枝久保達也
JRと私鉄各社は12月17日、2022年春のダイヤ改正の概要を発表した。前回、2021年3月のダイヤ改正では各社横並びで終電の繰り上げを実施したが、それ以外の大きな変更はなかった。しかし今回の改正は新型コロナの影響を色濃く反映したものとなった。

愛知県には日本有数の規模を誇る離島がある。日間賀(ひまか)島、篠島、佐久島だ。JR東海は今月から来年3月末まで、これら3島をめぐるキャンペーンを実施している。3島の魅力はどこにあるのか。フグとタコの島で知られる日間賀島の宿泊プランを体験してみた。

「現場力」に支えられた「超人的」な列車運行で、長らく称賛されてきた京浜急行電鉄。だが、運行管理の中核を担う「運転主任」への負荷は大きく、さらに職人気質な上下関係や特殊な昇格制度などにより、運転主任間でのパワハラも深刻化している。過度のストレスやプレッシャーはヒューマンエラーを誘発しかねず、早急な改善が求められる。

奇々怪々な出来事としか言いようがない。JR西日本岡山支社の男性運転士が1分間の未払い賃金56円の支払いを求めてJR西日本を訴えていると、11月6日付の読売新聞が伝えた。一体どういうことなのか。

JR東海は11月17日、今年で34回目となる総合事故対応訓練を実施し、報道陣に公開した。中でも注目されたのが、10月末に京王線で発生した刺傷事件を踏まえて行われた不審者対応訓練だ。その様子をリポートする。

大手私鉄15社の中間決算が出そろった。昨年度に比べて業績回復が顕著となったものの、アフターコロナに向けた新たな課題も浮き彫りとなった。

今年11月14日で、誕生から150周年を迎える埼玉県。1883年に県内初の鉄道が開業し、その後、東京を中心とした交通ネットワークにおいて重要な役割を担ってきた埼玉県の鉄道網の歴史とは。

JR西日本とソフトバンクは9月27日、滋賀県野洲市の車両基地内に設置した専用テストコースで自動運転と隊列走行技術を用いたBRT(バス高速輸送システム)の実証実験を開始すると発表した。そこで、JR西日本イノベーション本部次世代モビリティ開発担当・不破邦博担当課長に、実験の狙いなどについて聞いた。

東京・調布市を走行していた京王線の車内で10月31日、乗客の男女17人が刃物で切りつけられるなどして重軽傷を負った。停車した車内から多くの人が脱出するニュース映像を見て、次のように疑問に思った人は多いのではないか。なぜ乗客はドアではなく窓から脱出しなければならなかったのか。

大阪都心部と関西空港を結ぶ「なにわ筋線」の建設に向けた準備工事が10月26日から始まった。国鉄時代に始まった構想が2010年代になって具体化した背景には何があったのか。

新型コロナウイルスの感染拡大で鉄道各社が大きな打撃を受ける中、JR東海が取り組み始めた、アフターコロナに向けた取り組みの数々とは。

横浜市の京浜急行線の踏切で2019年9月、快特列車と衝突したトラックの運転手が死亡し乗客らが重軽傷を負った事故で、神奈川県警は9月7日、列車の男性運転士を業務上過失往来危険と業務上過失致死傷の容疑で書類送検したと発表した。だが、運転士の責任を問うだけでなく、事故を生み出した根本的な要因を摘み取らなければ、同様の悲劇が再び起きる可能性もある。

10月7日夜に発生した最大震度5強の地震により、首都圏の鉄道は一斉に運転を見合わせた。だが、鉄道各社によって運転再開までの時間は大きく異なった。なぜこのようなことが起きるのだろうか。

山手線と並ぶ、東西を代表する環状線の大阪環状線が開通して今年で60周年となる。近年はイメージの刷新をはかるため、さまざまな取り組みを行っている。

今年9月23日で開業から113年を迎えたJR横浜線。沿線住民には「ハマ線」として親しまれる首都圏の通勤路線だが、かつて生糸や絹織物を輸送するために建設された鉄道だった。

JR東海道線茅ケ崎駅とJR横浜線橋本駅を結ぶJR相模線は9月28日、開業100周年を迎える。JR東日本は同日以降、車両1編成に社員考案の記念ヘッドマークを掲出して運行するとともに、茅ケ崎駅相模線ホームの発車メロディーを地元出身の加山雄三氏作曲の「海 その愛」に変更。その他、スタンプラリーや記念イベントの実施、記念グッズの発売などさまざまな催しで100周年を盛り立てる。

上越新幹線で運用されている2階建て新幹線「E4系 Max」が10月1日をもって定期運行を終了する。2階建て新幹線の導入の歴史と果たした役割について振り返ってみたい。

87年前の1934年9月5日、現在の地下鉄銀座線渋谷~新橋間を建設した私鉄「東京高速鉄道」が設立された。この時、東京高速鉄道の経営に参画したのが東急グループの創始者として知られる五島慶太である。五島はなぜ東京高速鉄道に加わったのか。

今年9月1日で関東大震災から98年目を迎えた。約100年前に起きた大地震は、日本に甚大な被害を及ぼすとともに、その後の日本の鉄道史を大きく変えることとなった。

JR西日本は7月、新幹線および在来線の鉄道事業用光ファイバーネットワークを活用し、情報通信事業に参入すると発表した。同社に、その経緯や狙いについて聞いた。
