インフレの波が本格化しつつある中、年収アップは働く全ての人にとって切実な問題だ。数十年給料が上がらず、円安加速でジリ貧が叫ばれる日本だが、中には年収が優に1000万円を超えるような「勝ち組企業」も確かにある。特集『高年収&高収益 勝ち組企業大解剖!儲けの秘密と本当の待遇』では、10月3日(月)から14日(金)までの全18回の連載で、そんな「高年収&高収益」企業の仕組みを大解剖。業界通のアナリストがビジネスモデルを分析するほか、現場で働く社員らへの徹底取材を通じ、高収益の仕組みから待遇のリアル、出世・キャリアの実像までを一挙にあぶり出していく。
#1 10月3日(月)配信
平均年収が「5年で100万円超増えた」高給大企業ランキング【全36社最新版】4位キーエンス321万円増、1位は?
年収が「5年で100万円超」アップし、従業員数も増やした平均年収800万円以上の高給大企業をランキング。事業の拡大とともに、従業員の給料を爆増させてきた厳選36社の具体名を明らかにする。
#2 10月3日(月)配信
大和証券「200万円の社長賞」実質廃止!超成果主義の後退で20代年収2000万円が揺らぐ?
トップセールスなら、入社3年目で管理職の年収を上回るケースもあった大和証券。ところが、1分野最大200万円が支給された社長賞は実質廃止に。20代で年収2000万円突破、成果次第で野村證券を上回るといわれた高給は今後も続くのか。賞与額を左右する新たな人事考課と、実は成果主義に隠れる年功序列の仕組みを大解剖。具体的な役職と金額、内部からの生の声とともにお伝えする。
#3 10月4日(火)配信
メガベンチャー年収ランキング【全80社】13位メルカリ968万円、1位は?
創業30年以内のメガベンチャーの平均年収ランキングを大公開。日本にもようやくベンチャー企業が育ちつつあるが、成長を継続できるかどうかは「人材獲得」が重要なポイントになる。業績に加えて社員の待遇もいい企業はどこか?伸びている若い会社で働くのはビジネスパーソンにとっても魅力的である。今後も成長が期待でき、転職先としても投資先としても有望なベンチャー企業を探した。
#4 10月4日(火)配信
平均年収2183万円!勝ち組キーエンス、社員激増でも生産性の向上が続く秘密
直近2022年3月期の平均年収が2183万円と、上場企業2位の超高年収企業であるキーエンス。営業利益率50%以上という高収益体質を誇り、人員規模が激増しても生産性(1人当たり売上高)は向上中だ。そんな同社の「最強の営業部隊」の力を最大化する独自モデルの秘密をひもとくほか、従業員の生の声を厳選して待遇&働き方の実像を明らかにする。
#5 10月5日(水)配信
野村證券「20代で年収1000万円」もいる実力主義と待遇格差の実態、社外秘の評価指標を公開!
大手証券会社には今、さまざまな逆風が吹いている。それでも野村證券が「20代でも評価が高ければ年収1000万円」ともいわれる高給を続けられるのは、すさまじいまでの実力主義が背景にある。ダイヤモンド編集部は野村證券の社外秘の部門別KPI(重要業績評価指標)を独自に入手。そのKPIを基に、評価と出世のメカニズムや役職別の待遇の詳細を初公開する。実力主義の裏側にある、生々しい社員評価の実態が浮かび上がった。
#6 10月5日(水)配信
株主にも社員の年収にも還元している高配当株ランキング【全80社】12位みずほFG、1位は?
相場が不安定なときに注目されやすい高利回り株だが、高い配当利回りだけに注目するのは避けよう。また、連続増配中の企業であっても、株主にだけ還元して人材コストを削っている会社は長期的には危険だろう。なぜならば、収益が大きく落ち込めば減配や無配転落の可能性もあるからだ。そこで今回注目したのが、配当を年々増やしながら、同時に社員の年収も増やしている企業だ。日本もインフレ局面が到来しそうな今こそ確認してほしい、配当増と株価上昇の一挙両得を狙える企業リストを発表する。
#7 10月6日(木)配信
ITサービス企業の年収ランキングで「安泰ベンダー」判明!野村総研、NTTデータは?
産業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)の恩恵を受けるITサービス業界。ただ各社のビジネスモデルや強みを持つ分野は異なり、「年収ランキング」では二極化が浮き彫りに。そこで業界トップアナリストの分析などに基づき、「待遇格差」を分ける要諦と、この先も安定成長を続けそうな“安泰ベンダー”の実像に迫った。
#8 10月6日(木)配信
平均年収2688万円!M&Aキャピタルパートナーズが競合よりも超高給を実現できる秘密
2021年度の平均年収が2688万円に上り、直接比較可能な国内上場企業約3200社の中で堂々トップのM&Aキャピタルパートナーズ。ライバルのM&A仲介会社も総じて高いが、それでも他社は1000万円台にとどまる。実はM&A仲介トップ3社の決算書を業界通のアドバイスの下徹底比較すると、高収入のM&A仲介業界の中でも収入が突出する理由が明らかとなった。
#9 10月7日(金)配信
5年で年収300万円増加!東京エレクトロン・レーザーテックの半導体製造装置2社、高待遇の理由
電気機器セクターにおいて、平均年収でソニーグループや日立製作所を上回るのが半導体製造装置のレーザーテックと東京エレクトロンだ。2社とも5年で平均年収を300万円以上も増加させており、上場企業3200社(持ち株会社を除く)の平均年収ランキングでもレーザーテックは11位、東京エレクトロンは14位に登場する。伝統的にメーカーの給料が低い日本で圧倒的な高年収を実現できたのはなぜか。2社のビジネスモデルや報酬の仕組みの神髄を実額とともに具体的に解剖した。
#10 10月7日(金)配信
アクセンチュア、マッキンゼー…外資コンサル「給与引き上げ合戦」最新事情&職位別の給与レンジ
企業からの案件が引きも切らず、コンサルティング業界は目下絶好調だ。以前から有数の高年収業界だが、最近は人材引き抜き合戦の様相を呈し、外資ファームなどで給与アップの動きが激化。その最新事情を具体例とともにレポートするほか、アクセンチュアやマッキンゼーなど大手各社のポジションごとの給与レンジ、年収増につながるキャリアの在り方なども明らかにする。
#11 10月8日(土)配信
業績絶好調で社員の年収も増えている「割安な株」ランキング【全80社】9位フェローテック、1位は?
