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【第214回】 2012年5月21日公開(2012年5月21日更新)
広瀬 隆雄
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 欧州は歴史的に直接、市場から株式や社債により資金を調達するのではなく、銀行からの融資に依存する傾向が強くみられました。このため欧州の銀行は規模が大きく、しかも自己資本は米国の銀行に比べて脆弱です。

 ギリシャがユーロを脱退した場合、欧州の金融システムにストレスがかかることが予想されますが、それはメタボ体質になっている欧州の金融機関を直撃しかねないのです。

 投資家が知っておくべき事は、2009年11月にギリシャの財政問題が発覚して以来、これまでの欧州の経済政策は切り詰め一本槍だったということです。切り詰め策はデフレ的であり、成長の阻害要因です。

 もし、欧州が本気で経済成長を促進することを考えているのならば、現在のデフレになりやすい財政切り詰め策とのバランスを取るために、一層の金融緩和をしなければいけないのです。

 この理由から、欧州中央銀行は近く金融緩和を打ち出すと思います。加えて財政緊縮プログラムの緩和や成長支援策が打ち出される可能性は極めて高いです。

 それらの方策のひとつひとつが、株式にとってはプラスの要因です。

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