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◆今日の内容を10秒でチェック！
・日経平均は7日ぶり大幅反落…利益確定売り、米財務長官の発言で円高も
・決算でマツキヨココカラやトライアルが急落
・旅の選択肢として人気が広がる「クルーズ」関連株に注目
【1】今日の株式相場＆話題株 早わかり！
7日ぶり大幅反落、米財務長官の発言で円高も
【今日の相場】
日経平均株価は7日ぶり大幅反落！ 13日の米国市場では主要株価指数が続伸し、ナスダック総合指数やS＆P500指数は連日で過去最高値を更新した。ベッセント財務長官の発言を受けて利下げ観測が一段と強まった。一方、ベッセント氏は日本に対して利上げが遅れているとの見解を示し、今日の東京市場では円相場が一時1ドル＝146円台前半まで上昇。日経平均株価は朝方に4万3000円を割り込むと、後場には4万2606.73円（－667.94円）まで下落する場面があった。円高が相場の重石となったほか、日経平均株価は前日まで6日続伸し、連日で最高値を更新したことから、利益確定の売りが出やすかった。三菱重工業やアドバンテストの下げが目立った。
今晩の米国では7月の卸売物価指数（PPI）の発表が予定されている。12日発表の消費者物価指数（CPI）を受けて利下げ観測が強まっているが、PPIに対する市場の見方が注目される。明日は日本で4～6月期国内総生産（GDP）速報値、中国で7月の小売売上高などが発表される。
【日経平均】42649.26円↓↓（-625.41円）
【グロース250】779.58↑（+1.83）
【NYダウ】44922.27ドル↑↑（+463.66ドル、13日）
【ナスダック】21713.140→（+31.236、13日）
■日経平均株価チャート／日足・6カ月
（出典：SBI証券公式サイト）
【今日の話題株】
◆マツキヨココカラ＆カンパニー（3088）
3141円（－245円）
13日の取引終了後に2026年3月期の第1四半期（4～6月）決算を発表し、営業利益は前年同期比14.6％増の198億円となった。シーズン商品の好調もあり、化粧品を中心に売上を伸ばした。市場での評価は比較的高かったが、株価は年初来で大幅に上昇し、前日には上場来高値（株式分割考慮）を更新。このため、決算発表をきっかけに利益確定売りが先行した。
◆トライアルホールディングス（141A）
2261円（－289円）
ディスカウント店を展開。2025年6月期の営業利益は前の期比10.2％増の211億円となった。2026年6月期は営業利益が20.3％増の254億円、純利益が95.7％減の5億円となる見通し。西友の買収に伴う費用が純利益を大きく押し下げるほか、一部アナリストには「西友の利益水準が期待よりも低い」との見方もあり、失望売りが出たようだ。
◆シチズン時計（7762）
978円（＋27円）
4日続伸で年初来高値を更新。2026年3月期の第1四半期（4～6月）営業利益は前年同期比0.3％増の46億円となった。北米で「プロマスター」「アテッサ」などのブランドの販売が拡大し、時計事業の営業利益は18.6％増。今期は減益が見込まれているものの、第1四半期の出足は順調と受け止められて買いが入った。
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【2】木曜コーナー「今日の注目株」
ジャパネットが運営するクルーズ旅行が好調！
商船三井グループの商船三井クルーズでは「MITSUI OCEAN FUJI」が2024年12月に、また日本郵船グループの郵船クルーズでは「飛鳥III」が今年7月に就航。さらにオリエンタルランドは2028年度に日本で「ディズニークルーズ」を始めるなど、国内でクルーズ人気が高まっている。
家電を中心に通信販売事業を手掛けるジャパネットが販売するクルーズ旅行も好調だ。ジャパネットはイタリアの超大型客船「MSCベリッシマ」全船を貸し切り、船全体を活用した豊富なイベントや日本人に合った料理の追求など、こだわりを詰め込んだ旅を提供する。2018年10月の就航後、2024年12月末時点で乗客数は延べ10万人を超え、そのうち約8万人はクルーズ旅行が初めてだという。2025年秋コースでは、東京発着で函館、秋田、金沢、済州島（韓国）、鹿児島を巡るツアーが10月4日出港日分まで完売しているもよう。
クルーズ旅行は基本的に飲食代や船内でのレジャー施設の利用などが旅行代金に含まれており、コストパフォーマンスが高いことも人気の一因のようだ。旅の選択肢として、クルーズの人気は今後も広がりを見せてきそうだ。
上の表には、注目のクルーズ関連銘柄を挙げた。前述の通り7月に就航した日本郵船の新造客船「飛鳥III」は「飛鳥II」とほぼ同じ大きさだが、乗客定員を少なくして1人あたりの面積を広くとっており、全室バルコニー付きでプライベートな眺望を望むことができる。「飛鳥II」と合わせた乗客定員は約1600名となり、日本船籍のクルーズ客船としては最大規模となる。
商船三井の「MITSUI OCEAN FUJI」は先日、「飛鳥III」とともに豪華客船を紹介するテレビ番組で取り上げられた。これら海運大手のほかにも、クルーズ予約サイト「ベストワンクルーズ」を運営するベストワンドットコムやKNT－CTホールディングスなどの旅行会社、グループでクルーズ旅行を販売する三越伊勢丹ホールディングスなどが注目される。さらに老朽化する港湾設備などの工事需要も高まると考えられ、マリコン（海洋土木）大手の五洋建設や東亜建設工業などが期待されそうだ。
■日本郵船株価チャート／日足・6カ月
（出典：SBI証券公式サイト）
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