古閑「ゴルフは究極の面白さを持つ」
横峯「藍ちゃんができるなら自分もできる」
「週刊ダイヤモンド」08年11月1日号では、女子ゴルフ界屈指の実力者で賞金女王にも輝いた古閑美保が自身のゴルフ観を語っている。
まず古閑はゴルフを始めたきっかけについて、「実は初めは好きで始めたわけではありません」と打ち明ける。「学校の友達とも遊びたい年頃ですが、ゴルフ練習は毎日なので遊べません。やめたいなあと思ったことは何度もありますよ」。
しかしやめなかったのには理由がある。古閑は「自分が下手なことが嫌な性格なのです。思った球が打てない、成績が出ないというのが許せなくて続けてきました」と語る。
インタビュー当時、ゴルフ人気は下火だった。ゴルフ界の人気復活に必要なことを問われた古閑は「米国のように遊び感覚でゴルフができる環境が必要」と断じている。
そして、「ゴルフは究極の面白さを持つスポーツです。子どもの頃から楽しむ機会を持てばもっと活性化するのでは」と言い切っている。
女子プロブームを宮里藍と共にけん引した横峯さくらは、悲願のツアー初優勝を達成した直後の「週刊ダイヤモンド」05年4月30日号でインタビューに応じている。
横峯は初優勝の心境を問われ、「優勝はまだまだ先だと思っていたので実感はありません。決まったときは涙が出ました。スコアカード提出後に藍ちゃんから『おめでとう』と声を掛けられ、また涙が出ました」と答えている。
同学年の宮里とは切磋琢磨した関係だ。宮里の存在について問われた横峯はこう答えている。「アマチュア時代は良いライバルだと思っていましたが、今は一つの目標です。藍ちゃんの活躍がいい刺激になっています。藍ちゃんができるなら自分もできると」。
目標を問われた横峯はこう答えた。「藍ちゃんは5勝して1億円を稼ぎました、目標は高いですけど、私もできたらいいなと思います」。
4年後に、横峯は年間6勝を挙げ、年間獲得賞金は約1億7500万円に到達するなど、有言実行を果たしている。(敬称略)
Key Visual by Noriyo Shinoda