人気の毎月分配型投資信託の中から、「本当の利回り」が高い、上位10本を発表!
ダイヤモンド・ザイでは、毎月分配型投資信託の人気100本の成績を公開する、半年おきの恒例企画「毎月分配型投信100本の利回り&分配健全度」を掲載している。
今回はその中から、"真の収益力"を示す「本当の利回り」が高い毎月分配型投資信託ランキングを抜粋して紹介しよう!
"本当の利回り"30%超で「中華圏株型」が1位に!
アジアリート型、日米株型が追う展開に!
どんなに高い分配金を受け取っていても、基準価額が合計分配額よりも下落してしまえば、実質の利回りはマイナスとなり、元本取り崩しが行なわれたことになる。そのような投資信託を選ばないためにも、"本当の利回り"を見ることが大切だ。
本当の利回りは、基準価額が1年前より下落していた場合、その下落分を分配金合計額から差し引いた金額(正味の分配金)を分子とし、1年前の基準価額で割って算出。ダイヤモンド・ザイでは、純資産額が多い人気の毎月分配型投資信託100本を対象に「本当の利回りランキング」ベスト30を掲載しているが、今回は上位10本を紹介しよう。
2018年1月末時点で"本当の利回り"が高い 「毎月分配型投資信託」ベスト10 |
|||||
順位 | 本当の利回り | 分配合計 (基準価額の増減) |
最新の 基準価額 |
||
2018年1月末時点 | 6カ月前 | 1年前 | |||
1位 | ◆チャイワン[中華圏株式ファンド](日興) | ||||
31.6% | 24.6% | 9.1% | 1440円 (+42円) |
||
2位 | ◆国際アジア・リート・ファンド(インド・ルピー)(三菱UFJ国際) | ||||
19.0% | 22.9% | 16.1% | 1590円 (+659円) |
||
3位 | ◆AB・米国成長株投信D(為替ヘッジなし)予想分配金提示型(アライアンス) | ||||
18.9% | 9.1% | 1.0% | 2000円 (+815円) |
||
4位 | ◆JPXプレミアム[JPX日経400アクティブ・プレミアム・オープン](ニッセイ) | ||||
18.7% | 19.4% | 9.5% | 1680円 (-488円) |
||
5位 | ◆日本株厳選ファンド(ブラジルレアルコース)(大和住銀) | ||||
17.8% | 28.8% | 30.0% | 1200円 (-59円) |
||
順位 | 本当の利回り | 分配合計 (基準価額の増減) |
最新の 基準価額 |
||
2018年1月末時点 | 6カ月前 | 1年前 | |||
6位 | ◆日本株厳選ファンド(円コース)(大和住銀) | ||||
16.4% | 20.7% | 16.3% | 1800円 (+104円) |
||
7位 | ◆ピクテ新興国インカム株式ファンド(ピクテ) | ||||
16.0% | 17.9% | 16.5% | 360円 (+145円) |
||
8位 | ◆日本株アルファ・カルテット(大和住銀) | ||||
15.8% | 30.0% | 30.2% | 1200円 (-432円) |
||
9位 | ◆アジア・オセアニア好配当成長株オープン(岡三) | ||||
15.1% | 17.1% | 18.1% | 420円 (+87円) |
||
10位 | ◆アジア好利回りファンド(三井住友アセット) | ||||
14.9% | 15.2% | 11.7% | 1520円 (-315円) |
この1年間で純資産が297億円から922億円へと3倍以上に急増した「チャイワン[中華圏株式ファンド]」が、今回の「本当の利回り」ランキングで1位に輝いた。中国本土のほか、香港、台湾の、いわゆるグレーターチャイナ(中華圏)の株式に投資する。テンセントやアリババなど世界的なソフトウェア会社にも投資するが、中国平安保険や香港の大手不動産会社など、ディフェンシブ銘柄にも多く投資し、基準価額は安定的に推移。分配の面でも、2015年7月以降、1万口当たりで120円分配を継続中と、こちらも安定的だ。ただし、中国の景気は減速傾向にあることから、今後の動向を注視したい。
2位は「国際アジア・リート・ファンド(インド・ルピー)」。純資産の増加率は「チャイワン」を凌ぎ、この1年間で約4倍となった。日本を除くアジア諸国のリート(不動産投信)に投資するが、現状はシンガポールと香港という、2カ国への投資となっている。「国際アジア・リート・ファンド(インド・ルピー)」と、5位の「日本株厳選ファンド(ブラジルレアルコース)」など、ダイヤモンド・ザイで掲載しているベスト30本中、為替取引で追加収益を狙う通貨選択型が13本にものぼる。こうした通貨選択型は為替相場次第で収益が悪化する恐れがある。
4位の「JPXプレミアム[JPX日経400アクティブ・プレミアム・オープン]」は通貨選択型ではないが、通貨のオプション取引を行なうことから、為替の影響を受ける点では同様の注意が必要だ。
また、ダイヤモンド・ザイで掲載中のベスト30本のうち、18本が株式型。景気変動の影響を受けやすく、利回りの変動は激しい。今は高利回りだからといって油断せず、定期的なチェックはマメに行なおう。
※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。 |
【2024年11月1日時点】 |
||||
順位 | 投資信託本数 ※1 | 最低積立金額 | ||
全体 | ノーロード (手数料無料) |
積立対応 | ||
1位 | ◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
2567本 | 2567本 | 2424本 | 100円 | |
