
2019年4月から、JCBはサインポスト社が開発したAI搭載の無人レジ「ワンダーレジ」を高田馬場オフィスに本格導入している。「ワンダーレジ」とは、端末に商品を並べると画像認識して、自動的に価格を計算し、QUICPayで簡単に決済できるというもの。
この「ワンダーレジ」は、港区浜松町の世界貿易センタービルディング内にある「生活彩家」にも設置されている。今回は、この「ワンダーレジ」を使ってみたのでその様子をリポートしたい。
世界貿易センタービルディングは、JR浜松町駅と直結している。駅を出て、世界貿易センタービルディングの地下1階にある生活彩家を目指す。

店舗の入口付近に、目当ての「無人AIレジ(ワンダーレジ)」という案内があった。また、操作手順が書かれている案内板の右横に「楽天ポイントはつきません」と注意が書かれていた。生活彩家では「楽天ポイントカード」を提示すると、100円(税込)につき1楽天スーパーポイントが貯まるが、「ワンダーレジ」だと「楽天ポイントカード」を読み込ませることができないので、楽天スーパーポイントを貯められないようだ。

今回の目的はあくまでも「ワンダーレジ」で商品を買うことなので、とりあえず店内の商品を買ってみることにした。
筆者が選んだ商品は「缶コーヒー」「水」「塩分チャージ」「マンゴー果汁グミ」の4点。同じサイズの缶コーヒーはたくさんあり、果汁グミもマンゴー以外に複数の味があるが、しっかり認識できるのだろうか。

さっそく「ワンダーレジ」に商品を置いて「お会計に進む」をタップした。

1~2秒ほどで画面に商品名が表示された。4個の商品名を確認すると、コーヒーの銘柄や果汁グミの味も正確に認識していることがわかった。

続いて「タッチしてください」をタップして、「音がなるまでタッチ!」の箇所に交通系ICカードをかざす。今回は、Suicaで支払うことにした。
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■ビックカメラSuicaカード | ||
還元率 |
1.0~10% (一般加盟店では1.0%、JR東日本の切符や定期券、「Suica」チャージなどは1.5%、ビックカメラでは10%) |
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発行元 | ビューカード | |
国際ブランド | VISA、JCB | |
年会費(税込) | 初年度無料、2年目以降524円 (年一回の利用で次年度無料) |
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家族カード | なし | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
Suica、モバイルSuica | |
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「お会計が終了しました」と表示されたので、商品を袋に入れた。これで終了だ。

必要ならレシートも発行できる。
今回は認識しやすいように商品をきれいに並べて置いたが、重なっていたりすると認識できないこともあるようだ。なお、新聞などの種類もしっかり判別できるとのこと。
JCBのオフィスに設置されている「ワンダーレジ」は、QUICPayでの決済を採用しているが、店舗に設置されているものに関しては、基本的にはSuicaなどの交通系ICカードでの決済となる。
続々と登場する無人レジや無人会計機能が、
キャッシュレス社会の発展を促進させるとは言い切れない?
無人レジには、さまざまなタイプがある。たとえば、ローソンには、アプリで商品バーコードをスキャンして購入できる「ローソンスマホペイ」がある。
2018年の東京ガールズコレクションのオフィシャルブースでは、すべての商品にRFIDタグをつけて、それを読み取る形式のレジもあった。こちらは、コード決済のOrigami Payが提供するサービスだ。
同じくRFIDタグをつけるタイプでは、無人コンビニの「600」もある。クレジットカードを通して商品を取り出すと、決済分がクレジットカードから後日引き落とされる。
2018年には、サインポスト社の「スーパーワンダーレジ」の実証実験として、JR赤羽駅の無人AIレジ店舗を公開した。この店舗は「Amazon Go」と同じように完全無人店舗となっており、消費者目線としては負担が一番少ないタイプといえる。
今後もさまざまなタイプの無人レジが誕生して、キャッシュレスでお得に買い物できるようになるはずだ。しかし、「Amazon Go」が現金に対応したように、今後、これらの無人レジも現金対応となるかもしれない。「無人レジが増える=キャッシュレス化が進む」とは言い切れなさそうだ。
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以上、今回は、「ワンダーレジ」の使い方のほか、さまざまな無人AIレジについて解説した。
■ビックカメラSuicaカード | ||
還元率 |
1.0~10% (一般加盟店では1.0%、JR東日本の切符や定期券、「Suica」チャージなどは1.5%、ビックカメラでは10%) |
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発行元 | ビューカード | |
国際ブランド | VISA、JCB | |
年会費(税込) | 初年度無料、2年目以降524円 (年一回の利用で次年度無料) |
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家族カード | なし | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
Suica、モバイルSuica | |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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◆dカード | ||||
1.0~3.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD |
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◆アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード |
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1.5%~ | 1万1000円 | AMEX | Suica ICOCA |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~3.0% | 永年無料 | JCB | QUICPay |
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【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 年会費無料で通常還元率は1.0%、「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」のセブン-イレブンやAmazonなどでは還元率2.0%、スターバックスでは還元率3.0%になるお得なカード。しかも、大手カード会社のクレジットカードだけあって、ポイントの汎用性も抜群! |
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◆イオンカードセレクト | ||||
0.5~1.0% |
永年無料 | VISA JCB Master |
Suica ICOCA WAON |
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◆au PAY カード | ||||
1.0~2.0% |
初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※) |
VISA Master |
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【au PAY カードのおすすめポイント】 通常還元率1.0%でPontaポイントが貯まり、マツモトキヨシやかっぱ寿司などの「au PAY ポイントアップ店」では還元率1.5~2.0%以上に達する、auユーザー以外も得するクレジットカード! さらに、スマホ決済の「au PAY」へのチャージでも1.0%分のポイントが貯まり、「au PAY(コード払い)」の利用時に0.5%分のポイントが貯まるので、合計還元率1.5%でPontaポイントを2重取りできる! しかも、初年度は年会費無料、2年目以降は年会費1375円(税込)だが、年に1回でもカード決済、もしくは携帯電話などのauのサービスを利用していれば次年度以降の年会費も無料に! (※ 2年目以降1375円。ただし、年一回でも利用した場合、もしくは「au ID」に「au PAY カード」を紐付けて、携帯電話などのauサービスを利用している場合は次年度無料) |
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