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第890回
IHIと日揮が造船所出資で狙うペトロブラスとのパイプ
週刊ダイヤモンド編集部
6月27日の午後7時半、東京・青山の瀟洒なレストランで、日本の造船業の将来を占う調印式がひっそりと開かれていた。集まったのは、日本とブラジルの船舶・海洋業界を結ぶ立役者ばかりだった。日本からは、IHIの釡和明会長と斎藤保社長、ジャパンマリンユナイテッドの蔵原成実会長と三島愼次郎社長、日揮の重久吉弘グループ代表と竹内敬介会長ほか。
IHIと日揮が造船所出資で狙うペトロブラスとのパイプ
第236回
ベーリンガーインゲルハイムジャパン社長、エスエス製薬会長 鳥居正男 エスエス完全子会社化から3年 グループの一体感を強める
ドイツの大手製薬会社、ベーリンガーインゲルハイム(BI)は、2010年に株式の公開買い付け(TOB)でエスエス製薬を完全子会社化して、3年間が経過した。その後、BIグループ全体の経営はどうなったか。日本国内のホールディングカンパニーであるベーリンガーインゲルハイムジャパン社長で、エスエス製薬会長でもある鳥居正男氏に聞いた。
ベーリンガーインゲルハイムジャパン社長、エスエス製薬会長 鳥居正男 エスエス完全子会社化から3年 グループの一体感を強める
第125回
【コスモ石油】 千葉製油所の長期停止で財務が悪化し無配転落 疑問符のつく再建計画
週刊ダイヤモンド編集部
度重なる事故で長期停止した千葉製油所が今月、再稼働を果たす。有利子負債が8429億円にまで膨らむなど財務は大幅に悪化している。会社が主張する通りに再建の道筋はついているのか。
【コスモ石油】 千葉製油所の長期停止で財務が悪化し無配転落 疑問符のつく再建計画
第889回
歴代社長4人が中枢から退去 シャープの“伏魔殿”が解体へ
週刊ダイヤモンド編集部
6月25日、大阪市内で開かれたシャープの株主総会でのこと。会場に集まった株主の1人が、質疑応答の時間に「歴代社長の部屋をそのまま残すのですか。ゾンビ経営から決別できるのですか?」と質問を投げかけた。この株主は本誌記事を引用し、「仲よしグループで経営しているのか」と詰め寄ったのだ。
歴代社長4人が中枢から退去 シャープの“伏魔殿”が解体へ
第235回
MonotaRO代表執行役社長 鈴木雅哉 右肩上がりで100万登録者突破 間接資材を開拓した超ニッチEC
週刊ダイヤモンド編集部
工場用の間接資材をインターネット販売し、好業績を維持しているモノタロウ。ネジやボルトなど一見地味な商品を扱っているものの、営業利益率は年々改善し、今や10%を超えている。この度、登録者100万人を突破した理由について37歳の鈴木雅哉社長に聞いた。
MonotaRO代表執行役社長 鈴木雅哉 右肩上がりで100万登録者突破 間接資材を開拓した超ニッチEC
第234回
JX日鉱日石金属社長 足立吉正 チリのカセロネス銅鉱山開発で「鉱山+製錬所」へと原点回帰
国内の銅鉱山開発が絶えて久しい中で、南米のチリで初となる日系企業100%出資の銅鉱山が生産を開始した。その意気込みを聞く。
JX日鉱日石金属社長 足立吉正 チリのカセロネス銅鉱山開発で「鉱山+製錬所」へと原点回帰
第124回
【松竹】 歌舞伎座建て替えで有利子負債が拡大 不動産事業は成功するか
週刊ダイヤモンド編集部
歌舞伎座が2013年4月2日に開場したが、併設するタワービルを含めた総工事費は430億円。親会社の松竹には1000億円を超える有利子負債負担が重くのしかかる。
【松竹】 歌舞伎座建て替えで有利子負債が拡大 不動産事業は成功するか
第233回
住友ゴム工業社長 池田育嗣 業界最速のグローバル展開 買収でアフリカに本格進出
週刊ダイヤモンド編集部
「ダンロップ」や「ファルケン」ブランドのタイヤを手がける住友ゴム工業。新興市場開拓をどうするのか、池田育嗣社長に迫った。
住友ゴム工業社長 池田育嗣 業界最速のグローバル展開 買収でアフリカに本格進出
第888回
アジア人の大衆エンタメへ 浅草六区再開発の狙い
週刊ダイヤモンド編集部
かつて日本一の歓楽街とうたわれた「浅草六区」。松竹の子会社が運営していた浅草中映劇場跡地の建て替え後の姿が最近、明らかになった。その名も「マルハン松竹六区タワー」。地下1階、地上8階建てだが、1~3階が遊技場で、劇場はその上にある。
アジア人の大衆エンタメへ 浅草六区再開発の狙い
第887回
みずほ完全統合で払拭なるか 根強い旧行意識、3番手意識
週刊ダイヤモンド編集部
6月4日夜、東京・内幸町。ある建物の中に、サッカー日本代表のワールドカップアジア最終予選に熱い声援を送るため、約800人が集った。旧みずほ銀行本店の講堂に、首都圏から行員らが集結、大型スクリーンで試合を観戦したのだ。その中には、みずほフィナンシャルグループ(FG)の社長で、合併後のみずほ銀行の頭取も兼任する佐藤康博氏の姿もあった。
みずほ完全統合で払拭なるか 根強い旧行意識、3番手意識
