超成長株投資で資産10倍計画!

年末スペシャル対談 山本潤氏 VS DAIBOUCHOU氏
2019年 成長株投資の真髄を語り尽くす(後編)
山本潤氏vsDAIBOUCHOU氏特別対談

2019年12月26日公開(2020年1月16日更新)
山本 潤
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低リスクで高いパフォーマンスを上げる秘訣とは

山本潤のメールマガジン&オンラインサロン。10年で10倍を目指す超成長株投資の真髄

ダイヤモンド社の100%出資子会社、ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ(以下、DFRと略)が提供する山本潤 10年で10倍を目指す! 超成長株投資の真髄』で助言する日本株ポートフォリオのパフォーマンスが好調だ。

外資系投資顧問などで日本株のファンドマネージャーを約20年間務めた山本氏が個人投資家にメルマガや掲示板で銘柄分析や売買助言を行ない、年率20%以上のパフォーマンスを目指す銘柄の組み合わせ(ポートフォリオ)を提示するこれまでなかったものだ。

山本氏が助言するポートフォリオ(以下、DFRポートフォリオと略)の配当込みリターンは年初来32.0%(2019年12月6日時点)と、TOPIXの17.2%を大きく上回る。しかもリターンをリスクで割ったシャープ・レシオはDFRは0.79と、TOPIXの0.25を上回り、低リスクの運用にも成功している。
 
前編に続き、山本潤氏と、書籍『DAIBOUCHOU式 新・サイクル投資法』や投資開始から約5年で資産を10億円にした"レバレッジバリュー投資"で有名なDAIBOUCHOU氏(以下、D氏と略・サービス開始当初からの会員)との特別対談の模様をお送りする。

対談の前半では、山本潤氏の成長株ポートフォリオの根源となっている考え方が詳しく解説されている→前編の記事はこちら

左が山本潤氏、右がDAIBOUCHOU氏。年初来パフォーマンスは両氏とも約30%超と好調だ

ーー前編では成長株投資で成功する秘訣として、今上がっている株ではなく、これから上がる株を発掘して仕込むことが大事だと両氏の意見が一致。後編では、銘柄選びのポイントを語ってもらった。

D氏 短期の成長株投資では、次の四半期業績で上方修正が期待できるような銘柄を仕込むことが大切です。そのために欠かせない情報が、次の四半期業績を占う直近の事業の進捗や今後の見通しです。
 ただ、こうした情報の入手は、個人投資家は機関投資家と比べて圧倒的に不利です。機関投資家は企業に取材できるのに対し、個人投資家は取材できないからです。適時開示の公表資料や月次売上高などヒントになる公開情報もありますが、多くは企業を取材しないと分かりません。 

 その点、『山本潤 10年で10倍を目指す! 超成長株投資の真髄』の会員なら、機関投資家のファンドマネジャー経験が長く、企業分析のプロである山本さんが取材したレポートを見られるのは魅力的ですね。

山本 DAIBOUCHOUさんをはじめ著名な個人投資家の会員から役立っていると言われて嬉しいですが、私に言わせると、多くの企業を取材しても短期予想は至難の業です。プロでも外すので、投資経験が浅い方に短期投資はお勧めしません。
 それに比べると、長期投資はシンプルです。利益率が高く、増収が続いている銘柄を選んでおけば、長期的な株価上昇がある程度見込めるでしょう。増収が続き、利益率が高い企業ほど、事業への投資や配当が増え、株価上昇の源泉となるからです。

国内の成熟市場に埋もれる成長株が狙い目

――内需株の選び方のポイントを教えてください

山本 成熟市場の中で勢いがある企業が狙い目でしょうか。例えるなら、弱った魚が多く泳ぐ広大な池で、1匹だけぴんぴん跳ねている元気な魚を探す感じでしょうか。

D氏 DFRポートフォリオ銘柄のアルヒ(7198)はそういう感じですね。アルヒが扱う商品は住宅ローンです。人口減少や少子高齢化で住宅購入者が減ると言われる中、住宅ローンは成長市場とは言えません。
 しかし、アルヒには追い風が吹いています。住宅ローンを手がける競合の銀行が弱っているからです。銀行が停滞する間隙をぬって、アルヒは「フラット35」の実行件数シェアで9年連続1位(2018年度実績)に輝くなど急成長しています。それでも実行件数ベースのシェアは約2.5割で、今後もシェア獲得の余地は大きく、業績拡大の伸びしろが大きいと言えます。

