2014年6月、「ANA JCBカード(一般カード・ワイドカード)」「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」の支払いで貯まる「Oki Dokiポイント」を、ANAのマイルに交換するときの手数料が2000円+税から5000円+税にアップすると発表があった。2015年4月1日以降のポイント交換から適応される。(関連記事⇒「ソラチカカード」を含む「ANA JCBカード」のマイル移行手数料が2015年4月から5000円に! それでもANA系カードで最低コストは変わらず)
「ANA JCBカード(一般カード・ワイドカード)」「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」の年会費は2000円+税のため、毎年ポイント移行する場合は年会費7000円+税のクレジットカードになってしまう。
「JALカード(普通カード)」がショッピングマイル・プレミアム加入でも5000円+税のため、「ANAカード」は割高と見えるだろう。しかし、「JALカード」のショッピングマイル・プレミアムは毎年必ずかかる会費となるが、「ANAカード」のマイルへの移行手数料は交換した年度のみにかかるため、交換タイミングによってはマイル移行手数料を抑えることが可能だ。
■ソラチカカード(ANA To Me CARD PAMO JCB) | ||
還元率 | 1.5% ※ 1マイル=1.5円換算。「10マイルコース」申込時 |
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発行元 | ANAカード | |
国際ブランド | JCB | |
年会費(税抜) | 初年度年会費無料、2年目以降2000円(マイル移行手数料は年5000円) | |
家族カード | あり(年1000円、税抜) | |
おすすめポイント | 年会費+マイル移行手数料の年間維持費が安く、東京メトロの定期券購入、乗車でもポイントが貯まる! | |
マイル移行手数料を抑えるには交換タイミングを考える必要があるため、まず「自動移行コース」ではなく、「マルチポイントコース」に設定しよう。
毎年4月1日~翌3月31日の期間内なら、
何回交換してもマイル移行手数料は変わらない
次に、マイル移行手数料が発生するタイミングを見てみよう。「ANA JCBカード(ソラチカカード含む)」の場合、毎年4月1日~翌3月31日までに交換すると、その期間は何度交換しても移行手数料は同じとなる。この期間にポイント付与のタイミングを考えて交換すると、マイル移行手数料の支払いは3年に1回にすることが可能なのだ。
なぜ3年に1回のポイント交換で良いのか、記事の最後に載せた表を例にして説明しよう。
まず2015年4月1日~15日に、2015年4月15日~2016年3月15日に失効するポイント(2013年3月~翌2014年2月までに獲得したポイント)を交換。そして翌2016年3月25日頃(ポイントが付与された後)~31日までに、その時点で保有している全てのポイントを交換。これにより2015年度分の移行手数料5000円+税だけで、2013年3月~翌2016年2月まで3年分のポイントをマイルに交換することが可能となる。
マイル移行手数料が3年に1回だけになるため、「ANA JCBカード(一般カード)」「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」の実質的な年会費は、カード年会費2000円+税に、移行手数料が1667円+税と考えられる。(関連記事⇒【ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO)】維持コストの安さに加え、「PASMO」チャージや東京メトロに乗車するだけでもANAマイルが貯まる!)
■3年分のポイントを1年分の移行手数料で交換する方法 | ||||
MyJCBの表記 | 通常 ポイント |
利用者手続き | 移行手数料 | |
ポイント獲得月 | ポイント失効月 | |||
2013年 3月15日 | 2015年 4月15日 | 1 | なし | なし |
2013年 4月15日 | 2015年 5月15日 | 2 | ||
2013年 5月15日 | 2015年 6月15日 | 3 | ||
2013年 6月15日 | 2015年 7月15日 | 4 | ||
2013年 7月15日 | 2015年 8月15日 | 5 | ||
2013年 8月15日 | 2015年 9月15日 | 6 | ||
2013年 9月15日 | 2015年10月15日 | 7 | ||
2013年10月15日 | 2015年11月15日 | 8 | ||
2013年11月15日 | 2015年12月15日 | 9 | ||
2013年12月15日 | 2016年 1月15日 | 10 | ||
2014年 1月15日 | 2016年 2月15日 | 11 | ||
2014年 2月15日 | 2016年 3月15日 | 12 | ||
2014年 3月15日 | 2016年 4月15日 | 13 | なし | なし |
2014年 4月15日 | 2016年 5月15日 | 14 | ||
2014年 5月15日 | 2016年 6月15日 | 15 | ||
2014年 6月15日 | 2016年 7月15日 | 16 | ||
2014年 7月15日 | 2016年 8月15日 | 17 | ||
2014年 8月15日 | 2016年 9月15日 | 18 | ||
2014年 9月15日 | 2016年10月15日 | 19 | ||
2014年10月15日 | 2016年11月15日 | 20 | ||
2014年11月15日 | 2016年12月15日 | 21 | ||
2014年12月15日 | 2016年 1月15日 | 22 | ||
2015年 1月15日 | 2016年 2月15日 | 23 | ||
2015年 2月15日 | 2016年 3月15日 | 24 | ||
2015年 3月15日 | 2017年 4月15日 | 25 | 2015年4月1日~15日に2013年3月~翌2014年2月に貯めた78ポイント(1~12)を交換 | 移行手数料 発生 |
2015年 4月15日 | 2017年 5月15日 | 26 | なし | |
2015年 5月15日 | 2017年 6月15日 | 27 | ||
2015年 6月15日 | 2017年 7月15日 | 28 | ||
2015年 7月15日 | 2017年 8月15日 | 29 | ||
2015年 8月15日 | 2017年 9月15日 | 30 | ||
2015年 9月15日 | 2017年10月15日 | 31 | ||
2015年10月15日 | 2017年11月15日 | 32 | ||
2015年11月15日 | 2017年12月15日 | 33 | ||
2015年12月15日 | 2018年 1月15日 | 34 | ||
2016年 1月15日 | 2018年 2月15日 | 35 | ||
2016年 2月15日 | 2018年 3月15日 | 36 | 2016年3月25日~31日に、それまでに貯めた588ポイント(13~36)を交換。この時点で保有ポイントは0。 | |
