後遺障害保険金」は、それぞれスキー・スノーボード中の事故などによる死亡や後遺障害に対する補償。「傷害入院・通院保険金」は、スキー・スノーボード中のケガなどで入院または通院したときに適応される。「携行品損害保険金」は、スキー板やスノーボードの破損などに対する保険で、「個人賠償責任保険」は、自分ではなく他人を傷つけてしまった場合に補償される保険となる。「救援者用等保険金」は、遭難時の捜索費用などの補償なので、ファミリーゲレンデで滑っている場合には、あまり必要ないと思われる。
「ちょこっと保険」の場合は、本人だけでなく、家族をサポートするタイプもあり、補償金額をアップすれば掛け金もアップする。
クレジットカードに付帯する「国内旅行傷害保険」は、
スキー旅行での事故などにも対応しているのか解説!
では、クレジットカードに付帯する「国内旅行傷害保険」は、スキーやスノーボード中の事故などにも対応しているのだろうか。
まず、「北海道スキー○日間」「電車で行くスキー」などのパッケージツアーを利用して、スキー旅行に行く場合を考えてみたい。例えば、JCBの最上位クレジットカード「JCBザ・クラス」に付帯する「国内旅行傷害保険」の場合、下記の画像の通り、「被保険者が宿泊を伴う募集型企画旅行に参加中に傷害を被り、右記の(1)~(5)に該当した場合」という項目がある。
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ただし、「保険金をお支払いできない主な場合」の項目に、「■危険なスポーツ中のケガ」との注意書きがある。その「危険なスポーツ」の例として挙げられているのは、下記のスポーツだ。
山岳登はん(ピッケル、アイゼン、ザイル、ハンマーなどの登山用具を使用するもの)、リュージュ、ボブスレー、スカイダイビング、ハングライダー搭乗、超軽量動力機(モーターハングライダー、マイクロライト機など)搭乗、ジャイロプレーン搭乗その他これらに類する危険な運動
「危険なスポーツ」の中には、スキーやスノーボードは入っていないようだ。
したがって、スキーやスノーボードのツアー旅行に行く場合、「国内旅行傷害保険」が付帯するクレジットカードを保有していれば、旅行中のケガなどを補償してもらえるというわけだ。念のため、2つのカード会社に確認したが、そのような認識で合っているとのことだった。
なお、「JCBザ・クラス」の場合は、「国内旅行傷害保険」が“自動付帯”なので、クレジットカードを保有しているだけで保険が適応されるが、“利用付帯”のクレジットカードの場合は、そのカードで旅行代金などを支払わないと保険が適応されないので注意しよう。
(※関連記事はこちら!⇒海外旅行保険はクレジットカードで十分か!?あまり知られていない補償内容の仕組みや「自動付帯」と「利用付帯」の違いを徹底解説!)
ただし、クレジットカードの「国内旅行傷害保険」は「賠償責任」が付帯しないため、スキー中に他人にケガをさせた場合などは補償の対象外になる。この辺りが、一般的な「スキー保険」との違いだろう。
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パッケージツアー以外のスキー旅行の場合は、
クレジットカードの「国内旅行傷害保険」が適応されないので注意!
続いて、自家用車で日帰りスキー旅行に行ったり、電車とホテルを自分で組み合わせてスキー旅行に行ったりした場合を考えよう。
先程と同様に、「JCBザ・クラス」に付帯する「国内旅行傷害保険」を見てみよう。
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上記を見ると、「電車の乗車中・飛行機搭乗中でのケガ」や「ホテルや旅館での滞在中のケガ」については対象となるが、それ以外は補償対象外となる。つまり、スキー中の事故などは、補償の対象にならないというわけだ。
パッケージツアーを使わずにスキー旅行に行く場合は、別途で「スキー保険」に加入したほうがいいだろう。
今回、筆者は、友人家族とパッケージツアーでスキー旅行に行くため、クレジットカードの旅行保険で対応可能だろう。
最近では、「自転車保険」「スキー保険」などの特化した保険が多いが、「補償内容が重複していた」ということもあるはずなので、まずは加入している保険やクレジットカードの保険を確認することをおすすめする。
(※関連記事はこちら!⇒「自転車保険」に入るより、クレジットカードの「個人賠償責任保険」に入るほうが安くておすすめ!月額たった150円で、最大1億円の補償が付帯する!)
以上、今回は、クレジットカードに付帯する「国内旅行傷害保険」は、スキー旅行中の事故などにも適応されるのかどうか解説した。次回は、「スキー保険」が付帯するクレジットカードを紹介したい。
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永年無料 | VISA JCB Master |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD | |
【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード ゴールド(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトでご確認ください。※2 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード |
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0.3~1.5% (※1) |
3万9600円 | AMEX | - | |
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