2012年上半期の「宇・浜ギョウザ対決」は浜松市の勝利となった。
近年、この両市のギョウザ対決が注目をあびるようになったが、ではギョウザ以外にも、ご当地市民が好んで食べるご自慢の食べ物は、ほかにもあるのだろうか?
逃げる浜松の背中が遠くなる宇都宮
7月末に発表された2012年1~6月の家計調査報告によると、1月から6月までの半年間に1世帯当たりのギョウザの購入金額が最も多かったのは浜松市の2250円。2011年のリベンジに燃える宇都宮市は1850円で、1位奪回はならなかった。

浜松と宇都宮の差は400円。宇都宮市にとって、7月から12月の下期に思い切って消費量を増やさない限り、この差を埋めてトップを奪回するのは難しい。
実はこの家計調査だが、宇・浜両市の熱気のせいでギョウザが取り上げられる機会が多いが、調査品目は実は600品目以上にのぼっている。
調査対象はめん、野菜から下着、墓石まで多種多彩
具体的にはめん類、鮮魚、野菜・果実など食料品のほか、電気・光熱費などの公共料金、さらにはトイレットペーパー、化粧品類、婦人用の下着・ストッキングから、ピアノの購入費、医療費、お父さんのお小遣い代から、墓石・葬儀費、婚礼費まで多岐にわたっている (もっともピアノや墓石は、毎月買うものではないと思うが・・・)。
そこで食品関係を中心に、主な品目のご当地特性をみてみたい。
まずはギョウザの仲間、というわけではないが、シューマイ。
シューマイと聞いて、最初に思い浮かぶのはやはりあの街だが・・・。
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