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「インデックス投資」は儲からない!? 過去10年間の運用成績がTOPIXの2.3倍を記録するスゴ腕ファンドマネジャーが「株で資産を増やす方法」を大公開!

2018年11月25日公開(2022年3月29日更新)
ザイ・オンライン編集部
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過去10年間はTOPIXの2.3倍の運用成績を誇る投資信託「厳選投資」の名ファンドマネージャー・阿部修平さんが「株で資産を増やす方法」を伝授!

発売中のダイヤモンド・ザイ2019年1月号の大特集は「今から狙う10倍株ベスト67」! 誌面では「小売りや外食など身近な株」「大きなテーマに乗った株」「ニッチ市場の高収益株」「時価総額が小さい株」「業績不振からの復活株」という条件別に、中長期で保有して株価10倍が狙える全67銘柄を掲載している。

今回はその中から「株で資産を増やす方法」と題した、資産運用会社スパークス・グループ社長・阿部修平さんへのインタビュー記事を抜粋! 誌面では、TOPIXを大きく上回る運用成績を上げる同社を率いる阿部さんに聞いた「株で資産を増やす4つの方法」や「銘柄選びの7つの極意」などを掲載しているが、ここでは2つの「株で資産を増やす方法」をピックアップして紹介しよう!

【株で資産を増やす方法(1)】
インデックス投資では儲からない! 銘柄を厳選して投資すべし

スパークス・グループ社長 阿部修平さんスパークス・グループ社長
阿部修平さん 
野村総合研究所などを経て85年に独立。世界的投資家のジョージ・ソロスから1億ドルの運用を任される。社長を務めるスパークス・グループ主力の投資信託「厳選投資」は20銘柄にしか投資しない方針。

 私は株式指数に投資する「インデックス投資」はおすすめしていません。例えば、TOPIX(東証株価指数)は約2000の銘柄から構成されていて、その中にはいい企業もあればそうではない企業も含まれており玉石混交だからです。それよりも、いい企業を見極めて投資するほうがリスクは小さいと考えています。

 ROE(株主資本利益率)が安定して高く長期にわたりキャッシュフローを生み出す企業は、経済が不安定になっても株価が下がりにくい。徹底的に調べると、いい銘柄というのはそんなに数はないのです。

 われわれが運用する「厳選投資(スパークス・新・国際優良日本株ファンド)」は現在16銘柄にしか投資しておらず、うち9社は10年以上保有しています。常にウオッチしているのは50~60銘柄にものぼります。

 こうした運用手法だからこそ、「厳選投資」はインデックスを大きく上回る運用成績を残しているのです。

スパークスが運用する投資信託の「厳選投資」は、徹底した調査で銘柄を絞り込み、20銘柄までにしか投資しない方針。この10年間でTOPIXに対して2.3倍の運用成績が出ている。
拡大画像表示

【株で資産を増やす方法(2)】
割安なものに投資せよ! いまは日本株が相対的に有利

 いま、世界経済は不安定な状況にあります。世界のGDPは約75兆米ドル、これに対して、企業と個人が抱える借金と債券の合計は約165兆ドルと2倍以上あります。米国で金利が上がり始め、投資家は神経を尖らせています。

 一方で企業の業績はいい。特に世界的に見ても日本株はまだ割安です。日本株のROEは10%ですが、中国株のROEはこの10年間で半分になり、現在は日本株のROEのほうが高い。中国株が売られて低迷するのは当然なのです。

 2018年の夏頃から海外の政府系ファンドの訪問が増えています。政府系ファンドは資産規模が大きく投資期間が長い。投資選別を進める中、日本株が長期の投資先として魅力的に映っているようです。

 世界の株のPBR(株価純資産倍率)は1.5~2.5倍ですが、日本株は1.2倍程度。日経平均株価は3万~4万円になってもおかしくはないのです。


 今回は、発売中のダイヤモンド・ザイ2019年1月号の特集「今から狙う10倍株ベスト67」の企画「株で資産を増やす方法」から、株で資産を増やす2つの方法を抜粋して紹介した。ダイヤモンド・ザイ2019年1月号では、その他2つの方法や、「ずっと上がる株選びの7つの極意」も紹介しているので参考にしてほしい。

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 「今から狙う10倍株ベスト67」特集では、ほかにも、株価10倍が狙える「小売りや外食など身近な株」「大きなテーマに乗った株」「ニッチ市場の高収益株」「時価総額が小さい株」「業績不振からの復活株」など全67銘柄を掲載しているので、ぜひ活用してほしい。

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