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今週の日経平均株価は、米マイクロン・テクノロジーや
韓国SKハイニックスの値動きに振り回され、波乱の展開に!
今週(6月22~26日)の日経平均株価は、月曜日と木曜日の二度にわたって終値での史上最高値を更新しながらも、金曜日には下落幅が史上3位を記録するという大荒れの展開で、最終的には7万円を割り込み、先週末と比べて1889.18円(2.65%)安い6万9360.88円で終えました。
日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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先週末6月19日はジューンティーンス(奴隷解放記念日)の祝日で米国市場が休場だったこともあり、週明け22日の日本市場では海外投資家の参加は限られていました。しかし、米国とイランの最終合意に向けた協議が進展するとの期待が高まったほか、上方修正が好感されたフジクラ(5803)の急騰などもあってAI・半導体に買いが広がり、日経平均株価は8日続伸で史上初となる7万2000円台に乗せました。
しかし、翌6月23日の日経平均株価は一転して急落し、再び7万円を割り込みました。韓国の大手半導体メーカーであるSKハイニックスの急落が嫌気され、キオクシアホールディングス(285A)やアドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)などが大きく売られたことが日経平均株価を押し下げました。
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6月24日は続落しましたが、下げ渋る動きを見せました。25日は前日に米国で発表されたマイクロン・テクノロジー(MU)の決算が好感されたことで、日本市場でもAI・半導体関連株が大きくリバウンド。日経平均株価も3000円を超える上昇を見せて7万2000円台を回復し、過去最高値を更新しました。
しかし、週末6月26日は、再び韓国のSKハイニックスやサムスン電子が急落したことが重荷となり、AI・半導体関連株が大きく売られ、日経平均株価は3000円を超えて下落。一時6万9000円を割り込みました。
来週の日本市場は、AI・半導体株の値動きに振り回されるなか、
ハイテク株から出遅れセクターへ投資資金のシフトが進む展開も
【来週の日経平均株価の想定レンジ】
6万4000 ~ 7万2000円
来週(6月29日〜7月3日)の日経平均株価は、引き続きキオクシアホールディングスなど指数インパクトの大きいAI・半導体関連株の値動きに左右される相場展開になりそうです。
これまで相場を牽引してきたAI・半導体関連株が世界的に不安定な値動きを見せていることで、日経平均株価の変動幅も大きくなっているので注意が必要です。ちなみに6月26日は3000円を超える下落で7万円の大台を割り込みましたが、東証プライム市場の騰落銘柄を見ると、辛うじて値上がり数が値下がり数を上回っていました。
また来週は、これまで人気化していたハイテク株から、相対的に弱い値動きが続いていたセクターや銘柄に資金がシフトしてくるかを見極めたいところです。ただし、基本的に現在の市況はAI・半導体関連株が主導しているため、それらが再び切り返す動きを見せてくるようですと、出遅れ銘柄への物色は短期にとどまりそうです。
さらに来週は7月2日に米国で雇用統計が発表されるほか、週末3日の米国は独立記念日(インデペンデンスデイ)の振替日で休場となり、週後半にかけて商いは膨らみにくいため、薄商いのなかで値がさハイテク株の影響がより一層大きくなると見られます。
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⇒キオクシアHDの株価の見通しと買い時を解説!「10万円突破」で過熱感が高まって値動きは荒いが、業績面の裏付けもあって中長期でさらに株価上昇の可能性も!
日経平均株価は、テクニカル面で下値支持線として意識される25日移動平均線に接近してきたため、いったんはリバウンドを試す展開が想定されます。ただ、同線を明確に割り込んでくる局面では、下落へのバイアスが強まる展開にも警戒が必要です。
【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
サクシードが+112.99%で値上がり率トップ!
ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。
今週の値上がり率ランキングのトップはサクシード(9256)でした。明確な材料は確認できませんでしたが、連日のストップ高もあって短期資金が流入しているようです。6月25日に信用取引における日々公表銘柄に指定されたことで、今後の信用規制強化などを巡る思惑もありそうです。
値上がり率2位のテクニスコ(2962)は、半導体関連の一角として投機資金が集中するなか、6月25日には資金の借入および返済を発表。事業拡大に向けた機動的な運転資金の確保と財務基盤の安定化を図るとしており、週末も強い動きを見せました。
値上がり率3位はツインバード(6897)でした。6月19日にジャパネットホールディングスから、ツインバードに対して株式公開買い付け(TOB)の開始予定を公表。TOBの買付価格は1株につき800円で、一時はこれにサヤ寄せする場面も見られました。
一方、今週の値下がり率ランキングの1位はunbanked(8746)でした。6月25日、東京証券取引所による特別注意銘柄の指定解除に向けた改善計画の策定方針を決定したと発表。しかし、先行きの不透明感があらためて意識されたようです。
値下がり率2位の海帆(3133)は長期的な下落基調が続くなか、6月25日に監査法人から監査報告書の意見不表明があったことを発表。これが嫌気され、換金売りが強まったようです。
| ■今週の値上がり率 トップ5 | ||
| 順位 | 先週末比(%) | 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ |
| 1 | +112.99 | サクシード(東G・9256) |
| 2 | +64.89 | テクニスコ(東S・2962) |
| 3 | +64.45 | ツインバード(東S・6897) |
| 4 | +63.82 | アール・エス・シー(東S・4664) |
| 5 | +54.12 | サツドラホールディングス(東S・3544) |
| ■今週の値下がり率 ワースト5 | ||
| 順位 | 先週末比(%) | 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ |
| 1 | −36.52 | unbanked(東S・8746) |
| 2 | −33.02 | 海帆(東G・3133) |
| 3 | −30.77 | JNグループ(東S・6634) |
| 4 | −26.95 | ビープラッツ(東G・4381) |
| 5 | −25.78 | リグア(東G・7090) |
| ■今週の出来高 トップ5 | ||
| 順位 | 出来高(株) | 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ |
| 1 | 1,503,314,500 | ランド(東S・8918) |
| 2 | 1,060,569,800 | NTT(東P・9432) |
| 3 | 882,290,500 | オンコセラピー・サイエンス(東G・4564) |
| 4 | 521,777,500 | ジャパンディスプレイ(東P・6740) |
| 5 | 397,811,900 | ソフトバンク(東P・9434) |
【来週の主要イベント】
米国の雇用統計とISM製造業、独立記念日、
国内の高島屋など小売決算、ネイスのIPOなどに注目!
来週は以下のようなイベントが予定されています。
<6月29日(月)>
◆決算:しまむら(8227)
◆欧6月消費者信頼感
◆ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁会見
<6月30日(火)>
◆ネイス(589A)東証グロース上場
◆決算:J.フロントリテイリング(3086)、高島屋(8233)
◆5月失業率
◆5月有効求人倍率
◆5月鉱工業生産
◆5月新設住宅着工戸数
◆中6月製造業購買担当者景気指数(PMI)
◆独6月失業者数
◆独6月消費者物価指数(CPI)速報値
◆4月ケース・シラー米住宅価格指数
◆米6月シカゴ購買部協会景気指数
◆米6月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
◆米5月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
◆決算:ナイキ(NKE)
<7月1日(水)>
◆4-6月期日銀短観
◆中6月RatingDog製造業購買担当者景気指数(PMI)
◆独6月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆欧6月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆欧6月消費者物価指数(HICP)速報値
◆米6月チャレンジャー人員削減数
◆米6月ADP雇用統計
◆米6月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆米6月ISM製造業景況指数
◆米5月建設支出
<7月2日(木)>
◆米6月雇用統計
◆米5月製造業新規受注
<7月3日(金)>
◆決算:霞ヶ関キャピタル(3498)
◆米独立記念日(インデペンデンスデイ)の振替休日
◆中6月RatingDogサービス部門購買担当者景気指数(PMI)
◆独6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆欧6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
【来週の注目銘柄】
「VRAIN Solution」「ハーモニック・ドライブ・システムズ」
「トレックス・セミコンダクター」の3銘柄をピックアップ!
