「ひふみ投信」のスゴ腕ファンドマネージャー・藤野英人さんが、株価急落・混乱時でも勝つための投資術を伝授!
ダイヤモンド・ザイの巻頭特集は「日本株『新』予測」! 株式市場が波乱含みの中、特集では今後の株式市場の見通しや投資戦略を、スゴ腕のプロや個人投資家に取材している。
今回はその中から「ひふみ投信」の藤野英人さんが伝授する、波乱相場での「勝ちワザ」について抜粋して紹介しよう!
好成績を続けている「ひふみ投信」は
下落相場にも強かった
長期的に良好な投資成績を上げる「ひふみ投信」は、日経平均株価が急落しても、大幅に成績が悪化していないのが特徴。2008年10月の運用開始以来、暦年での成績が一度もTOPIXに負けておらず、運用開始から10年もかからずに基準価額が5倍以上になった、スゴイ投資信託だ。
そんな「ひふみ投信」を運用するのが、資産運用会社、レオス・キャピタルワークスの最高投資責任者の藤野英人さん。中小型・成長株の運用経験が長く、ファンドマネジャーとして豊富なキャリアを持っている。
ダイヤモンド・ザイ5月号では、今後も波乱相場が予測される中、「波乱相場での勝ち方」について藤野さんにインタビューを実施。誌面では、藤野さんが伝授する2つの勝ちワザを掲載しているが、今回はそのうち1つの勝ちワザを抜粋して紹介しよう。
【「ひふみ投信」藤野さんの勝ちワザ】
今は「大型割安株」がおすすめ!
景気の状況によって買う株の種類を変えよう
「ひふみ投信」は昨年、中小型株を中心に買って、約45%のリターンを上げることができました。ですが、昨年末から「大型割安株」の割合を増やしました。なぜなら、中小型株投信が多く設定されたことで、マザーズ市場の時価総額上位の高成長株を中心に買いが集まり、過熱感があったからです。
それに、ほどよい好景気と低金利が理由で続いた“適温相場”は終わったと思います。2月2日の米国の雇用統計発表後から金利上昇が懸念され、世界的な株安となりました。過去にも、戦争やテロ、リーマンショックなどで、株式市場の質が変わる瞬間に、大きな株価変動がありました。こういった状況では、「強かったものが弱くなり、弱かったものが強くなる」ということが起こりがちなことから、私たちはこれまで放置されていた、大型割安株の割合を増やしたのです。組み入れ銘柄を変更し、相場全体が下がる時の影響を軽減させるためです。
(※関連記事はこちら!)
⇒株価の急落、混乱時には、業績安定の大型株や自社株買いできるキャッシュリッチ株でリスクを軽減せよ!「どんな相場でも儲かる投資戦略」をプロが伝授!
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