【特徴・メリット】 投資信託の販売手数料はすべて無料! 投資信託の保有残高が一定の金額を超えるごとに「楽天ポイント」が貯まるサービスもお得。また「投信残高ポイントプログラム」の対象となる6ファンド(「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」など」)については、保有しているだけで一定のポイントが還元されるのでお得。さらに投信積立の際に楽天カードを使うと0.2〜1%分、楽天キャッシュを使うと0.5%分の楽天ポイントが付与される。ポイントは投資信託の買付や投信積立の代金にも利用できる。投資信託の最新事情がわかる「楽天証券レポート&コラム」や、最大5銘柄の基準価額の推移を比較できる「投信スーパーサーチ」など、投資信託選びのサポートもバッチリ。ロボ・アドバイザーが銘柄選択や売買タイミングまで判断してくれる「楽ラップ」や、スマホ専用のロボ・アドバイザー「ロボのぶくん」を利用可能。さらに、専用バランスファンドで手軽に積立投資ができるロボ・アドバイザー「らくらく投資」も登場。 |
||||
2位 | ◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
2554本 | 2554本 | 2367本 | 100円 | |
【特徴・メリット】 投資信託の販売手数料はすべて無料で、投資信託本数の取扱本数はネット証券でトップクラス! スマホアプリ「かんたん積立 アプリ」を利用すれば、投資信託をスマホで管理可能だ。また、投資信託の月間平均保有額に応じてVポイントやPontaポイント、dポイント、PayPayポイント、JALマイルなどが貯まる「投信マイレージサービス」もお得。保有額が1000万円以上なら獲得ポイントが2倍になる(通常銘柄の場合)ので、投資信託が本格的に資産形成を考えている人には、かなりお得だ。買付&積立が100円以上1円単位に引き下げられ、初心者でも気軽に始めやすくなった。投信の買付には、VポイントやPontaポイントが利用できる。投信積立は三井住友カードによるクレジットカード決済「クレカ積立」がお得で、最大で決済額の0.5%ものポイントが貯まる。最近では、低コストなiDeCo(個人型確定拠出年金)にも力を入れており、無条件で運営管理手数料を無料にしている。 |
||||
3位 | ◆松井証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
1885本 | 1885本 | 1862本 | 100円 | |
【特徴・メリット】 投資信託の取り扱い本数を着実に増やしており、現在はランキング3位まで上昇。他社に先駆けて投資信託の販売手数料無料を打ち出したのも高評価だ。さらに投資信託の残高の最大1%分のポイントが貯まるサービスもお得。他社の類似サービスと比較しても、ポイント還元率は高水準に設定されている。投資信託ページは、人気の投信や好成績の投信がすぐにわかる各種ランキング装備、スマホでの見やすさ、直接発注など機能が充実。さらに、投資信託の組み合わせに頭を悩ませる人のために「投信工房」「投信提案ロボ」「投信見直しロボ」という3つの高機能ロボアドバイザーを用意。無料のロボアドバイザーとしては、どれも非常に高い機能を備えている。 |
||||
順位 | 投資信託本数 ※1 | 最低積立金額 | ||
全体 | ノーロード | 積立対応 | ||
4位 | ◆auカブコム証券(旧:カブドットコム証券) ⇒詳細情報ページへ | |||
1839本 | 1839本 | 1760本 | 100円 | |
【特徴・メリット】 投資信託の販売手数料はすべて無料! 信託報酬控除前のトータルリターンが見られるので、実態に合った取引コストや運用パフォーマンスがわかるのも魅力だ。また「プレミアム積立」は100円から可能。au PAYカード決済による積立なら1%ポイント還元、投資について気軽に話し合えるSNS「ファンドスクエア」も魅力。積立の銘柄選びに役立つ「セレクション」は、ジャンルごとの代表的な銘柄が複数紹介されている。ファンド探しはランキングやファンド検索から。投資信託の月間保有金額に応じて0.005〜最大0.24%分のPontaポイントがもらえる「資産形成プログラム」も上手に活用したい。 |
||||
【株アプリに慣れていない「株初心者」には特におすすめ!】 | ||||
5位 | ◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
1764本 | 1764本 | 1704本 | 100円 | |
【特徴・メリット】 投資信託の購入時手数料はすべて無料! もちろん、NISA口座での取引や「投信つみたて」による購入も手数料0円だ。クレカ積立のポイント還元率は業界トップクラスで、「dカード」や「マネックスカード」で投資信託を積立購入すると最大1.1%分のポイントがもらえる。さらに、投資信託の保有金額の最大0.26%分のポイントがもらえるのもお得。なお、貯まったポイントは投信信託の購入代金に利用できる。ファンド探しに迷ったら、自分のライフプランに合ったファンド選びを手助けする「投信ポートフォリオ診断」を参考にするといいだろう。ポートフォリオの分析やリターン予測、アドバイスなどの機能がある「MONEX VISION」も便利だ。ロボアドバイザーサービスは、1000円から始められる投資一任型の「ON COMPASS」と、最低投資金額が5万円で国内ETFで運用を行うアドバイス型の「Monex Advisor」が利用可能。 |
||||
※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。※1 投資信託本数は、各証券会社の投資信託サーチ機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合があります。 |