家計再生コンサルティング
2013年5月1日 

手取りが増えなくても家計の黒字は作れる!守れる!
「支出の割合」をきちんと正しく見直そう!(2)

Part2:貯めてる人の「支出の割合」活用法は?

ザイ・オンラインの連載『家計再生コンサルティング』でもおなじみの、家計再生コンサルタント・横山光昭さん。3月中旬発売の新刊『約7000世帯の家計診断でわかった!ずっと手取り20万円台でも毎月貯金していける一家の家計の「支出の割合」』では、連載でも大好評だった"「支出の割合」を知ることで理想的に家計を管理する方法"を深く掘り下げている。前回、なぜ「支出の割合」が家計管理において重要なのかを聞いたが、今回は「支出の割合」の上手な活用法を語ってもらった。

――「支出の割合」を決めて予算を考えるべきとのことですが、家計の状況は人それぞれ違うもの。「割合」をあてはめられないケースも多いのでは?

横山 もちろん、家計の状況はバラバラです。たとえば、手取りが同じ20万円だとしても、家族構成や住んでいる地域によってお金の使い方は全然違うはずなので、「支出の割合」もまた変わります。

 そのため、私の著著『ずっと手取り20万円台でも毎月貯金していける一家の家計の「支出の割合』では単身者~大学生の子どもを抱えた家族まで、都市部在住か地方在住かも考慮して、24パターンの割合を載せています。その中から、いまの自分が参考にすべき割合を見つけられるでしょう。

 ただ、該当する「支出の割合」を見つけても、それに自分の家計を完璧にあてはめるのが難しい例もあるかもしれません。たとえば、いま派遣で仕事をしていて、勤務先から交通費が支給されない。そのため、「支出の割合」にあてはめようとしても、交通費がどうしてもオーバーしてしまう……なんてケースも考えられます。

 そんなときでも、「通勤の交通費は削れないけど、せめてそのほかの交通費を浮かすために、自転車を活用しよう」とか、「車を手放すことで、"移動"にかけるお金を削ろう」といった具合に、割合を出費の調整の目安にはできるのです。

 やむをえない理由で使いすぎになってしまう費目があるなら、ほかの費目を調整しつつ予算を組む。このとき、(1)貯蓄の割合だけは動かさないこと、(2)極端に何かの費目を削らないこと――たとえば、食費だけ異常に減らして帳尻を合わせる……などですね。この2点を守れば、家計の状況によらず「支出の割合」を活かしていくことは可能です。その具体的な調整の仕方も著書の中で解説していますので、興味のある方はぜひご一読ください。

【支出の割合の例】自分なりに微調整しながら上手に活用しよう!