来週、注目したい銘柄は、この3つです。
| VRAIN Solution(2026年6月26日時点) | ||||
| 業種 | 市場・コード | 株価 | 予想PER | 実績PBR |
| 情報・通信 | 東G・135A | 3985円 | 42.0倍 | 19.59倍 |
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自社開発のAI外観検査システムが主力事業 製造業に特化したAIソリューションを展開しており、「Phoenix(フェニックス)シリーズ」をはじめとする自社開発のAI外観検査システムを主力としています。フィジカルAI関連や工場DX関連として要注目です。2026年2月期の営業利益は前期比53.8%増の9億1400万円。2027年2月期の業績は、売上高が前期比47.1%増の48億2300万円、営業利益が同58.5%増の14億4900万円を計画しています。株価は、5月19日につけた高値4790円をピークに一時調整を見せていましたが、中期的には上向きで推移する13週移動平均線を下値支持線としたトレンドを形成しているので、押し目狙いのスタンスで臨みましょう。 |
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| ハーモニック・ドライブ・システムズ(2026年6月262日時点) | ||||
| 業種 | 市場・コード | 株価 | 予想PER | 実績PBR |
| 機械 | 東P・6324 | 7100円 | 149.3倍 | 8.36倍 |
|
人型ロボットや産業用ロボットの関節に不可欠な部品を製造 波動歯車装置「ハーモニックドライブ」を主力製品に、人型ロボットや産業用ロボットの関節向け部品をグローバルに提供しています。日本や北米地域での産業用ロボット向け需要と、先端半導体製造装置向けの受注が好調で、2026年3月期の連結業績は営業利益が25億6700万円(前期は600万円)と大きく伸びています。また、2027年3月期の連結業績は、売上高が前期比14.2%増の680億円、営業利益が同141.5%増の62億円を計画しています。株価は6月22日の高値8870円をピークに調整していますが、上向きで推移する13週移動平均線を下値支持線とした強いトレンドを形成しており、押し目を狙いたいところです。 【※関連記事はこちら!】 ⇒「フィジカルAI」関連銘柄を紹介!“AI相場”の第二幕と期待される「フィジカルAI」は、AIが現実世界と融合する近い将来において基盤技術となる重要テーマ! |
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| トレックス・セミコンダクター(2026年6月26日時点) | ||||
| 業種 | 市場・コード | 株価 | 予想PER | 実績PBR |
| 電気機器 | 東P・6616 | 2611円 | 19.7倍 | 1.47倍 |
|
ロボットの稼働時間を伸ばすキーパーツを手掛ける 電源ICの設計・開発に特化しています。自社開発の「超低消費電力電源IC」や消費電流を極限までゼロに近づけた多機能ロードスイッチICなどが、ロボットの稼働時間を物理的に延長させるキーパーツとして採用が拡大しています。産業機器向けの販売が増加したことで、2026年3月期の営業損益は10億8500万円の黒字(前期は6億3200万円の赤字)に転換。さらに2027年3月期の連結業績では、売上高が前期比11.7%増の280億円、営業利益が同19.8%増の13億円と増収増益を計画しています。株価は5月25日につけた高値2990円をピークに一時調整しましたが、上向きで推移する13週移動平均線が下値支持線として機能し、足元でリバウンドを見せています。上昇トレンドへの転換を期待したいところです。 |
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【※今週のピックアップ記事!】
⇒キオクシアの適正株価は15万3750~19万2200円!? バブルが心配されるキオクシアの銘柄分析、7万円を突破した日経平均株価の動向、狙い目の業種などを解説
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