セクシー・ボリンジャーはお見通し!
【第1回】 2012年4月16日 ワタナベくん

「スバル」は、これから個性派プレミアム路線を突き進む!?

スポーツカー「BRZ」「ハチロク」の人気が教えてくれること

これから「ザイ・オンライン」で株のことについて、書かせていただくことになりました。タイトルは「セクシーボリンジャー」となっていますが、チャートの話題に限らず、思い入れのある銘柄や投資に関する話題について、自由に語らせていただこうと思っております。どうぞよろしくお願いします。ということで、最初は大好きな自動車株についてのお話です。

スポーツカーがおじさんだけでなく、いろいろな世代に売れている!?

富士重工の「SUBARU BRZ」は、発売後2カ月で目標の約4倍の3551台も売れる人気ぶり!「若者のクルマ離れ」と言われる中にあって、購入者の過半数が39歳以下。(写真はザイ・オンライン編集部)

 3月28日に富士重工業7270)から「BRZ」(右写真)、4月6日にトヨタ自動車7203)から「86(ハチロク)」というスポーツカーが相次いで発売されました。この2車種は両社が共同開発した基本的には同じクルマで、富士重工の群馬製作所本工場で造られています。

 どちらも大変な売れ行きで、試乗するのにも予約が必要という人気ぶりです。これには正直、驚きました。最近、話題になったクルマと言えば、低燃費、省スペース、低価格がウリの小型車が多く、スポーツカーみたいな趣味性の高いクルマは、生産中止になったという寂しいニュースばかりだったからです。

 しかも、先に発売された「BRZ」を購入した人の年齢構成比が、また興味深いです。

------------------------
29歳以下 27.5%
30代   27.9%
40代   23.3%
50代   13.8%
60歳以上  7.5%
------------------------
※富士重工のプレスリリース「SUBARU BRZの受注状況について」より

 このクルマは開発段階から「若者向け」とアピールされていましたが、実際には年輩の方が買うんだろうなと思っていました。若者は「クルマ離れ」で、もうスポーツカーになんて興味ないのだとずっと言われてきたからです。

 実際、街でスポーツカーを見かけると、運転しているのは白髪のお金持ってそうなおじさんが多く、僕も「そういうものかな」と思っていました。トヨタが「若者向け」といいながらも「ハチロク」という1980年代に人気になったクルマの愛称を付けたのにも「やっぱ本命はそこだよな」と思わせました。

 でも、フタを開けてみたら、どの層からもまんべんなく人気でした。これで、スポーツカーがじゃんじゃか売れ出すというわけではないと思いますが、他の自動車メーカーの人も「若者だって乗りたいクルマがあったら買うんだ」とわかったのではないでしょうか。付加価値の高いモノが売れるというのは、経済にとってとても良いことだと思います。