2016年 3月15日 | 2018年 4月15日 | 37 | なし | なし |
2016年 4月15日 | 2018年 5月15日 | 38 | ||
2016年 5月15日 | 2018年 6月15日 | 39 | ||
2016年 6月15日 | 2018年 7月15日 | 40 | ||
2016年 7月15日 | 2018年 8月15日 | 41 | ||
2016年 8月15日 | 2018年 9月15日 | 42 | ||
2016年 9月15日 | 2018年10月15日 | 43 | ||
2016年10月15日 | 2018年11月15日 | 44 | ||
2016年11月15日 | 2018年12月15日 | 45 | ||
2016年12月15日 | 2019年 1月15日 | 46 | ||
2017年 1月15日 | 2019年 2月15日 | 47 | ||
2017年 2月15日 | 2019年 3月15日 | 48 |
■ソラチカカード(ANA To Me CARD PAMO JCB) | ||
還元率 | 1.5% ※ 1マイル=1.5円換算。「10マイルコース」申込時 |
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発行元 | ANAカード | |
国際ブランド | JCB | |
年会費(税抜) | 初年度年会費無料、2年目以降2000円(マイル移行手数料は年5000円) | |
家族カード | あり(年1000円、税抜) | |
おすすめポイント | 年会費+マイル移行手数料の年間維持費が安く、東京メトロの定期券購入、乗車でもポイントが貯まる! | |
※クレジットカードの専門家2人が選んだ、2023年の最強カードは?
⇒【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】
「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!
全8部門の“2023年の最優秀カード”を詳しく解説!
【2023年6月1日時点・最新情報】
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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【楽天カードのおすすめポイント】 楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が3.0%以上に! また、「楽天ポイントカード」や電子マネーの「楽天Edy」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強! |
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【関連記事】 ◆【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2023年の最優秀カード”を詳しく解説!(最優秀メインカード部門) ◆「楽天ポイント」が改悪続きでも“最強のポイント”である理由を専門家が解説!「楽天カード」などだけでなく、無料でポイントを獲得できるサービスが魅力! ◆「楽天カード」よりも「楽天プレミアムカード」のほうが得をする“損益分岐点”が判明! 楽天市場で年36万円を利用しない限り、年会費無料の「楽天カード」で十分! |
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◆三井住友カード(NL) |
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0.5~5.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD |
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【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 2021年2月に申し込み受付が始まった「三井住友カード」の新しいクレジットカードで、券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなどで「Visaのタッチ決済」または「Mastercardコンタクトレス」で支払うと、還元率5%に大幅アップ(※)するので、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなどを日常的に利用する人におすすめ! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、Tポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗では還元率5.0%とならない場合あり。また、一部店舗および一定金額を超える支払いでは「Visaのタッチ決済」および「Mastercardコンタクトレス」が利用不可の場合あり。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード(NL)」は年会費無料+高還元+最短翌日発行の“三拍子”が揃ったおすすめカード!「対象コンビニ&飲食店で最大5%還元」特典は利用価値あり! ◆「三井住友カード(NL)」は、年会費無料&対象コンビニで最大還元率5%のお得なクレジットカード! カード情報を記載していないのでセキュリティも抜群! |
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◆ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード |
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1.0~1.5% (※1) |
1万6500円 | AMEX | - |
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【ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードのおすすめポイント】 2021年3月から発行が始まった、高級ホテル「ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ」との提携カード。ヒルトンの上級会員資格「ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータス」が無条件で付帯し、レイトチェックアウトや部屋のアップグレード(最高でエグゼクティブ)、朝食無料サービスなどを利用できるのが最大の魅力! さらに、年間150万円以上を利用すると「ウィークエンド無料宿泊特典(金・土・日のみ利用可)」がもらえて、ヒルトンやコンラッドなどの1泊3万円以上するような高級ホテルに無料で宿泊できる! また、通常100円につき2ポイント、ヒルトン系列では100円につき3ポイントの「ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント」を獲得でき、貯めたポイントでヒルトン系列のホテルに宿泊することも可能! ※1 ヒルトン系列ホテルの宿泊にポイントを利用した場合。1ポイント=0.5円換算。 |
