武藤弘樹
家庭のかたちはさまざまであり、何を信じるか信じないかも多種多様。ただこの季節、子どもと「サンタクロースのプレゼント」をめぐり、例のやり取りを繰り広げている家庭もあるだろう。すなわち、サンタは実在するか否か。

不倫発覚からだいぶ間を置いて、しかし急きょ行われた謝罪会見。フルボッコ会見と言われるほど、記者からの総ツッコミが入り、視聴者からは逆に同情票も集まった。同じ、一児の父として今回の会見から何を学ぶべきか。

2020年11月以降、新型コロナウイルスの感染者数は第1波より増えているが、慣れとは恐ろしいもの。第3波のいま、当時よりも「気の緩み」を感じている人は少なくないだろう。やけくそ気味にも見える、庶民の自粛意識の変化を探った。

11月は、厚生労働省が定めた児童虐待防止推進月間である。この漢字ばかりの文字列に関係がないと思っている人も、これを機会に「子どもに好かれる」とはどういうことか、子どもとの向き合い方を考えてみないか。

最近ツイッター上でトレンドに上昇した「#世界一役に立たない旦那の行動」。対抗として「#世界一役に立つ旦那の行動」も登場したが、昔からネット上では夫や妻への「愚痴」が一部で流行している。もともとは他人だった人間と共同生活を行うわけだから、不満や怒りが蓄積することもあるだろう。このような愚痴から、我々は何を学ぶべきなのか。

第122回
都会暮らしの人の中には「地域清掃」に参加したことがない人も多いのではないか。しかし、都会から地方へ移住する人が徐々に増え始めている昨今、都会でしか暮らしたことがない人も、いずれ地域コミュニティとのお付き合いを余儀なくさせられるかもしれない。都心から田舎に移りすんだ筆者が、地域清掃の様子をレポートする。

第121回
かつて氷河期世代と言われていた人たちの多くは、40代になっている。社会に出るスタート地点で時代の恩恵とは正反対のものを受け取った世代のサバイブとは何だったのか。バンドマンとして、非正規として働いてきた筆者が振り返る。

共働きが増え、女性の「社会進出」が何かと話題になる一方で、もう一つの課題は男性の「家事・育児進出」である。昔より子どもを抱いて出かける男性の姿を目にすることが多くなったとはいえ、家事・育児はまだ女性に負荷がかかる状況が続いている。アンケートからは、家事・育児について男性の自己評価が高い様子も浮かび上がってきた。

第119回
受信料徴収について、何かと国民からの不満の多いNHKが、ここへ来てテレビ設置の届け出を義務化する要望を提出したという。反発を買うこと必至の迷走に見えるのだが、NHKに起死回生の一手はあるのだろうか。

第118回
マスク着用の有無や、旅行や外食などの外出について、どこまでが「アリ」でどこからが「ナシ」なのか、各自の判断に任されている。今、気になるのは隣人がどこまで気にする人なのか、ということだ。

10月16日から、劇場版『鬼滅の刃』が公開となる。原作漫画は、今月ついに累計発行1億部を突破。これは『ONE PIECE』の記録を抜く史上最速でのことだ。なぜ、ここまでのヒットとなったのか。長年にわたり少年ジャンプを愛読してきたライターが分析する。

リアリティ番組で相次ぐ悲劇、私が『テラスハウス』に没頭した理由とリスク
恋愛リアリティーショーが人気だ。赤裸々な人間心理を見たい視聴者によって熱烈に支持される一方で、今年に入り、出演者の自死が相次いで報じられた。制作者、そして視聴者に求められるものとは何か。実際に『テラスハウス』にハマっていた筆者が、視聴者としての反省・体験も踏まえて考えた。

第115回
もともと育児は重労働だが、コロナ禍でそれぞれが自粛を強いられ、外で遊ぶこともままならない中ではなおさらである。あるアンケートによれば、コロナ禍の子育てに「困りごとはない」と回答した母親はわずか13.3%だったそうだ。育児分担が叫ばれる中とはいえ、いまだ育児の負担は母に偏りがちだ。

コロナ禍で外出が減った子どもたち、そしてその保護者たちにとっての強い味方が子ども向けアニメである。子ども向け作品を一緒に見ているうちに親もハマってしまうというのはよくある話。老若男女問わず心が躍るアニメの数々を、あなたはもうご存じだろうか。

もともとインドア派の人であっても、いつ明けるかわからない半自粛生活が続くとストレスがたまるもの…。できる範囲で、おのおのがストレス解消をしなければやっていられない。密にならないストレス解消法には、どんなものがあるだろうか。

コロナ禍で東京からの移住を決める人が増えてきた。何となくそう感じていたところ、先日の総務省発表によれば、やっぱり東京圏からの転出は増えているらしい。中には初めて地方暮らしをする人もいるのではないか。前回に引き続き、アラフォーになって初めて田舎暮らしをしている筆者が、その状況をレポートする。

第111回
筆者は、中年を迎え初めて田舎暮らしを始めた元シティーボーイ。妻とまな娘、愛猫とともに、ほぼ在宅勤務の毎日を送っている。虫も殺せなかった筆者が、1年の田舎暮らしを経てどう変わったかお伝えしたい。

第110回
賛否両論のレジ袋有料化。この原稿は、高潔な思想に基づくレジ袋有料化への抵抗を記したものではない。ごくごく個人的な事情で、特に誰にも迷惑をかけずに、レジ袋有料化への抵抗を試みている人たちの、愚かしくもほほ笑ましい、あるいはほほ笑ましくも愚かしい記録である。

猫という動物にそれほど興味のない人の中には、「猫にまたたび」はちょっと大げさなことわざだと思っている人もいるかもしれない。この原稿で伝えたいのは、またたびはすごい、ということである。

第108回
今年の夏がこんなことになるとは、誰も予想していなかっただろう。そしてまた来年がどうなるかも、予想がつかない状況が続いている。東京オリパラは開催するのか、延期か、はたまた中止なのか。市井の人の思いをゆるく聞いてみた。
