
2025.3.13
原油相場はトランプ「朝令暮改」で方向感なく、米関税と地政学リスクの不透明感強く
米国の景気鈍化や需要減少懸念から原油相場は足元で下落している。朝令暮改のトランプ政権の関税政策、ガザやウクライナでの停戦交渉など不透明感の材料が多く、相場の先行きは方向感が出にくい展開となりそうだ。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部主任研究員
2025.3.13
米国の景気鈍化や需要減少懸念から原油相場は足元で下落している。朝令暮改のトランプ政権の関税政策、ガザやウクライナでの停戦交渉など不透明感の材料が多く、相場の先行きは方向感が出にくい展開となりそうだ。
2025.2.13
トランプ政権の関税政策は銅相場にも大きく影響する。米国のCOMEX(ニューヨーク商品取引所)の相場には価格上昇圧力がかかる。関税の報復合戦で中国の輸出が減少することは中国の銅消費減少につながり、価格の押し下げ要因となる。
2025.1.16
米国の金融政策動向、中東の地政学リスク、中国の景気動向…。強弱の材料が入り交じり、原油価格は一進一退の動きを続けている。今後も、トランプ政権の政策の不透明さもあり、方向感の出にくい相場展開となりそうだ。
2024.12.19
米大統領選挙前の先行き不透明感の高まりなどから金相場は10月に史上最高値を更新した。大統領選挙の結果が確定した後は、中国人民銀行をはじめとする公的部門の購入など買い材料と、米国利下げペース鈍化などの売り材料が交錯し、しばらくはもみ合…
2024.11.21
原油相場は9月以降、横ばい圏で推移している。中東情勢や中国景気など相場を一方向に動かす材料とはなっていない。トランプ氏の大統領復帰によるエネルギー政策変更、中東政策、中国政策などの相場への影響は読み切れない。方向感のない展開が続き…
2024.10.24
銅相場は1万ドル前後の一進一退の動きを続けそうだ。中国による景気刺激策など好材料はすでに織り込み済み。米国の利下げ観測や地政学リスクなど強弱の材料が綱引きをしている状況が続くとみられ、相場が上下に大きく振れることはないだろう。
2024.9.26
米国や中国経済の減速傾向は原油相場にとって売り材料。一方で、中東などの地政学リスクの高まりは相場を押し上げる。双方の綱引き状態が続き、今後も原油価格は一進一退の動きとなりそうだ。
2024.8.29
金の現物相場は、3~4月に急騰して2400ドル台まで上値を伸ばし、その後、上昇ペースは鈍ったものの、5月、7月に史上最高値を更新した。足元も8月20日に1トロイオンス当たり2531.60ドルを付け、最高値を更新している。今後も二つの買い主体に支えら…
2024.8.1
ウクライナや中東情勢など地政学リスクの高まりもあり、6月上旬に底を付けた原油相場は上昇に転じたが、上値が重い展開が続いている。ドル相場との連動性も薄れ、相場を方向付ける要因が乏しいのが現状である。
2024.7.4
銅相場は5月に史上最高値を更新したが、その後は下落した。EV(電気自動車)向けなどに中期的には需要増加が見込めるものの、足元では中国需要の停滞懸念や米金利の高止まり観測が相場の重荷になっている。
2024.6.6
イスラエルとハマスの紛争など地政学リスクの高まりを受けて、原油相場は4月に高値を付けたが、その後は値を下げている。OPECプラスは、6月2日に減産継続を決定したものの、相場の反応は鈍い。
2024.5.9
3月初旬以降、金相場は最高値更新を繰り返した。中東での紛争激化に伴う地政学リスクの高まりや米国の利下げ観測がその背景にあった。ただ、弱気材料に対する反応が鈍く上昇スピードがやや速すぎた。今後地政学リスクが緩和するような状況になれば…
2024.4.11
ロシアとウクライナ、イスラエルとハマスの紛争など地政学リスク、堅調に推移する米国経済、底打ちの気配が見える中国経済。どれも原油相場を押し上げる決定的な材料となっていない。24年後半に米国の利下げが進めばドル安から原油価格には上昇圧力…
2024.3.14
銅相場はしばらくレンジ相場となりそうだ。主要需要国である中国の景気停滞による需要減などが上値を抑える一方、米利下げ観測やEV(電気自動車)向けなど中長期の需要拡大見通しなどが下値を支える。
2024.2.15
原油相場はボックス圏の動きを続けている。中東情勢など地政学リスクの高まり、産油国の自主減産という相場の押し上げ材料と中国経済停滞、主要国中央銀行の利上げによる景気減速という下押し材料の綱引きが続いている。
2024.1.18
金相場は2023年12月に史上最高値を更新した。その後もほぼ2000ドル台を維持している。米利下げ期待はあるものの、ドルの実質金利は高止まりしているにもかかわらず、高値圏で推移している理由を検証した。
2023.12.21
原油相場は足元下落基調で推移している。値頃感が出ているともいえるが、中東情勢を巡る懸念の緩和や米中経済減速による石油需要の鈍化で需給が緩みやすくなっている。当面は一進一退の動きが続きそうだ。
2023.11.23
世界景気の動向に敏感な指標として注目される銅相場は、2023年8月初めに1トン当たり8860ドルと6月以来の高値に上昇した後、下落傾向で推移して10月下旬には7856ドルと2022年11月以来の安値を付けた。その後、一進一退の中で、11月半ばには8300ドル…
2023.10.26
産油国による協調減産で原油相場は押し上げられてきた。10月に入り米金利高・ドル高で下落に転じるも、イスラエル・ガザ紛争で再び上昇圧力が強まり、高止まりした水準で推移している。
2023.9.28
9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で追加利上げの可能性が示唆された。金利上昇は金相場にとってマイナス材料。しかし、ウクライナ情勢、米政府機関の閉鎖懸念などリスクオフ要因には事欠かず、金相場は底堅い展開が予想される。
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