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【関連記事】 ◆ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード登場! ヒルトンホテルで朝食無料になる「ゴールド」会員になれるほか、カード利用で無料宿泊も可能に! ◆「ヒルトン・オナーズ・アメックス」のメリットを解説!1泊9万円強の高級ホテルへの無料宿泊特典や朝食無料サービスなど、高額な年会費以上にお得な特典が付帯 ◆【アメリカン・エキスプレス・カードを一覧で比較】アメックスが発行する13枚のカードの年会費や特典、還元率を比較して、自分にピッタリの1枚を探そう!(ヒルトン・オナーズ アメックスの解説へ) |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~5.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD |
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【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 2021年7月1日に発行が始まった、券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなどで「Visaのタッチ決済」または「Mastercardコンタクトレス」で支払うと還元率5%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトでご確認ください。※2 一部店舗では還元率5.0%とならない場合あり。また、一部店舗および一定金額を超える支払いでは「Visaのタッチ決済」および「Mastercardコンタクトレス」が利用不可の場合あり。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年100万円以上を使うと年会費が“永年無料”に! コンビニで5%還元、空港ラウンジや旅行保険などの特典も付帯してお得! ◆三井住友カード ゴールド(NL)のメリット・デメリットを解説! 同じく“実質”年会費が無料の「エポスゴールドカード」と付帯サービスなどを比較して魅力を解剖! |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~5.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay |
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【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」または「nanacoポイント」に交換した場合の還元率。 |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~3%のJCBの入門用カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆au PAY カード |
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1.0~2.0% |
初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※) |
VISA Master |
- |
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【au PAY カードのおすすめポイント】 通常還元率1.0%でPontaポイントが貯まり、マツモトキヨシやかっぱ寿司などの「au PAY ポイントアップ店」では還元率1.5~2.0%以上に達する、auユーザー以外も得するクレジットカード! さらに、スマホ決済の「au PAY」へのチャージでも1.0%分のポイントが貯まり、「au PAY(コード払い)」の利用時に0.5%分のポイントが貯まるので、合計還元率1.5%でPontaポイントを2重取りできる! しかも、初年度は年会費無料、2年目以降は年会費1375円(税込)だが、年に1回でもカード決済、もしくは携帯電話などのauのサービスを利用していれば次年度以降の年会費も無料に! ※ 2年目以降1375円。ただし、年一回でも利用した場合、もしくは「au ID」に「au PAY カード」を紐付けて、携帯電話などのauサービスを利用している場合は次年度無料。 |
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【関連記事】 ◆「auカブコム証券+au PAY カード」で積立投資すると最大5%のPontaポイントが貯まる! つみたてNISAも対象なので、これから投資を始める人にもおすすめ! ◆「au PAY カード」を使って、auカブコム証券で投資信託の積立投資をしてみた! 積立金額の1~5%分のPontaポイントが付与されるタイミングなどを検証! |
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◆セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digital |
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0.5~2.0% | 初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※1) |
AMEX | Suica |
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【セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digitalのおすすめポイント】 通常還元率は0.5%だが、QUICPay決済を利用した場合は還元率2%に大幅アップ!(※2)セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンといったコンビニはもちろん、マツモトキヨシやツルハグループなどのドラッグストア、ビックカメラやヨドバシカメラといった家電量販店など、QUICPayを利用できる店舗ではいつでもどこでも還元率2%になるので非常にお得! 貯まるポイントは、有効期限のない「永久不滅ポイント」なので、ポイントの失効を気にする必要がないのもメリット! ※1 2年目以降1100円。ただし、年一回でもクレジットカードの利用があれば次年度以降も無料。※2 年間合計30万円までの利用分が対象。以降は還元率0.5%。 |
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