来週の日経平均株価の予想レンジを発表!

来週(8/10~8/14)の日経平均株価の予想レンジは6万3000~6万9000円! 中東情勢と原油価格に警戒しつつ、調整一巡のAI・半導体関連の押し目を狙おう!

2026年8月7日公開(2026年8月7日更新)
ラカンリチェルカ(村瀬 智一)
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今週の日経平均株価は先週末と比べて上昇するも、
AI・半導体関連株の値動きに振り回される展開が続く

 今週(8月3〜7日)の日経平均株価は上昇し、最終的に先週末と比べて1244.69円(1.93%)高い6万5606.71円で終えました。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
日経平均株価チャート/日足・3カ月(日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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 先週7月30日と31日に行われた為替介入によって円高が進行したことで、週明け8月3日は自動車などの輸出関連銘柄が売られ、日経平均株価も3日ぶりに反落しました。

 翌8月4日は、AI・半導体関連株が持ち直したことで日経平均株価も反発しました。さらに米国時間4日の米国市場では、中東情勢への懸念が和らいたこともあり、NYダウが史上最高値を更新するなど米国株が堅調に推移。その流れを受け、5日の日本市場では指数インパクトの大きいAI・半導体関連株が牽引する形で日経平均株価が2000円を超える上昇となりました。

 8月6日は、前日の米国のハイテク株安の流れを受けて日本市場でもAI・半導体株の利益確定の売りが強まったことで、日経平均株価は600円を超える下落となりました。一方、内需関連株などへ資金がシフトしたことにより、TOPIXは3日続伸しました。

 週末の8月7日は、キオクシアホールディングス(285A)東京エレクトロン(8035)などAI・半導体株の一角が反発して始まったことから日経平均株価も寄り付きでは上昇。しかし、その後は買いが続かず、一時は日経平均株価の下落幅が1000円を超える場面も見られました。一方、東証プライムの値上がり銘柄は全体の6割を占めており、TOPIXは小幅ながら4日続伸しました。

 また、決算発表がピークを迎えるなか、好決算銘柄への資金流入は活発でした。

来週の日本市場は、AI・半導体関連株の動向が注目される一方、
お盆休みに入って市場参加者が減ることで短期的な売買が中心に!

【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 6万3000 ~ 6万9000円

 
 来週(8月10〜14日)の日経平均株価は、中東情勢を巡る不透明感が後退するかを見極める展開となりそうです。

 トランプ大統領は米国時間8月4日、「明日か明後日にもホルムズ海峡が開放される可能性がある」との認識を示したと報じられました。しかし、5日に発表されたイランとオマーンによるホルムズ海峡の開放に向けた合意案には、米国とイスラエルの船舶の通航を禁止することが盛り込まれており、本当に合意が成立するのかどうかは依然として見通せない状況です。来週、中東情勢の影響で原油先物価格が再び上昇してくるようだと、株式市場の重荷になるでしょう。

 また、AI・半導体関連株の動向にも引き続き注目が集まるでしょう。AI・半導体株は、週後半に不安定な値動きとなりましたが、足元では調整一巡からのリバウンドが見られたことから、押し目狙いの買い意欲は強そうです。
【※関連記事はこちら!】
「AIデータセンター」関連銘柄を紹介! オープンAIがソフトバンクGやオラクルなどと提携して「巨大AIデータセンター」建設を発表するなど、世界中で需要拡大!

 なお来週は、11日が「山の日」の祝日で休場になるほか、お盆休みに入る機関投資家も多いことから、日本市場では市場参加者が細り、短期的な売買が中心になると見られます。そのため米国や韓国、台湾の動きをにらみながら、AI・半導体関連株の押し目を拾う動きが中心になりそうです。

【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
シリコンスタジオが+66.63%で値上がり率トップ!

 ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。

 今週の値上がり率ランキングのトップはシリコンスタジオ(3907)でした。7月17日に都内で開催されたエヌビディア(NVDA)主催のイベントに、同社の代表取締役社長の梶谷眞一郎社長が招待されたと公表。これを受けて週明け21日にストップ高をつけていますが、今週も物色が続きました。

 値上がり率2位の日本タングステン(6998)は8月5日、2027年3月期・第2四半期の連結営業利益予想を、従来の3億8000万円から15億円(前年同期比5.0倍)に上方修正しました。これが好感され、買いが集中しました。

 値上がり率3位のフィーチャ(4052)は8月5日、2026年6月期通期の営業損益予想を4100万円の黒字(前期は1100万円の赤字)に引き上げると発表。利益率の高いライセンス収入が当初の想定を上回ったことが材料視されました。なお、海外連結子会社の解散に伴い、2026年6月期決算から非連結決算に移行します。

 一方、今週の値下がり率ランキングの1位はAbalance(3856)でした。東京証券取引所は7月31日、同社を監理銘柄(審査中)に指定すると発表。東証が、内部管理体制を適切に整備・運用する見込みがないと判断した場合、上場廃止となる可能性があります。

 値下がり率2位のジェイホールディングス(2721)は8月5日、複数の大株主・大量保有者が、保有株(潜在株含む)を市場売却して保有率が5%未満に低下したとする変更報告書を相次いで提出。これが嫌気されました。

