
JR東日本が「JRE POINT」を開始してから、半年が経過した。「JRE POINT」とは、アトレクラブポイントやグランデュオポイントなど、JR東日本グループが運営する駅ビルのポイントを統合した新しいポイントプログラムだ。
さらに今後は、Suicaポイントやビューサンクスポイントなど、他のポイントも統合する予定となっている。
今回は、筆者が「JRE POINT」を実際に利用して感じたメリットとデメリットについて解説しよう。
【JRE POINTのメリット・その1】
レジで1ポイント=1円として使えるのが便利
今まで、筆者は、「アトレクラブビューSuicaカード」(現在は「アトレビューSuicaカード」に名称を変更)でアトレクラブポイントを貯めていた。以前は、500ポイント貯めて、アトレの入り口付近にある発券機にクレジットカードを挿入すると、発行日から半年間有効な500円分の「アトレ商品券」を発券できた。
【※「アトレビューSuicaカード」は2018年6月24日で募集を終了し、2018年7月2日に申込開始の「JRE CARD」に切り替わります!】
⇒「JRE CARD」は、アトレやペリエなどの駅ビルで還元率3.5%の「JRE POINTが一番貯まるカード」!電子マネー「Suica」のチャージでも1.5%還元で得!
■JRE CARD(ジェイアールイー カード) | ||
還元率 | 0.5~3.5% | |
発行元 | ビューカード | |
国際ブランド | VISA、Master、JCB (「Suica付き」の場合はVISA、Master、JCBから選べるが、「Suica・定期券なし」と「Suica定期券付き」の場合はVISAのみ) |
|
年会費(税抜) | 初年度無料、2年目以降477円 | |
家族カード | なし | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
Suica、モバイルSuica | |
関連記事 | 「JRE CARD」は、アトレやペリエなどの駅ビルで還元率3.5%の「JRE POINTが一番貯まるカード」!電子マネー「Suica」のチャージでも1.5%還元で得! | |
ただし、「アトレ商品券」には有効期限があるため、商品券を発券する際は、念のために1度店舗に行き、欲しい商品の在庫を確認してから、アトレの入り口に戻って商品券を発券していた。さらに、「アトレ商品券」のを4~5枚ほど発券すると、数分かかってしまうため、商品券を利用するときは、商品の在庫確認と商品券の発券で、計10分ほど無駄に時間がかかっていた。
また、アトレクラブポイントは、500ポイント貯めないと「アトレ商品券」を発券できなかったので、そのポイントを貯めるためには、単純計算で5万円分の買い物をする必要があった。しかし、アトレクラブポイントが「JRE POINT」に変わったことで、ポイント利用時の買い物がスムーズにできるようになった。「JRE POINT」 は、レジでそのまま使える上に、1ポイント(=1円)から利用できるので非常に便利だ。
【JRE POINTのメリット・その2】
貯めた「JRE POINT」は、系列施設の利用券に交換するとお得!
「JRE POINT」は、1ポイント=1円として使えるだけではなく、系列施設の利用券にも交換できる。
例えば、1000ポイントを「鉄道博物館入館引換券」に交換することが可能だ。鉄道博物館の入館料は1000円なので、1ポイント=1円の等価交換となるが、入館時にオリジナルグッズがもらえるのでお得だ。
また、メトロポリタンホテル、リラクゼ、東京ステーションホテルの利用券は、1ポイント1円以上の還元率となっている。
例えば、2000円相当の「メトロポリタンホテルズ共通利用券」は、1500ポイントで交換可能だ。ちなみに筆者は、東京ステーションホテルのバーを利用することがあるため、4625ポイントを貯めて、5000円相当の「東京ステーションホテル利用券」に交換する予定である。
【JRE POINTのメリット・その3】
キャンペーンなどで期間限定ポイントが貯まる!
