ふるさと納税の最大の魅力は、控除の範囲内ならいくつの自治体にいくら寄付しても2000円の自己負担で済むという点。年収700万円で専業主婦と中学生の子どもが1人いる会社員なら約4万4000円までの寄付が2000円負担の目安。ふるさと納税のメリットとともに夏に食べたい特産品ベスト3を紹介しよう。
どうしてこんなにオトクなの~?
猛暑以上にふるさと納税がアツい!
テレビや雑誌を賑わす機会が激増しているふるさと納税。最近気になり始めたという人も多いのでは…。制度自体は2008年から施行されていたにも関わらず、なぜ今こんなに注目されるのだろう。
答えはカンタン、実施する自治体が増え、お礼の特産品も競うように充実してきているから。実質2000円の負担にも関わらず、20キロのお米がもらえたり、1キロ超の甘えびが1年に何度ももらえたりと、全国津々浦々の魅力的な特産品を手軽にもらうことができるのだ。
ふるさと納税の3つの魅力

【魅力1】数万円の納税でも2000円の負担だけでブランド肉などの「特産品」がもらえる!
ふるさと納税は、何万円寄付をしようが(控除の範囲内であれば)2000円を除いた全額が戻る。つまり、上限いっぱいまで寄付をして、その分多くの特産品をもらうほうがオトクということ。どうせ始めるならちょっとだけより、ガツンと寄付するのが正解だ。

【魅力2】複数の自治体の特産品をもらいつつ寄付金を合算してまとめて控除できる
控除の範囲内でなるべく多く寄付するのが正解だが、寄付は一つの自治体に絞る必要はない。複数の自治体への寄付金の合算もOKなので、低めの寄付金から受け付ける自治体を複数組み合わせて、控除の限度額一杯を狙うのも手だ。

【魅力3】申し込み&送金後の商品到着までも早い!すべてがお手軽にできるのもうれしい
申込書をダウンロードして記入したら、メールで送信、などネットを使えばふるさと納税はとても手軽。時期を選ばないお礼品であれば、申し込みから2週間程度で特産品が届くこともザラ。株主優待に慣れてる人は驚くかも。
夏に食べるなら牛肉もすき焼用ではなく
バーベキュー向きの焼き肉用を狙え!
さてこのふるさと納税、「納税」と言うものの、その実態は自治体への寄付。「実質2000円の負担で残りは全額戻る」というのは、寄付金控除という制度を利用しているから。ではこの制度をうまく活用するにはどうすればいいのだろうか。
まず、重要なのは2000円負担で済む寄付額の上限を知ること。その限度を超えると、段階的に負担額が増えていく。上限額の目安は納めている住民税の1割程度だ。
次に、この制度を活用するには確定申告が絶対条件となる。申告しない限り寄付金は戻ってこないので、寄付した翌年には必ず申告しよう。
申告の際忘れてならないのは、寄付先の自治体が発行する「寄付金受領証」の添付だ。これがないとお金が戻らない。申告まで大事に保管すること。この受領証は特産品と一緒に送られてきたり、別々だったりと自治体により様々なので注意しよう。ただ。確定申告は来年2月にやるべきことなので、今から確定申告のことをあれこれ考えるよりも、まずは納税をして受領証を保管しておいて、来年確定申告のことは考えるくらいで大丈夫だ。
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