第886回
独で抗てんかん剤を販売中断 エーザイのやむを得ない事情
週刊ダイヤモンド編集部
エーザイは、6月下旬に抗てんかん剤「ファイコンパ」について、ドイツでの販売を一時的に中断すると発表した。ファイコンパは、世界で1000億円超の売り上げが見込まれる期待の大型新薬だ。ドイツでは2012年9月に発売、これまで3000人以上に投与されている。現在、欧州7カ国で販売され、米国でも昨年10月に承認されたばかりである。
独で抗てんかん剤を販売中断 エーザイのやむを得ない事情
第232回
東芝社長 田中久雄 利益を犠牲にせず成長実現 “田中色”を鮮明に打ち出す
2月の社長就任会見では、西田厚聰会長と佐々木則夫社長(当時。現副会長)という首脳級2人の経営をめぐる価値観のズレが明らかになった東芝。その中で田中新社長がいかに独自色を出せるか。
東芝社長 田中久雄 利益を犠牲にせず成長実現  “田中色”を鮮明に打ち出す
第885回
サントリー食品上場で加速する食品M&A合戦
週刊ダイヤモンド編集部
 7月3日、サントリーホールディングス(HD)の中核事業会社であるサントリー食品インターナショナルが東証1部に上場した。初値は公募・売り出し価格を上回る3120円。株式時価総額は約9700億円と、食品業界ではキリンHD、アサヒグループHDに次ぐ規模の上場企業が誕生した。
サントリー食品上場で加速する食品M&A合戦
第884回
「川重クーデター」で統合破談 三井造船が探る次の嫁ぎ先
週刊ダイヤモンド編集部
6月13日、川崎重工業は、臨時取締役会で、半ば強引に三井造船との経営統合の交渉を進めていたという理由から、長谷川聡社長ら3人の役員を電撃解任した。“株主総会前の造反劇”という異例の事態は、産業界のみならず、一般社会からも注目されることとなった。
「川重クーデター」で統合破談 三井造船が探る次の嫁ぎ先
第883回
日産、復活「ダットサン」デザイン世界初公開!新興国共通ブランド投入で巻き返し
週刊ダイヤモンド編集部
7月1日、日産自動車は新興国向けのグローバル共通ブランド「ダットサン」の車体デザインを世界初公開した(イメージ写真を参照)。ダットサンブランドは、来年に順次、インド、インドネシア、ロシア、南アフリカ共和国の4ヵ国へ投入される予定で、成長著しい新興国の顧客層を開拓する。日産にとって、ダットサンは、「ニッサン」、高級車ブランド「インフィニティ」に続く第3のグローバルブランドとなる。
日産、復活「ダットサン」デザイン世界初公開!新興国共通ブランド投入で巻き返し
第882回
株主優待の内容を切り下げ配当重視に替えたJALの賭け
週刊ダイヤモンド編集部
昨年9月に再上場した日本航空(JAL)。株式の売り出し価格は想定を上回り、内外の投資家から人気を呼んだのは記憶に新しい。個人投資家にとって、お目当ての一つは手厚い株主優待にあるが、実はJALのそのサービス内容がかつてに比べると切り下がっている。
株主優待の内容を切り下げ配当重視に替えたJALの賭け
第881回
ソフトバンクが米国進出に王手も 漁夫の利得たAT&Tとベライゾン
週刊ダイヤモンド編集部
「今日は大変いい日です」――。ソフトバンクの株主総会が開かれた6月21日、約4000人の株主らを前に、孫正義社長は満面の笑みを浮かべてこう語った。なぜならば、懸念されていた米通信事業者3位のスプリント・ネクステルの買収に、ついに王手をかけたからだ。
ソフトバンクが米国進出に王手も 漁夫の利得たAT&Tとベライゾン
第231回
旭硝子社長 石村和彦 ブラジルと東南アジアを重点開拓 電子ガラスの収益は転換を迎えた
高成長を支えた液晶ガラス事業に依存した収益構造から、どのように脱却するのか。新興市場と次世代商品の拡大戦略について聞いた。
旭硝子社長 石村和彦 ブラジルと東南アジアを重点開拓 電子ガラスの収益は転換を迎えた
第880回
タイ大手銀に過半出資する三菱UFJ買収戦略の内幕
週刊ダイヤモンド編集部
千載一遇のチャンスだった。2012年9月、経済成長が続くタイで、資産規模5位のアユタヤ銀行の株が売りに出されるとの情報が、世界の金融機関を駆け巡った。情報を受け、アジア事業を強化している日本の銀行勢は一瞬、色めき立ったが、すぐに壁にぶち当たる。タイの単一持ち株規制によって、アユタヤ銀に出資した場合、現地に開設している支店を統廃合しなければいけないためだ。
タイ大手銀に過半出資する三菱UFJ買収戦略の内幕
第123回
【三菱自動車】優先株処理の第1段階 御三家支援体制の下「消却+減資」案が浮上
週刊ダイヤモンド編集部
三菱自動車が経営再建の総仕上げに入っている。復配にめどをつけた次の課題は優先株の処理である。来年6月のXデーに向けて、三菱御三家による水面下の交渉が始まっている。
【三菱自動車】優先株処理の第1段階 御三家支援体制の下「消却+減資」案が浮上
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