■今週の値上がり率 トップ5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 +66.63 シリコンスタジオ(東S・3907)
2 +63.87 日本タングステン(東S・6998)
3 +55.85 フィーチャ(東G・4052)
4 +46.39 東京インキ(東S・4635)
5 +42.53 トーシンホールディングス(東S・9444)
■今週の値下がり率 ワースト5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 −33.14 Abalance(東S・3856)
2 −19.74 ジェイホールディングス(東S・2721)
3 −18.41 CS-C(東G・9258)
4 −18.36 unerry(東G・5034)
5 −17.46 安永(東S・7271)
■今週の出来高 トップ5
順位 出来高(株) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 1,500,340,600 ランド(東S・8918)
2 1,441,425,100 NTT(東P・9432)
3 946,211,400 オンコセラピー・サイエンス(東G・4564)
4 491,788,100 ソフトバンク(東P・9434)
5 412,990,600 ソレイジア・ファーマ(東G・4597)

【来週の主要イベント】
米国のCPI・PPI、小売売上高、ミシガン大消費者態度指数
などの掲載指標、シスコシステムズの決算などに注目!

 来週は以下のようなイベントが予定されています。

<8月10日(月)>
◆決算:楽天グループ(4755)サンリオ(8136)
◆6月国際収支/経常収支/貿易収支
◆7月景気ウオッチャー調査

<8月11日(火)>
◆「山の日」の祝日で休場
◆米7月中古住宅販売件数
◆決算:シスコシステムズ(CSCO)

<8月12日(水)>
◆決算:東京海上ホールディングス(8766)
◆独7月消費者物価指数(CPI)改定値
米7月消費者物価指数(CPI)

<8月13日(木)>
◆決算:トレンドマイクロ(4704)KADOKAWA(9468)
◆7月国内企業物価指数
◆欧6月鉱工業生産
米7月卸売物価指数(PPI)
◆決算:アプライドマテリアルズ(AMAT)

<8月14日(金)>
◆決算:電通グループ(4324)朝日インテック(7747)アシックス(7936)
◆欧4-6月期四半期域内総生産(GDP)改定値
米7月小売売上高
米7月ミシガン大学消費者態度指数

【来週の注目銘柄】
「さくらインターネット」「ウイングアーク1st」
「村田製作所」の3銘柄をピックアップ!

 来週、注目したい銘柄は、この3つです。

さくらインターネット(2026年6月29日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
情報・通信 東P・3778 3440円 91.8倍 4.47倍
生成AI向けサービスとクラウドサービスが業績を牽引
独立系のインターネットインフラ企業で、従来はレンタルサーバーが主力事業でしたが、現在は生成AI向けGPUクラウドと国産パブリッククラウドを成長の柱に据え、事業構造の転換を進めています。2026年3月にはデジタル庁から、政府や自治体の共通IT基盤である「ガバメントクラウド」の対象サービスとして、国産事業者で初めて正式採択されました。市場環境を見ると、クラウド移行やAI投資の拡大を背景に、パブリッククラウド市場は堅調に推移。また、AIエージェントの急速な発展により、AIシステム市場において高い成長率が見込めます。株価は、7月下旬からの強いリバウンドにより、13週・26週・52週移動平均線を明確に上抜け、4月の高値4025円が射程に入っています。これを明確に上回ってくると、2024年3月の高値をピークとした長期下落トレンドからの転換が意識されそうです。
最新の株価チャートはこちら(SBI証券公式サイトへ)
ウイングアーク1st(2026年6月6日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
情報・通信 東P・4432 3130円 14.6倍 2.38倍
電子帳票市場で国内トップシェアを維持
企業向けの帳票・文書管理システムとデータ分析ツールの開発・販売を手掛けています。電子帳票市場では長年にわたり国内トップシェアを維持しており、大企業や金融機関、官公庁など幅広い組織が同社のシステムを採用しています。最近では、生成AIを組み込んだ製品・サービスの強化を進めています。7月には株主優待の新設を発表。毎年8月末と2月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて「プレミアム優待倶楽部」のポイントを年2回贈呈するとしています。株価は6月下旬から強いリバウンドを見せており、7月末には一時3315円まで買われました。その後は調整しているため、200日移動平均線を目安に押し目を拾いたいところです。
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ウイングアーク1st、プレミアム優待倶楽部の株主優待を新設! 8月末と2月末の年2回、100株以上の保有で保有株数に応じて2500~2.5万ポイントがもらえる!
最新の株価チャートはこちら(SBI証券公式サイトへ)
村田製作所(2026年6月6日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
電気機器 東P・6981 7263円 39.1倍 4.79倍
データセンター関連の売上が前年同期比81%増に
積層セラミックコンデンサ(MLCC)で世界トップシェアを誇る電子部品大手で、MLCCを中心とするコンデンサ事業が全社売上の約6割を占めます。2027年3月期・第1四半期の業績は、リチウムイオン二次電池が減少したものの、コンデンサーなどのコンポーネントを中心にデータセンターやモビリティなど幅広い用途で需要が増加。用途別売上高では、AIサーバーを中心とするデータセンター関連が前年同期比で81%増を記録。株価は、6月22日につけた高値1万2895円をピークに調整が続き、7月29日には一時5861円まで下落。しかし、その後は世界的にAI・半導体関連株に買い戻しの動きが広がってきたことで、同社もリバウンドが期待されます。
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【日本株】AIデータセンター需要が伸びる「電子部品」の本命2銘柄! 光ファイバーの「古河電気工業」、サーバー向けコンデンサが成長する「村田製作所」に注目!
最新の株価チャートはこちら(SBI証券公式サイトへ)

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