冷静に分析した結果であれば別だが、相場が不安定なときに恐怖心からパニックになり、「ろうばい売り」をするのは避けた方がいい。なぜならば「底」で売って、「高値」で買い戻す可能性があるからだ。とはいえ、株価が割高な株は下値めどの判断が難しい。そこで検討してほしいのが、業績が堅調ながら株価が割安圏にある銘柄だ。さらに今回は5年前比で平均年収が増加しているという条件も加えた。つまり、割安な上に、しっかりと人材への投資もしている会社80社ということになる。
#12 10月9日(日)配信
海辺のオフィス、リモート社食、卵子凍結…メルカリやサイバーAが導入「すごい福利厚生」
福利厚生はコロナ禍で激変した。テレワークの恒常化で、社員食堂はガラガラ、せっかく造った独身寮に誰もいないという光景も。各社では見直しが始まっている。一方で、需要の変化に応える新しいタイプの福利厚生が続々と導入されている。テレワーカーでも社食を使えるサービスや、将来的に子どもを持ちたい社員を支援する「卵子凍結」など、最新の福利厚生のすごさを紹介する。
#13 10月11日(火)配信
有名企業「5年後の年収」独自予想ランキング【上位100社】3位中外製薬、1位は?
未来の「年収勝者」はどの企業なのか――。ダイヤモンド編集部では今回、この答えを探るべく、「5年後の年収」を専門家のアドバイスを基に初めて試算!営業利益や従業員の平均年齢などを説明変数とする重回帰分析で予測モデルを作成し、独自の年収ランキングを算出した。第1弾では、5年後の予想年収ランキング上位100社を明らかにする。
#14 10月11日(火)配信
「年収1000万円」を三菱UFJFGと三井住友FGが超低金利でも維持できる理由、超円安でも安泰?
長年にわたる低金利環境に苦しんできた銀行業界。ところが、三菱UFJフィナンシャル・グループと三井住友フィナンシャルグループは依然高待遇が続く。両社の平均年収は1000万円以上で、福利厚生も手厚い。その理由をグローバルの商業銀行との比較でひもとき、さらには今後、円安や金利高が純利益に与える影響もアナリストと共に分析。日本のメガバンクはこれからも、高待遇を続けることができるのか?
#15 10月13日(木)配信
40代で年収2000万円に届く不動産大手「儲けの秘密と死角」、三井不動産・三菱地所・ヒューリック…
総合商社と平均年収、就職難易度で鎬を削るのが財閥系不動産だ。賃金体系は基本的に年功序列で働き方も「ホワイト」ながら、総合職では40代で年収2000万円台が視野に入るという。ヒューリックも少数精鋭で圧倒的な1人当たり売上高を実現して年収ランキングでは、財閥系2社を上回る3位にランクインする。一方で大手不動産の株式市場からの評価は必ずしも高くない。各社のビジネスモデルと株式市場の懸念を解説する。
#16 10月14日(金)配信
低年収企業「5年後の年収」独自予想ランキング!業績不調企業のリベンジなるか!?
「予想年収ランキング」第2弾では、直近の平均年収が低い部類に入る「低年収企業」の5年後の年収ランキングを開陳。インフレに苛まれる中、収入アップはとりわけ低収入企業の働き手にとって切実な問題だ。事業を支える従業員たちに報い、“年収下克上”を果たすことはできるのか?
#17 10月14日(金)配信
平均年収1500万円超の総合商社「セレブ待遇」のリアル、三菱商事・伊藤忠・三井物産…
「年収の勝者」の筆頭である総合商社。三菱商事や三井物産、伊藤忠商事など、直近の年収は大手5社平均で1500万円超に上る。最近は資源高という追い風も吹くが、「超高年収の秘訣」はもちろんそれだけではない。商社が超高年収を誇るメカニズムを業界通のアナリストがひもとくとともに、キャリアや待遇のリアルな実像に迫る。
#18 10月17日(月)配信
年収1000万円超企業「5年後の年収」独自予想ランキング!【27社】2位東京建物147万円増、1位は?
「予想年収ランキング」第3弾では、キーエンスやヒューリック、レーザーテックや三井不動産など、直近の平均年収が1000万円超である高年収企業の「5年後の年収」を明らかに!アナリストが見通す5期先の市場予想のデータなどを基に、本業の動向と併せ、年収がどのように増減するかを示す。
Key Visual by Noriyo Shinoda