アトレクラブポイントが「JRE POINT」に切り替わり、ポイント照会サイトも変更された。アクセスしてみると、「アンケートやキャンペーンで期間限定ポイントが付与される」との記載があった。
期間限定ポイントが獲得できるキャンペーンが定期的に開催されており、その中に「Webサイトで会員登録をした後、毎月20日~30日に、加盟店で1000円(税抜)以上を利用すると、「JRE POINT」 200万ポイントを山分け」というものがある。このキャンペーンの対象者には、山分け期間終了後、2週間ほどでポイントが付与される。期間限定ポイントの有効期限は、付与された日から1カ月だ。
筆者の場合、毎月30ポイントほど、期間限定ポイントが付与されている。
毎月20~30日の間に開催されるキャンペーン時に買い物をして、獲得した期間限定ポイントで、単価の安い菓子や個別包装の旅行用化粧品などを半額程度で購入するのが、筆者の最近の楽しみになっている。
【JRE POINTのデメリット】
期間限定ポイントの残高を把握しづらい
期間限定ポイントの有効期限日の19時に、アトレ店内の化粧品店で買い物をした。会計時に「アトレクラブビューSuicaカード」を提示したが、店員の方からポイントについての説明が一切ないまま決済が行われた。
決済後にレシートを確認すると、「期間限定ポイントが残っている」との記載があり、ポイントに気付くことができた。
「なぜ、あと数時間で失効するポイントの案内をしないのか?」とサービスレベルに不満を感じたが、まだ買い物をする予定があったので、次の店舗ではレシートを見ながら、期間限定ポイントを利用して買い物した。
それ以降、筆者は、アトレに入店した際、かつて商品券を発券していた機械にクレジットカードを通し、期間限定ポイントの有無、ポイント数を確認して利用するようにしている。
期間限定ポイントという新しい制度を作ったのであれば、店員が客に適切に案内できるようなシステム・運用を整えないと、ポイントを提供しているにもかかわらず、逆に顧客満足度が下がる結果になりかねない。改善を強く要望する。
なお、「JRE POINT」のアプリでも期間限定ポイントの確認は可能なので、定期的に確認すると良いだろう。
以上、今回は「JRE POINT」のメリットとデメリットについて解説した。「JRE POINT」になって利便性が向上し、期間限定ポイントも制度自体はありがたい。しかし、もう一歩、接客レベルを向上させて欲しい。今後、どんな変化があるのか、引き続き利用しながら確認していきたい。
【※「アトレビューSuicaカード」は2018年6月24日で募集を終了し、2018年7月2日に申込開始の「JRE CARD」に切り替わります!】
⇒「JRE CARD」は、アトレやペリエなどの駅ビルで還元率3.5%の「JRE POINTが一番貯まるカード」!電子マネー「Suica」のチャージでも1.5%還元で得!
■JRE CARD(ジェイアールイー カード) | ||
還元率 | 0.5~3.5% | |
発行元 | ビューカード | |
国際ブランド | VISA、Master、JCB (「Suica付き」の場合はVISA、Master、JCBから選べるが、「Suica・定期券なし」と「Suica定期券付き」の場合はVISAのみ) |
|
年会費(税抜) | 初年度無料、2年目以降477円 | |
家族カード | なし | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
Suica、モバイルSuica | |
関連記事 | 「JRE CARD」は、アトレやペリエなどの駅ビルで還元率3.5%の「JRE POINTが一番貯まるカード」!電子マネー「Suica」のチャージでも1.5%還元で得! | |
※クレジットカードの専門家2人が選んだ、2021年の最強カードは?
⇒【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2021年版】
「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!
全8部門の“2021年の最優秀カード”を詳しく解説!
【2021年3月1日時点・最新情報】
|
||||
還元率 | 年会費 (税抜) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆OricoCard THE POINT (オリコカード・ザ・ポイント) |
||||
1.0~2.5% | 永年無料 | JCB Master |
Suica ICOCA |
![]() |
【OricoCard THE POINTのおすすめポイント】 年会費無料ながら新規入会後6カ月は2.0%の高還元率で、7カ月以降も通常還元率が1.0%の高還元クレジットカード。「オリコモール」活用で「Amazon」では還元率2%になるほか、各サイトで貯まるポイントも含めれば「楽天市場」では還元率2.5%、「Yahoo!ショッピング」では還元率3.0%、サイトによっては還元率15%以上に達するなど、ネットショッピングでは最強レベル。また、「iD」と「QUICPay」を搭載しているので少額決済でも便利。貯めたポイントは「Amazonギフト券」「iTunesギフトコード」なら即時交換ができるので、ポイントの使い勝手も◎! |
||||
【関連記事】 ◆【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2021年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2021年の最優秀カード”を詳しく解説!(最優秀年会費無料カード部門) ◆年会費無料カードの還元率競争が激化!「Orico Card THE POINT」はネット通販に強く、還元率1.5~2.5%も狙える注目の新登場カード! ◆「Orico Card THE POINT」は、還元率1.0%、年会費が永年無料のお得な高還元率カード。入会6カ月間は最大還元率がなんと3.0%に! |
