
ANAカードの年会費を割引する
「Web明細」と「マイ・ペイすリボ」
「ANA VISA Suicaカード」や「ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード(TOKYU×ANA)」、「ヒルトンHオーナーズVISAカード(ゴールドカード)」など、三井住友カードの提携カードには毎年の年会費を下げる方法が存在する。「Web明細」の登録と「マイ・ペイすリボ」に登録かつリボ払い手数料を年1回でも支払うと適用される割引だ。
例えば「ANA VISA Suicaカード」であれば、通常2200円の年会費が1374円の割引で実質年会費826円になるので、かなりの割引と言えるだろう(すべて税込)。
■ANA VISA Suicaカード | ||
還元率 | 1.5% (10マイルコース加入時、 1マイル=1.5円換算) |
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発行元 | 三井住友カード | |
国際ブランド | VISA | |
年会費(税込) | 初年度無料、2年目以降2200円 (最大1374円の割引制度あり、 2倍コース/年間6600円) |
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家族カード | なし | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
Suica、モバイルSuica | |
その他のクレジットカードについても、下の表のように割引が適用される。
■三井住友カード・提携カードの割引額と実質年会費(税込) | |||
通常年会費 (1) |
割引金額 | 実質年会費 (1)−(2)−(3) |
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Web明細登録 (2) |
マイ・ペイすリボ 登録・リボ払い手数料を 年1回以上支払う(3) |
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ANA VISAカード/ANAマスターカード | |||
2200円 | (550円) | 1374円 | 826円 |
ANA VISAワイドカード/ANAマスターワイドカード | |||
7975円 | (550円) | 1073円 | 6902円 |
ANA VISAワイドゴールドカード/ANAマスターワイドゴールドカード | |||
1万5400円 | 1100円 | 3850円 | 1万1550円 |
ANA VISA Suicaカード | |||
2200円 | (550円) | 1374円 | 826円 |
ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード | |||
2200円 | (550円) | 1374円 | 826円 |
※ カッコの付いた「Web明細」の割引は、「マイ・ペイすリボ」の割引とは併用不可。 |
三井住友カードの割引制度について簡単に説明すると、「Web明細」登録の割引は、書面による明細の郵送を停止しWeb上の明細に切り替えることで受けられる。また「マイ・ペイすリボ」というリボ払いの設定&リボ払い手数料を年1回でも支払うと、年会費の割引が受けられる。ただし、リボ払いは、使い方次第で高額な手数料が発生するので、初心者にはおすすめできない。
「Web明細登録」による割引の扱いは、一般カードとゴールドカードで異なる。一般カードの場合は、「マイ・ぺいすリボ」の設定&リボ払い手数料を年1回でも支払うと「Web明細」登録による割引が適応されなくなるのだ。そのため、上の表内の一般カード(「ANA VISA/マスター ワイドカード」を含む)の「Web明細」登録による割引には、カッコを付けている。例えば、「ANA VISA Suicaカード」を確認すると、「Web明細」登録の分の540円が割引されていないことがわかるだろう。
「Web明細」登録による割引は、
申し込み直後の年会費には適用されないので注意
では、筆者が保有している「ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード」で、本当に割引になっているのかを確認してみよう。
三井住友カードの会員専用サイト「Vpass」にログインし、年会費の引き落とし月の明細を確認する。

「ANA年会費(東急)」として、割引後の実質年会費811円(2015年時点の税込年会費)が引き落としになっていることがわかるだろう。上の表通りだ。
以上、三井住友カードが発行する提携カードの年会費を下げる方法について、筆者が保有するクレジットカードを例に解説した。
■ANA VISAカード | ||
還元率 | 1.5%(※ 1マイル=1.5円換算。「10マイルコース」申込時) | |
発行元 | ANAカード | |
国際ブランド | VISA | |
年会費(税込) | 初年度無料、2年目以降2200円 (マイル移行手数料は年6600円) |
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家族カード(税込) | あり(初年度年会費無料、2年目以降年2200円) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
— | |
■ANA VISAワイドカード | ||
還元率 | 1.5%(※ 1マイル=1.5円換算。「10マイルコース」申込時) | |
発行元 | ANAカード | |
国際ブランド | VISA | |
年会費(税込) | 7250円(マイル移行手数料は年6600円) | |
家族カード(税込) | あり(年会費1650円) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
— | |
■ANA VISAワイドゴールドカード | ||
還元率 | 1.5%(※ 1マイル=1.5円換算。「10マイルコース」申込時) | |
発行元 | ANAカード | |
国際ブランド | VISA | |
年会費(税込) | 1万5400円 | |
家族カード(税込) | あり(年会費4400円) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
— | |
■ANA VISA Suicaカード | ||
還元率 | 1.5%(※ 1マイル=1.5円換算。「10マイルコース」申込時) | |
発行元 | ANAカード | |
国際ブランド | VISA | |
年会費(税込) |
初年度無料、2年目以降2200円 (マイル移行手数料は年6600円) |
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家族カード | なし | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
モバイルSuica | |
■ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード | ||
還元率 | 1.5%(※ 1マイル=1.5円換算。「10マイルコース」申込時) | |
発行元 | ANAカード | |
国際ブランド | Master | |
年会費(税込) |
初年度無料、2年目以降2200円 (マイル移行手数料は年6600円) |
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家族カード(税込) | あり(年会費1100円) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
PASMO |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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【楽天カードのおすすめポイント】 楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が3.0%以上に! また、「楽天ポイントカード」や電子マネーの「楽天Edy」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強! |
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◆三井住友カード(NL) |
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0.5~5.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD |
