韓国で50万部の超ロングセラー、韓国で社会現象を巻き起こした『勉強が面白くなる瞬間』。この本を読んで、中高生の98.4%が「勉強をしたくなった」と証言! なぜ、勉強をしなかった人たちが勉強に夢中になるのか。10代~70代の世代を超えて多くの人が共感。そこにノウハウは一切ありません。ただ、この本を読んだ人にはわかることでしょう。いま、再燃している『勉強が面白くなる瞬間』から、その驚くべき内容を紹介する。
親が子が寝ているあいだに、机の上にそっと置く社会現象が起きたほど、親にも子にも衝撃的な話題作となった勉強本。ギフト需要が高まるこの時期に1章ごとのトピックを紹介していく(9章/13章)。(構成/ダイヤモンド社武井康一郎)
勉強における3つのルーティン
人生と勉強は切り離せない、最強のコンビであることはすでにお伝えしました。よい習慣を身につけることで、日々、勉強にいそしむことでしょう。
怠惰に一日を過ごす日もあるかもしれませんが、それもあなたの人生の一部であることを忘れてはいけません。今日の1日をどう過ごすか、あなたの決断が集まって、あなたの人生が作られます。それがあなたを作るのです。
そのために、何となく時間を送るのではなく、明晰な精神を持って生きるのです。
そこで、「ルーティン」を使いましょう。私の記憶では、五郎丸歩ラグビー選手のルーティンが話題になりましたね。手のひらを前に出して2回手を振る動作です。スポーツ選手のゲン担ぎと同じなのかもしれません。
著者も勉強におけるルーティンを3つ用意していました。「スケジューラ―」「ストップウッチ」「タイムシート」です。
1.ぶれない約束:スケジューラー
朝起きて机に向かったら、まずはスケジューラーを使います。今日1日で何を勉強するのか計画を立てるのです。計画を1行に一つずつ、分量も同時に書き記すようにします。見やすく書いたら、それを1日中机の上に開いておいてください。そして、目標を達成したら、その都度ペンでチェックします。
自分自身との約束こそが、何よりも重い約束です。スケジューラーに一度書いたものは、自分の人生との固い約束なのです。決して揺らぐことのない約束でなくてはいけません。そうすれば、自分で自分自身を信じることができるでしょう。
2.効率を上げる分析:タイムシート
スケジューラーが勉強「する」予定のリストだとしたら、タイムシートは勉強「した」結果のリストです。タイムシートは勉強の合間に書く時間記録表です。こまめに書いておくと、時間の質が上がります。自分の時間の使い方を記録しておくと、時間を浪費することがなくなります。重要なのは「何分間隔で書くか」ではなく、「自分が使う時間にどれだけ責任感を持つか」です。
3.勉強に集中した時間:ストップウォッチ
勉強するときはストップウォッチを目につく場所に置きましょう。ストップウォッチで「机に向かって勉強に集中した時間」を計ってください。授業時間以外に、自分で勉強した時間だけを計ります。そして昨日の記録と比べて、毎日競走しましょう。昨日より「10分でも長く」「5分でも長く」集中して勉強しようと粘り強く努力すれば、自分への信頼感が芽生えます。そしてその先に、あなたが望む人生があります。
「スケジューラー」で自分とのぶれない約束をし、「タイムシート」で効率を上げるための分析をして、「ストップウォッチ」で本当に集中して勉強する時間を増やしましょう。
(本原稿は、『勉強が面白くなる瞬間』第9章のダイジェスト版です)