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「楽天カード」は、2021年6月からポイント制度を改定し、公共料金や税金などを決済した際の還元率を「1%⇒0.2%」に引き下げた。
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■楽天カード | ||
還元率 | 1.0~3.0% (通常時は還元率1.0%、楽天市場や楽天ブックス利用時は還元率3.0%に。なお、楽天市場・楽天ブックス利用時に獲得できる+1.0%分はポイント付与の翌月末までの期間限定ポイント) |
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発行元 | 楽天カード | |
国際ブランド | VISA、Master、JCB、AMEX | |
年会費 | 永年無料 | |
家族カード | あり(年会費無料) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
楽天Edy(還元率0.5%) | |
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公共料金や税金の支払いに対しての還元率を下げるクレジットカードは珍しくない。たとえば、通常100円につき1ポイントが貯まる「アメリカン・エキスプレス」のメンバーシップ・リワードや、「ダイナースクラブカード」のダイナースクラブ リワードプログラムも、公共料金や税金の支払いでは200円につき1ポイントと還元率が半分になる。
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「楽天カード」が前述の発表をした後、Visa加盟店での決済で還元率2%の「タカシマヤプラチナデビットカード」も、2022年4月以降は、公共料金や税金などの支払いに対しては還元率1%にダウンすると発表した。
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では、なぜ、公共料金や税金などの支払い分だけ還元率が低いのか。その理由は、カード発行会社の収入源である「利用事業者の手数料」が低く設定されているからだ。
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カード発行会社の収益構造は、なかなか一般には公開されていないが、経産省が発表している「キャッシュレス決済の中小店舗への更なる普及促進に向けた環境整備検討会」の資料に詳しく掲載されていた。
消費者にポイントなどを付与する「イシュアー(カード発行会社)」は、主に「アクワイアラー(カード加盟店)」が「イシュアー」に対して支払う「インターチェンジフィー/IRF(イシュアー手数料)」という手数料で利益を得ている。
「インターチェンジフィー」は国際ブランドが設定しており、カテゴリごとに料率が異なる。クレジットカードのランクによっても料率は変化するが、カード発行会社によって変わるわけではない。
資料を読むと、日本の「インターチェンジフィー」はカード会員や加盟店に公開されていないが、どうやら、公共料金や税金、病院代などのカテゴリでは料率が低く設定されており、1%分のポイントを還元してしまうと、利益がマイナスになるようだ。
そのため「楽天カード」「アメリカン・エキスプレス」「ダイナースクラブカード」は、公共料金や税金での支払いに対して還元率を下げているのだろう。ただし「楽天カード」は、医療費などの病院代の決済では還元率1%だ。現時点で「楽天カード」で病院代を支払うケースが少ないのだろうか。
また、同資料にはカード会社の収入構造について「カード発行会社の利益は0.3%」との記載があり、非常に低いことがわかる。
最近、クレジットカードの利用明細の送料が有料化されているケースが目立つが、おそらく、これは「印刷・郵便費」のコスト削減のためだろう。
前述のとおり、「インターチェンジフィー」は国際ブランドが設定しており、カード発行会社によって変わるわけではないので、「楽天カード」以外の還元率1%のクレジットカードも、公共料金や税金の支払い分については、利益よりコストが上回っている「逆ザヤ」状態のはずだ。また、常時還元率が2~3%のクレジットカードは、その他の支払い分についても収益的に厳しいことが予想されるので、たとえば、還元率2%の「Visa LINE Payクレジットカード」も、還元率が段階的に下がっていくものと思われる。
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カード会社としては、公共料金などの支払いに対しての還元率を下げると、カードを解約されやすくなるという側面もある。たとえば、利用しているクレジットカードが還元率以外の特典を改悪したとしよう。内容によってはカードの解約を考えるだろうが、そのカードで電気やガス、水道料金といった公共料金を支払っている場合、支払い方法を変更する手間が発生するので、解約がやや面倒になり、そのまま惰性でカードを使い続けることもあるはすだ。
一方、そのクレジットカードで公共料金を支払っていなければ、簡単に解約することができる。つまり「公共料金の支払いでの還元率を下げると、そのクレジットカードで公共料金を支払わなくなる=解約のハードルも低くなり、ユーザー離れが起きやすくなる」というわけだ。
それにしても、多くのクレジットカードは、公共料金や税金の支払いに対しての還元率を“半減”までにとどめているのに対して、「楽天カード」は5分の1に下げているのでインパクトが大きい。今回の「楽天カード」の改悪で、ユーザー離れがどのくらい起こるかはわからないが、今後の他社の動きが気になるところだ。
「楽天カード」に追従して還元率を下げるのか、そのまま静観するのか、どちらの可能性もある。たとえば、公共料金や税金の支払いに関して、「楽天カード」よりも少し高い還元率0.5%に設定したり、他の加盟店と同じ還元率にしてアピールするカード会社も出てきそうだ。
以上、今回は、カード発行会社の収益構造と今後の各クレジットカードの還元率について解説した。
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■楽天カード | ||
還元率 | 1.0~3.0% (通常時は還元率1.0%、楽天市場や楽天ブックス利用時は還元率3.0%に。なお、楽天市場・楽天ブックス利用時に獲得できる+1.0%分はポイント付与の翌月末までの期間限定ポイント) |
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発行元 | 楽天カード | |
国際ブランド | VISA、Master、JCB、AMEX | |
年会費 | 永年無料 | |
家族カード | あり(年会費無料) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
楽天Edy(還元率0.5%) | |
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【2024年11月1日時点・最新情報】
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード(NL) |
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0.5~7.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD | |
【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※)する! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード(NL)」は年会費無料+高還元+最短10秒発行の“三拍子”が揃ったおすすめカード!「対象コンビニ&飲食店で最大7%還元」特典は利用価値あり! ◆「三井住友カード(NL)」は、年会費無料&対象コンビニで最大還元率7%のお得なクレジットカード! カード情報を記載していないのでセキュリティも抜群! |
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◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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【楽天カードのおすすめポイント】 楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が3.0%以上に! また、「楽天ポイントカード」や電子マネーの「楽天Edy」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強! |
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◆イオンカードセレクト |
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0.5~1.0% |
永年無料 | VISA JCB Master |
WAON モバイルSuica SMART ICOCA (モバイルSuicaと SMART ICOCAへの チャージ分は還元率0.25%) |
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【イオンカードセレクトのおすすめポイント】 一般的な「イオンカード」ではポイントがつかない「WAON」チャージでポイントが貯まり、「ポイント2重取り」ができるのが最大のメリット。また、「イオンカードセレクト」の保有+月1回のカード(または搭載のWAON)決済+ネットバンキングに登録という3つの条件を満たすだけで「イオン銀行Myステージ」の「シルバーステージ」に到達し、「イオン銀行」の普通預金金利がアップするので、「イオンカードセレクト」以外の「イオンカード」保有者はすぐ切り替えよう! しかも「イオンカードセレクト」で年間50万円以上を利用すれば、年会費無料のゴールドカード「イオンゴールドカードセレクト」が手に入り、「イオン銀行Myステージ」が無条件で「ゴールドステージ」に! なお、2024年10月1日~12月8日に入会すると、カード発行後1カ月間は対象のイオンモール専門店での買い物が5%OFF(請求時)になるキャンペーンを開催中! |
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【関連記事】 ◆イオンカードを作るなら「イオンカードセレクト」が一番お得! WAONチャージでのポイント2重取り&イオン銀行で預金金利が優遇されやすくなる特典も! ◆【イオン銀行の金利・手数料・メリットは?】イオン銀行利用者は「イオンカードセレクト」が必須!普通預金金利などがアップしてさらにお得に使える! |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD | |
【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード ゴールド(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトでご確認ください。※2 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年100万円以上を使うと年会費が“永年無料”に! コンビニで7%還元、空港ラウンジや旅行保険などの特典も付帯してお得! ◆三井住友カード ゴールド(NL)のメリット・デメリットを解説! 同じく“実質”年会費が無料の「エポスゴールドカード」と付帯サービスなどを比較して魅力を解剖! |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~10.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay | |
【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、スターバックスでは「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%、「Starbucks eGift」の購入で還元率10.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」に交換した場合の還元率。 |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~10.5%のJCBの入門カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード |
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0.3~1.5% (※1) |
3万9600円 | AMEX | - | |
【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードのおすすめポイント】 日本で最初に発行されたゴールドカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の後継カードだけに、ステータス&付帯サービスは最高レベルで、カードが金属製という特別感もあって、一般的なゴールドカードとはケタ違い。たとえば、年間200万円(税込)以上を利用してカードを継続保有すると、国内40カ所以上の高級ホテルに無料宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」は、もはや一般的なプラチナカードすら凌駕するレベルの特典だ。さらに、高級レストランを2人以上で利用すると1人分が無料になる「ゴールドダイニング by 招待日和」や、世界1400カ所以上の空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる「プライオリティ・パス」、最高補償額1億円の「海外旅行傷害保険」が付帯するなど、もはや「ゴールドカード」の枠組みを大きく飛び越えている。また、家族カードは2人目まで年会費無料でお得(3人目以降は年1万9800円・税込)。 ※貯まるポイントをマイルに交換した場合。1マイル=1.5円換算。 |
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【関連記事】 ◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは“プラチナ”を超える“ゴールド”! 日本初のゴールドカードを受け継ぐ「新生ゴールド」を解説! ◆【アメリカン・エキスプレス・カードを一覧で比較】アメックスが発行する15枚のカードの年会費や特典、還元率を比較して、自分にピッタリの1枚を探そう! ◆アメックスの新規入会キャンペーンをまとめて紹介!「アメリカン・エキスプレス」の入会特典で、ポイントやマイルをお得に獲得しよう! |
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