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【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 2021年2月に申し込み受付が始まった「三井住友カード」の新しいクレジットカードで、券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなどで「Visaのタッチ決済」または「Mastercardコンタクトレス」で支払うと、還元率5%に大幅アップ(※)するので、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなどを日常的に利用する人におすすめ! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、Tポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗では還元率5.0%とならない場合あり。また、一部店舗および一定金額を超える支払いでは「Visaのタッチ決済」および「Mastercardコンタクトレス」が利用不可の場合あり。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード(NL)」は年会費無料+高還元+最短翌日発行の“三拍子”が揃ったおすすめカード!「対象コンビニ&飲食店で最大5%還元」特典は利用価値あり! ◆「三井住友カード(NL)」は、年会費無料&対象コンビニで最大還元率5%のお得なクレジットカード! カード情報を記載していないのでセキュリティも抜群! |
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◆Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード |
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1.875% (※1) |
4万9500円 | AMEX | - |
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【Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードのおすすめポイント】 2022年2月24日に誕生した「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(SPGアメックス)」の後継カード。SPGアメックスと同じく、通常100円につき3ポイントが貯まり、「6万ポイント⇒2万5000マイル」の高い交換レート(=還元率1.875%!)でANAやJALなどの航空会社40社以上のマイルに移行可能! しかも、ポイントの有効期限は「最後にポイントが増減した日から2年間」なので“実質”無期限でマイルを貯められるのも大きなメリット。また、世界的ホテルグループ「マリオット・インターナショナル」との提携カードなので、カードを保有するだけで上級会員資格「ゴールドエリート」が手に入り、客室のアップグレードや14時までのレイトチェックアウトなどの特典が利用できる。さらに、年間150万円以上を利用したうえでカードを更新すると、シェラトンやウェスティンなどの同グループのホテルに2名まで無料で1泊できる「無料宿泊特典」(※2)がもらえるほか、年間400万円以上を利用するとワンランク上の会員資格「プラチナエリート」が手に入り、最大でスイートまでの客室アップグレード、朝食無料サービスなどの豪華特典が利用可能に! 家族カード1枚は年会費が無料(2枚目以降は年会費2万4750円・税込)になり、夫婦や家族でポイントが貯めやすくなっている。 ※1 6万ポイントを一度にマイルに移行した場合。1マイル=1.5円換算。※2 交換レートで5万ポイントまでのホテルに宿泊可能。追加で最大1万5000ポイントを支払って、6万5000ポイントまでのホテルに宿泊することも可能。 |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~5.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay |
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【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」または「nanacoポイント」に交換した場合の還元率。 |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~3%のJCBの入門用カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digital |
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0.5~2.0% | 初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※1) |
AMEX | Suica |
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【セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digitalのおすすめポイント】 通常還元率は0.5%だが、QUICPay決済を利用した場合は還元率2%に大幅アップ!(※2)セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンといったコンビニはもちろん、マツモトキヨシやツルハグループなどのドラッグストア、ビックカメラやヨドバシカメラといった家電量販店など、QUICPayを利用できる店舗ではいつでもどこでも還元率2%になるので非常にお得! 貯まるポイントは、有効期限のない「永久不滅ポイント」なので、ポイントの失効を気にする必要がないのもメリット! ※1 2年目以降1100円。ただし、年一回でもクレジットカードの利用があれば次年度以降も無料。※2 2022年10月31日までの利用分が対象で、2022年11月1日以降の還元率は未定。 |
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◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~5.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD |
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【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 2021年7月1日に発行が始まった、券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなどで「Visaのタッチ決済」または「Mastercardコンタクトレス」で支払うと還元率5%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトでご確認ください。※2 一部店舗では還元率5.0%とならない場合あり。また、一部店舗および一定金額を超える支払いでは「Visaのタッチ決済」および「Mastercardコンタクトレス」が利用不可の場合あり。 |
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◆au PAY カード |
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1.0~2.0% |
初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※) |
VISA Master |
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【au PAY カードのおすすめポイント】 通常還元率1.0%でPontaポイントが貯まり、マツモトキヨシやかっぱ寿司などの「au PAY ポイントアップ店」では還元率1.5~2.0%以上に達する、auユーザー以外も得するクレジットカード! さらに、スマホ決済の「au PAY」へのチャージでも1.0%分のポイントが貯まり、「au PAY(コード払い)」の利用時に0.5%分のポイントが貯まるので、合計還元率1.5%でPontaポイントを2重取りできる! しかも、初年度は年会費無料、2年目以降は年会費1375円(税込)だが、年に1回でもカード決済、もしくは携帯電話などのauのサービスを利用していれば次年度以降の年会費も無料に! ※ 2年目以降1375円。ただし、年一回でも利用した場合、もしくは「au ID」に「au PAY カード」を紐付けて、携帯電話などのauサービスを利用している場合は次年度無料。 |
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