山本 社長の手腕も高いですね。同社のCEOを務める浜田宏氏は、過去にデルの日本法人社長やHOYAのCOOを務めるなど経営経験が豊富です。AI企業のHEROZと提携して、AIを活用した住宅ローン不正利用検知システム本格稼働させるなど、横並び意識が強くて斬新な施策を打ちにくい銀行の中にいて、異彩を放っています。
 このようにマクロで見たら成熟している市場でも、例外的に成長している企業はあるのです。DRFポートフォリオ銘柄の1つであるプレミアグループ(7199)もそうでしょう。

DFRポートフォリオのパフォーマンスに貢献するプレミアグループ(7199) /日足・6カ月 (出典:SBI証券公式サイト)

――外需株はどうですか?

山本 世界的な需要拡大が見込まれる5G銘柄は有望です。ただ、スマートフォンに加えて部品、製造装置、素材なども含めるとすそ野が広く関連銘柄の数は膨大です。また、技術や需給動向の理解も必要なため、一朝一夕に銘柄発掘は難しいでしょう。ただ幸いにも、私は半導体セクターの経験が長かったので、会員の方には5G銘柄をフォローできます。DFRポートフォリオの1つである電子材料を手がける扶桑化学工業(4368)なども早期に仕込むことでパフォーマンスに大きく貢献しています。

扶桑化学工業(4368) /日足・6カ月 (出典:SBI証券公式サイト)

D氏 私は約200銘柄からなるポートフォリオを構築していますが、多くは自分が得意とする内需銘柄です。情報収集や勉強の手間を考えると、自らは得意分野の銘柄発掘に注力し、5G銘柄など不得意分野は山本さんのようなプロの助言に従った方が投資効率は高いと思います。

――成長株の代表と言える国内のIT銘柄はどうですか?

失敗をカバーできるポートフォリオの力

山本 少々失敗しましたね(笑)。新興のIT企業の経営陣に取材し、SaaSやサブスクリプションなどビジネスモデルが有望で、経営者のモチベーションが高いこともあって4銘柄を組み入れました。しかし、決算で蓋を開けてみると業績は目標に対して大幅未達で、株価も急落。ビジネスモデルを急に変えて顧客離れが進んだり、採用に苦戦し労働力を確保できないなど「絵に描いた餅」の印象が強いですね。
 ただ、株価急落にもかかわらず、ポートフォリオがTOPIXを大幅に上回る成績を挙げた理由は、急落をもって余りある好調な銘柄が他に多くあったからです。つまり、適切にポートフォリオを構築できていれば、数銘柄の失敗もカバーできるのです。一方、これらに集中投資していたら大変な事態になっていたでしょう。4銘柄のうち、2銘柄は来期以降の回復が見込めるため、現在も保有しています。こうした不調な銘柄を組み入れておけるのもポートフォリオの力です。

――2年目に突入するサービスにDAIBOUCHOUさんが期待すること、山本さんの抱負を教えてください。

D氏 決算が悪くて株価がオーバーシュートしているIT企業などを取材し、復活の可能性を探ってほしいですね。多くの人が気付く前に仕込めるかが短期投資では重要ですから。私を問わず、このサービスが画期的なのは、会員であれば組み入れ銘柄の候補(ユニバース)を提案できることです。ユニバースに採用され、山本さんが取材すると、その様子がレポートで公開されます。

山本 そうですね。会員からの提案が多く、日々ユニバースは増えていますし、実際にDFRポートフォリオに組み込まれた銘柄もあります。前編で、長期の資産形成では、個別銘柄売買の集合体ではなく、1つのポートフォリオとみなして運用することが大切だと言いました。

 現在も掲示板やオンライン会議では、私だけではなく、会員の皆さんも交じって、新規の組み入れ銘柄や組み入れ銘柄の是非が熱く議論されています。前編でポートフォリオは団体競技と申し上げましたが、このサービス自体が会員の皆様を含めて1つのポートフォリオだと思っています。チームの力を結集して戦うことで、来年も良いパフォーマンスを上げ、個人投資家の長期的な資産形成に役立てれば嬉しいです。2020年もよろしくお願いいたします。

将来の利益を保証するものではありません。


(構成/冨丸幸太 撮影/和田佳久)


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