投資信託おすすめ比較[2022年]
2018年6月4日 ザイ・オンライン編集部

ひふみ投信、さわかみファンドなど「独立系」投信の
成績を徹底比較! 投資信託はファンドマネジャーの
熱い"運用哲学"ではなく、冷静に"運用成績"で選べ!

レオス・キャピタルワークスが運用する「ひふみプラス」や老舗の「さわかみファンド」など、人気の「独立系」投資信託を選ぶ際の注意点を紹介!

銀行や証券会社に属さない独立系運用会社が人気だ。そこで、ダイヤモンド・ザイでは「買える×買えない『独立系』投信の辛口診断!」を特集。主要10社の代表的な投信の実力と注意点をズバリ解説している。 

今回はその中から、「独立系」投信が注目を集める理由や、選ぶ際の注意点についての記事を抜粋して紹介しよう!

個性が評価されて人気が爆発!
つみたてNISAの対象投信も

 ひふみプラス、さわかみファンド、結い2101……銀行や証券会社などのグループに属さない「独立系」の運用会社が運用する投資信託に注目が集まっている。主要10社が運用する投信37本の純資産残高の合計は、2018年3月末で1兆5000億円を突破した。2017年3月末時点では8300億円だったので、この1年間で83%も増加したことになる。約6100本ある公募投信全体の増加率は11%だったから、その躍進ぶりがよくわかる。

 独立系投信の歴史は意外に古い。1999年8月、さわかみ投信が自社の名前を冠した投信を始めたのが最初で、それ以降、他の独立系運用会社も次々に投信を設定、今年で20年を迎える。各社とも各地でセミナーを積極的に開催して、運用者自身が方針を伝えるなど「顔が見える」運用スタイルが好評で、投資家が増えてきた。この10年間は運用成績が飛躍的に伸びた投信も登場。つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)に採用される投信も現れ、注目度はさらに高まってきている。

大切なのは「哲学」にあらず!
運用成績は冷静に確認を!

 「長期保有でじっくり育てる」「世界の株に分散投資」「社会に役立つ会社を育てる」……独立系運用会社のサイトに行くと、最初に目に付くのはその会社や投信の運用方針の説明。「哲学」と思えるほどじっくり熱く語られているケースも多い。この点について、ファイナンシャルリサーチ代表の深野康彦さんは、「自分たちの考え方に共鳴してくれる人が買ってくれればいいという方針でコツコツ資産を増やしてきたのが独立系運用会社」だからと、説明する。

 「自分たちと同じ考えの投資家が集まれば、資金の流出が少なくなるため、運用が安定します」(深野さん)

 ただ、目論見書や運用レポートなどの重要文書がサイトの奥深くまで探さないと見つからない会社や、サイトがスマホ対応になっていない会社もある。スピーディに情報を収集することを好み、かつデータ重視の投資家が増えてきた昨今では、「ちょっと時代に合わないとすら思う」ケースがあると、楽天証券経済研究所・篠田尚子さんは言う。

 「投資家にとって最も重要なのは、やはり運用力の高さ。それを見極めるためには過去の運用実績をキチンと確認すべきです」(篠田さん)

 主要独立系投信の成績を比較してみた!
  成績 最新の
基準価額
1年 3年 5年 10年
日本株型タイプ ◆ひふみプラス(レオス)
31.4% 66.9% 154.0%
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◆さわかみファンド(さわかみ)
18.7% 18.0% 75.7% 75.1%
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◆厳選投資[スパークス・新・国際優良日本株ファンド](スパークス)
24.5% 44.2% 152.8% 265.6%
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◆結い2101(鎌倉)
14.7% 19.2% 42.5%
 
◆コモンズ30ファンド(コモンズ)
22.2% 28.4% 73.7%
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【市場平均】TOPIX配当込指数
18.5% 18.9% 68.9% 60.8%
 
  成績 最新の
基準価額
1年 3年 5年 10年
日本株&世界株型タイプ ◆セゾン資産形成の達人ファンド(セゾン)
14.1% 19.9% 92.5% 146.5%
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◆みのりの投信(ポートフォリア)
18.5% 48.7% 74.8%
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◆ファンドの宝石箱[ありがとうファンド(ありがとう)
9.5% 11.4% 57.4% 69.3%
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◆コドモファンド(クローバー)
23.1% 32.4% 83.4%
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◆ユニオンファンド(ユニオン)
8.2% 10.7% 48.9%
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【市場平均】TOPIX配当込指数
-0.3% -2.3% 45.1% 32.7%
 
※各タイプの純資産額が多い順に掲載。地の色が"濃い黄色"の個所の成績は各タイプの成績トップ、文字の色が黒の成績は指数より成績が低いことを示す。ひふみプラス、さわかみファンド、コモンズ30は外国株にも投資できるが、資産のほとんどを日本株に投資しているため、日本株型タイプに入れた。

 上は主要独立系運用会社の旗艦投信10本を比較したもの。中には、短期や長期の成績が市場平均よりも劣る投信もある。「哲学」に共鳴する前に、投資家ならこうした「事実」をまずしっかり確認しておきたい。