枝久保達也
東海道新幹線「のぞみ」が、3月14日で運行30周年を迎える。その誕生の経緯と、実現までの苦難、そして、新幹線の歴史において果たした役割とは。

JR上場4社と大手私鉄15社は2021年度第3四半期決算を発表した。前年比で大きく改善した今回の決算で見えた、鉄道各社の現状と課題とは。

総務省は1月28日、2021年の住民基本台帳の人口移動報告を発表した。外国人を含めた集計を開始した2014年以来、東京23区は初めて、転出した人が転入した人を上回る「転出超過」となったことが注目された。だが、歴史的に見れば、東京の転出超過は決して珍しいことではない。

横浜市は1月25日、相鉄本線の一部区間を地下化し、10カ所の踏切を減らす計画を明らかにした。東京や大阪などでも大規模な高架化の計画があるが、予定より大幅に遅れるなど難航している。そもそも日本の主要都市における踏切の数は、海外と比べて多い。その理由はどこにあるのか。

1月6日は首都圏で4年ぶりの大雪警報が発令され、鉄道や航空機などで遅れや運休が生じた。鉄道各社は長年にわたり雪と戦ってきた。その歴史を振り返る。

鉄道各社は昨秋以降、業績が回復傾向にあるが、感染力が強いオミクロン株の影響で経営環境が再び不透明になりつつある。今年度、鉄道各社の黒字化は果たして可能なのか。

コロナ禍から3年目、2022年を迎えた。再び変異株が猛威をふるうのか、感染状況が落ち着き鉄道利用は徐々にコロナ前へと回帰していくのか、未来は見通せない。しかし私たちは過去を振り返ることはできる。今後を占うためにも、100年前、50年前を振り返ってみよう。

JRと私鉄各社は12月17日、2022年春のダイヤ改正の概要を発表した。前回、2021年3月のダイヤ改正では各社横並びで終電の繰り上げを実施したが、それ以外の大きな変更はなかった。しかし今回の改正は新型コロナの影響を色濃く反映したものとなった。

愛知県には日本有数の規模を誇る離島がある。日間賀(ひまか)島、篠島、佐久島だ。JR東海は今月から来年3月末まで、これら3島をめぐるキャンペーンを実施している。3島の魅力はどこにあるのか。フグとタコの島で知られる日間賀島の宿泊プランを体験してみた。

「現場力」に支えられた「超人的」な列車運行で、長らく称賛されてきた京浜急行電鉄。だが、運行管理の中核を担う「運転主任」への負荷は大きく、さらに職人気質な上下関係や特殊な昇格制度などにより、運転主任間でのパワハラも深刻化している。過度のストレスやプレッシャーはヒューマンエラーを誘発しかねず、早急な改善が求められる。

奇々怪々な出来事としか言いようがない。JR西日本岡山支社の男性運転士が1分間の未払い賃金56円の支払いを求めてJR西日本を訴えていると、11月6日付の読売新聞が伝えた。一体どういうことなのか。

JR東海は11月17日、今年で34回目となる総合事故対応訓練を実施し、報道陣に公開した。中でも注目されたのが、10月末に京王線で発生した刺傷事件を踏まえて行われた不審者対応訓練だ。その様子をリポートする。

大手私鉄15社の中間決算が出そろった。昨年度に比べて業績回復が顕著となったものの、アフターコロナに向けた新たな課題も浮き彫りとなった。

今年11月14日で、誕生から150周年を迎える埼玉県。1883年に県内初の鉄道が開業し、その後、東京を中心とした交通ネットワークにおいて重要な役割を担ってきた埼玉県の鉄道網の歴史とは。

JR西日本とソフトバンクは9月27日、滋賀県野洲市の車両基地内に設置した専用テストコースで自動運転と隊列走行技術を用いたBRT(バス高速輸送システム)の実証実験を開始すると発表した。そこで、JR西日本イノベーション本部次世代モビリティ開発担当・不破邦博担当課長に、実験の狙いなどについて聞いた。

東京・調布市を走行していた京王線の車内で10月31日、乗客の男女17人が刃物で切りつけられるなどして重軽傷を負った。停車した車内から多くの人が脱出するニュース映像を見て、次のように疑問に思った人は多いのではないか。なぜ乗客はドアではなく窓から脱出しなければならなかったのか。

大阪都心部と関西空港を結ぶ「なにわ筋線」の建設に向けた準備工事が10月26日から始まった。国鉄時代に始まった構想が2010年代になって具体化した背景には何があったのか。

新型コロナウイルスの感染拡大で鉄道各社が大きな打撃を受ける中、JR東海が取り組み始めた、アフターコロナに向けた取り組みの数々とは。

横浜市の京浜急行線の踏切で2019年9月、快特列車と衝突したトラックの運転手が死亡し乗客らが重軽傷を負った事故で、神奈川県警は9月7日、列車の男性運転士を業務上過失往来危険と業務上過失致死傷の容疑で書類送検したと発表した。だが、運転士の責任を問うだけでなく、事故を生み出した根本的な要因を摘み取らなければ、同様の悲劇が再び起きる可能性もある。

10月7日夜に発生した最大震度5強の地震により、首都圏の鉄道は一斉に運転を見合わせた。だが、鉄道各社によって運転再開までの時間は大きく異なった。なぜこのようなことが起きるのだろうか。
