今週のズバっとランキング!
【第4回】 2012年6月1日 ザイ・オンライン編集部

全体相場より高いリターンが期待でき、
反転上昇を始めつつある銘柄ベスト30

ベータ値と移動平均かい離率に注目!

逆風の中で頑張っている株を探し出す

 欧州経済危機などの要因で低迷を続けている日本株だが、それでも直近は株価が反転・上昇に転じている銘柄は少なくない。

 今回のランキングでは、ベータ値と移動平均かい離率に注目して、そんな頑張っている銘柄を探し出してみた。

 ベータ値とは、その株の値動きが日経平均とかTOPIX(トピックス)などの値動きに対して大きいか小さいかを示す指標

 ベータ値は共分散という数字を用いて算出するのだが、複雑なのでここでは省略。要は、下記のようになると、ざっくり覚えてくれればいい。
●ベータ値が1→TOPIXの値動きと同じ方向で同じ値動き
●ベータ値が-1→TOPIXの値動きと反対方向に同じ値動き
●ベータ値が2→TOPIXの値動きと同じ方向で2倍の値動き
●ベータ値が-2→TOPIXの値動きと反対方向で2倍の値動き

 なお、ベータ値はかならずしも整数というわけではなく、1.2とか0.9といった数字で表現される場合のほうが多い。

 今回のランキングでは、まず、出来高が多くて売買しやすい東証1部銘柄を対象にベータ値が1以上の銘柄を選び出した。TOPIX(つまり全体相場)の値動きよりも大きな値動きが期待できるというわけだ。

 もちろん、TOPIXが値下がった時にはそれより大きな値下がりになるので注意が必要だが、昨今のように全体相場がかなり下がっている場合には、これから全体相場が反転した場合、それよりも高い反転率が期待できるというわけだ。なお、今回のベータ値は過去90日間の日次変化率で算出している。

株価の反転が始まったばかりの銘柄を選出

株価が移動平均線の上にある場合はかい離率はプラスに、株価が平均線の下にある場合はマイナスになる

 そのうえで、移動平均かい離率にも注目した。このテクニカル指標は過去のランキング(「テクニカル指標で発見! 株価に上昇余力が強くて今が買い時の株ベスト30」)でも取り上げたが、株価が移動平均値とどの程度離れた水準にあるか(かい離しているか)を示したもの

 移動平均かい離率は売られすぎ・買われすぎの判断に用いる。つまり、ざっくりいえば下記のようになる。

●かい離率がプラス方向に大きいほど買われすぎ→株価はやがて下降する
●かい離率がマイナス方向に大きいほど売られすぎ→株価はやがて上昇する

 今回は、5日と25日の2種類のデータを算出し、下記の条件で銘柄を選び出した。

1)5日移動平均かい離率が0%以上2%未満
2)25日移動平均かい離率が0%未満

 この2つの条件で、「直近の株価は短期の移動平均線(5日線)を上回ってきているが、その上昇はまだ始まったばかりで、25日移動平均線を上回るほど過熱していない、つまり値下がりリスクに乏しい」銘柄を選び出すという狙いがある。なお、移動平均線については本サイトの「チャートで上がる株がわかるじゃん」(第4回:そもそも移動平均線って何なのよ?の巻)で詳細に解説しているので、そちらもご覧いただきたい。

 今後、全体相場(トピックス)が反転に生じる際には、この上昇が本格化して、全体相場よりも高いリターンが期待できる銘柄、というわけだ。

 では、どんな銘柄がピックアップされたのか、次ページで公開する。