||||
◆dカード | ||||
1.0~3.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD |
![]() |
【dカードのおすすめポイント】 テレビCMでもおなじみの「NTTドコモ」のカードだが、auやソフトバンク利用者でもお得! 通常還元率1%と高還元で、2019年9月16日以降の申し込み分から年会費が永年無料になり、ますますお得なカードに進化! さらに「dカード」で貯まる「dポイント」は携帯電話料金に充当できるほか、JALのマイルなどにも交換可能で、ドコモユーザー以外でもお得なクレジットカードだ。 |
||||
【関連記事】 ◆「dカード」は「dポイント」を貯める最強カード! ドコモ利用者以外は年会費実質無料の「dカード」、ドコモ利用者は「dカード GOLD」がおすすめ! ◆「dカード」はドコモユーザー以外にもおすすめの「高還元+実質年会費無料」クレジットカード!ドコモユーザーなら「dカード GOLD」を使い倒せ! |
||||
◆アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード |
||||
1.5%~ | 1万円 | AMEX | Suica ICOCA |
![]() |
【アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードのおすすめポイント】 「マイル系最強カード」との呼び名が高いクレジットカード。対象航空会社・旅行会社28社で航空券代金やツアー代金を決済すると通常の3倍のポイントが貯まるので、航空会社発行のカードよりもマイルが貯まりやすいのが魅力。さらに、貯まったポイントは提携航空会社15社のマイルに自由に交換可能で、しかもポイントは無期限で貯められるのも大きなメリット! 「長距離+ビジネスクラス」の特典航空券に交換すれば、還元率は1.5%よりも高くなる! |
||||
【関連記事】 ◆【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2021年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2021年の最優秀カード”を詳しく解説!(マイル系カード部門) ◆航空・旅行アナリストがおすすめ!貯めたポイントを航空会社15社で自由に使える万能型のマイル系クレジットカードとは? |
||||
◆楽天カード |
||||
1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
![]() |
【楽天カードのおすすめポイント】 楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が3.0%以上に! また、「楽天ポイントカード」や電子マネーの「楽天Edy」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強! |
||||
【関連記事】 ◆【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2021年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2021年の最優秀カード”を詳しく解説!(最優秀メインカード部門) ◆「楽天カード」よりも「楽天プレミアムカード」のほうが得をする“損益分岐点”が判明! 楽天市場で年36万円を利用しない限り、年会費無料の「楽天カード」で十分! ◆「楽天カード」にメリット追加で還元率もアップ!さらに「楽天カード」と「楽天モバイル」の兼用でスマホ代の節約+楽天ポイントがザクザク貯まる! |
||||
◆JCB CARD W(ダブル) |
||||
1.0~3.0% | 永年無料 | JCB | QUICPay |
![]() |
【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 年会費無料で通常還元率は1.0%、「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」のセブン-イレブンやAmazonなどでは還元率2.0%、スターバックスでは還元率3.0%になるお得なカード。しかも、大手カード会社のクレジットカードだけあって、ポイントの汎用性も抜群! |
||||
【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~3%のJCBの入門用カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
||||
◆イオンカードセレクト | ||||
0.5~1.0% |
永年無料 | VISA JCB Master |
Suica ICOCA WAON |
![]() |
【イオンカードセレクトのおすすめポイント】 一般的な「イオンカード」ではポイントがつかない「WAON」チャージでポイントが貯まり、「ポイント2重取り」ができるのが最大のメリット。また、「イオンカードセレクト」の保有+月1回のカード(または搭載のWAON)決済+ネットバンキングに登録という3つの条件を満たすだけで「イオン銀行Myステージ」の「シルバーステージ」に到達し、「イオン銀行」の普通預金金利が通常の30倍=0.03%になる(こちらの記事を参照)。メガバンクの定期預金金利が0.002%の今、普通預金金利が0.03%になるのはお得!「イオンカードセレクト」以外の「イオンカード」保有者はすぐ切り替えよう! |
||||
【関連記事】 ◆イオンカードを作るなら「イオンカードセレクト」が一番お得! WAONチャージでのポイント2重取り&イオン銀行で預金金利が優遇されやすくなる特典も! ◆【イオン銀行の金利・手数料・メリットは?】イオン銀行利用者は「イオンカードセレクト」が必須!簡単に普通預金が定期預金並みの金利0.05%にアップ! |
||||