野村聖子
#10
子どもの歯列矯正は7~9歳に開始するのが一般的で、治療完了には数年を要する。中学受験する場合、受験勉強に影響を及ぼさないよう矯正治療を受けさせるにはどうしたらいいのか。中学受験を控えた子どもの歯列矯正について徹底解説する。

#8
歯科医師に「将来の不足説」が浮上している。となると入試偏差値が低迷している歯学部は今が狙い目。ただし、卒業前には合格率約6割の歯科医師国家試験が待ち受ける。この国試合格率と大学のレベルは必ずしも比例しない。入りやすいのに国試合格率が高いのはどこか。私立大学歯学部を「面倒見の良さ」で格付けした。

#7
日本歯科専門医機構が2018年に発足し、国お墨付きの歯科専門医を認定するようになった。この専門医機構、なかなかに容赦ない。新認定制度で行う審査では「大学教授も審査に落ちた」と今井裕理事長は明かす。矯正歯科やインプラント歯科などの領域で新たな資格を設置する準備が進んでおり、こちらにおいても厳格だ。

#5
コロナ禍のタイミングで「マスクで口元を隠せるうちに」と空前の歯列矯正バブルが巻き起こり、マウスピース矯正サービスで“激安”をうたう価格競争が繰り広げられてきた。このバブルが終了して一転、淘汰の波が押し寄せている。2023年末には全国展開していた大手医療法人が破綻した。

#4
歯列矯正用マウスピース最大手インビザラインは、年間症例数で歯科医師をランク付けしている。このお墨付きは、2年前に歯科業界を揺るがした詐欺事件の引き金にもなった。最上位は年間1000症例以上を手掛けているといわれるが、その症例数の積み上げには「からくりがある」と、矯正専門の歯科医師たちは明かす。

#23
教育機関である大学において、人件費の削減は教育の質を下げるリスクがあり、安易に行うべきではないが、一方で身の丈に合わない人的投資は経営の健全性を欠く。薬学部を持つ全国55私立大学財務ランキング第7弾は、「人件費比率」ワーストランキングを公開する。

#16
クリストフ・ウェバー社長就任から10年。業界内では製薬大手・武田薬品工業の次期社長レース予想が熱を帯びているが、今年4月の人事異動を経て、ポスト・ウェバー候補に新顔が現れた。

#15
元製薬MRの調剤薬局における市場価値は?薬学部での学内試験で出題される計算問題の驚きのレベルとは?若き調剤薬局経営者たちが今の製薬業界・薬学部の厳しい実態を斬る。

#14
国の“薬局潰し”に対抗する新しい稼ぎ方とは?「マイナス改定には慣れている(笑)」【薬局経営者覆面座談会・前編】
「現状の薬局ならもう要らない――。」増え過ぎた調剤薬局の淘汰策を国が次々と繰り出している。若き薬局経営者たちに、彼らの考える新しい稼ぎ方を語ってもらった。

#9
同じ薬剤師でも、就職後の待遇は、職場や地域によって大きく異なっている。そして今、現場の薬剤師らによると、長年固定化されてきた序列に異変が起こり始めているという。

#9
神奈川のケアマネが東京に大移動する理由、訪問介護を「狙い撃ち」のマイナス報酬改定に業界大激怒!
2024年度の介護報酬改定で、訪問介護の基本報酬が軒並みマイナス改定となった。これに対し業界団体が厚生労働省に猛抗議し、波紋を呼んでいる。訪問介護への“はしご外し”を巡る思惑を探った。

主力製品の特許切れで崖を転がり落ちるように業績が悪化する「パテントクリフ」(特許の崖)は、新薬メーカーの宿命だ。崖からはい上がれない住友ファーマは、2年連続の赤字決算が見込まれ、瀬戸際に立つ。同じ轍(てつ)を踏みかねないのが、国内製薬2番手のアステラス製薬である。

#4
空前のケアマネジャー(介護支援専門員)不足により、“制度あってもサービスなし”の状態に陥って介護保険でサービスを受けられない高齢者が続出している。要介護認定を受けてケアマネ難民を回避する必勝法を、現役の介護認定審査会委員が伝授する。

#3
心身共に疲弊する認知症介護。せめて金銭面での不安だけは解消しておきたいが、自治体の担当職員やケアマネジャーにも認知度が低く、活用が進んでいない制度がある。認知症介護の費用負担軽減策を網羅して、解説する。

#2
2023~24年は認知症新薬の当たり年だ。昨年12月に保険適用されたエーザイの「レケンビ」に続き、早ければ夏に米イーライリリーの「ドナネマブ」が登場する。この二つの新薬の効果、安全性、使い勝手を徹底比較した。

#1
新世代の認知症薬「レケンビ」(一般名・レカネマブ)が2023年12月20日に保険適用され、いよいよ患者への投与が始まった。しかし、受診した患者に対する投与率はごく少数にとどまっている。「夢の新薬」と呼ばれるレケンビの前にそびえ立つ壁、これを簡単に越えて恩恵を得る方法がある。

後発薬(ジェネリック医薬品)を中心に医薬品の供給不安が続く中、医薬品製造関連企業の集積地である北陸が能登半島地震に見舞われた。今回の地震によって空前の薬不足がさらに深刻化する恐れはあるのか。現地に拠点を置く医薬品製造関連企業などへの取材を基に、今後の医薬品供給に与える地震の影響を分析する。

#56
MR(医薬情報担当者)職を中心に早期退職募集ラッシュが続く製薬業界。主要な内資製薬で唯一、ここ5年間で一度もリストラをしていないのが第一三共だ。2023年4月に就任した奥澤宏幸社長にリストラの有無を問うた。人事制度改革については「もっと早くにやりたかった」と言及した。

#55
塩野義製薬も20年ぶりに早期退職募集を実施し、2023年の製薬業界は人員削減が続いた。24年もその動きは加速するのか。製薬リストラの最新形態に迫った。“最後の楽園”である第一三共もこの流れに追随するのか。

#29
薬剤師になりたくて6年制の薬学部に入ったのに、薬剤師国家試験に合格できないどころか、受験することすらかなわない学生は決して少なくない。国試受験にたどり着くまでには、薬学部在学中に実務実習と卒業試験をパスする必要がある。その第一の壁である実務実習を6年次までに修了できなかった学生の割合が高いのはどの大学か。2017年度入学者における全国74薬学部の「実習修了率」ワーストランキングを作成した。
