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2018年9月30日 ポイ探ニュース

QRコード・バーコード決済のメリット・デメリットを
「Suica」などの交通系ICカードと比較して解説!
コンビニなどでは「モバイルSuica」のほうが便利!

バーコード決済やQRコード決済

 以前、「バーコード決済やQRコード決済などのスマホ決済は日本で普及するのか?」という記事を書いた。日本はポイントカード文化で、ポイントカードがアプリ化することで、バーコード決済やQRコード決済の普及を妨げるといった内容だ。
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 QRコード・バーコード決済が普及しにくい理由は、このポイントカードのアプリ化のほかにも、「交通系ICカード」の存在がある。

 交通系ICカードの代表格である「Suica」は2001年に誕生し、2017年3月31日時点で6398万枚も発行されている。少し古いデータだが、2011年にジェイアール東日本企画が「東京30キロ圏居住の18歳~49歳の生活者の内、85.9%がSuicaまたはPASMOを保有している」と発表した。このデータの発表から7年以上経過しているため、現在は9割を超えていてもおかしくない。

 この「Suica」や「PASMO」などは、2013年3月23日より、ほかの交通系ICカードと相互利用が始まった。「Kitaca」「PASMO」「Suica」「manaca」「TOICA」「PiTaPa」「ICOCA」「はやかけん」「nimoca」「SUGOCA」のいずれか1枚あれば、日本全国の鉄道が利用可能となっている。
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 また、鉄道だけでなく、交通系ICカードで買い物できる店舗も、それぞれの交通系ICカードで相互利用できる。たとえば、「Kitaca」の加盟店で「Suica」を利用して買い物できるのだ。中日新聞によると、2018年5月18日時点で、これらの交通系ICカードを利用できる店舗は48万2920店、これらの交通系ICカードの総発行枚数は1億3843万枚となっている。

交通系ICカード

「Suica」などの交通系ICカードの
最大のメリットは、決済スピードの早さ

 2001年に誕生した「Suica」は、改札などでかざしたときの処理速度が0.2秒とかなり早い。首都圏の通勤ラッシュでも対応できるのは、この処理スピードのおかげだ。

 しかし、QRコード・バーコード決済の場合は、「Suica」ほど決済スピードが早くない。首都圏の9割近くの人が「Suica」の処理スピードに慣れているため、QRコード・バーコード決済のスピードに慣れることができるかどうかが問題だろう。

 先日、ローソンで「LINE Pay」のコード決済で買い物しようとした。まず、スマートフォンで「LINE Pay」を起動した後に、ローソンアプリを起動。次に、スマートフォンでdポイントのバーコードを提示してから、画面を「LINE Pay」に切り替えたときに、スマートフォンが何かのWi-Fiを拾おうとしていたようで、コード決済が起動しなかった。

 バーコードをすぐに提示できなかったため、結局、Apple Payで支払うことにした。このように、急いでいるときにQRコード・バーコード決済は利用しにくい。やはり、スピード重視の交通系ICカードが便利だろう。
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「Suica」には、「ビューカード」でチャージしたときに
1.5%分のJRE POINTを獲得できるというメリットも!

 全国で相互利用できる交通系ICカードの中で最強なのは「Suica」だ。「Suica」は、おサイフケータイに対応している端末、またはiPhone 7以降なら「モバイルSuica」を利用できる。
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 そして、クレジットカードの「ビューカード」を保有すれば、「Suica」のオートチャージ機能を利用できる。この機能を使えば、改札通過時に「Suica」の残高が不足している場合でも、自動的にクレジットチャージされるので便利だ。また、カードの「Suica」の場合は残高不足を把握するのは難しいが、「モバイルSuica」なら料金を事前にスマートフォンで確認できるうえに、残高不足のときはアプリ操作でチャージすることもできる。

 しかも、クレジットカードの「ビューカード」で「Suica」にチャージをすると、1.5%分の「JRE POINT」を獲得できる。つまり、実質的に、電車への乗車でも「Suica」での買い物でも、いつでも1.5%分のJRE POINTを獲得できるというわけだ。
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 さらに、NewDaysなどのJRE POINT加盟店なら、JRE POINTに登録した「Suica」で支払えば、別途で0.5~1.0%分のJRE POINTを獲得できる。

 貯まったJRE POINTは、「Suica」に1ポイント=1円としてチャージできるなど、ポイントの使い勝手もいいのもメリットだ。

 接触決済のQRコード・バーコード決済を日本中に普及させるには、これらの「Suica」の利便性を超えなければならないだろう。

 「モバイルSuica」の場合は、おサイフケータイ対応の端末またはiPhone 7以降という機種依存があるものの、決済スピード+お得度は、QRコード・バーコード決済よりも圧倒的に優れている。

 一方、QRコード・バーコード決済の場合は、機種依存がないのがメリット。しかし、起動にパスコードを入力する必要があったり、Touch IDやFace IDでの認証が必要だったりして、起動に時間がかかるのが大きなデメリットだ。もともと、スマートフォン自体にロックをかけている人も多いので、QRコード・バーコード決済時に認証処理を求める必要があるかのどうかも疑問だ。

 「QRコード・バーコード決済」と「モバイルSuica」の特徴を比較すると、下記の通りだ。

■「QRコード・バーコード決済」と「モバイルSuica」のメリット・デメリットを比較!
  QRコード・バーコード決済 モバイルSuica
決済方法 ・QRコードまたはバーコードを提示
・表示されているQRコードをアプリで読み取り
端末にタッチ
利用者側の
メリット
・LINE Payなら、期間限定で+3%分のLINEポイントを獲得できる
・Origami Payなら、2%ほど割引される
・楽天ペイやd払いなら、クレジットカードのポイント+0.5%分のポイントを獲得できる
・高額利用も可能
ビューカードでのチャージ時に
1.5%分のポイントが貯まる
利用者側の
デメリット
・起動に時間がかかる
・ネット接続が必要
・やり方がわからない
・端末依存あり
・2万円までのチャージ上限あり
加盟店側の
メリット
・決済手数料が安い(期間限定で無料)
・新規導入が簡単
・レジ渋滞が解消
・利用者が持っている可能性が高い
加盟店側の
デメリット
導入するメリットがあるか不明 手数料が必要

QRコード・バーコード決済が普及するには、
電子マネーを使えない店を開拓する必要がある

 QRコード・バーコード決済を提供している企業が最初にサービスを導入するのは、ローソンという傾向がある。ローソンでは、すでに「LINE Pay」のコード決済と「楽天ペイ」のアプリ決済を利用でき、今後は「Origami Pay」や「d払い」にも対応する予定だ。

 しかし、繰り返しになるが、スピーディーな支払いが求められるコンビニでは、QRコード・バーコード決済はあまり向いていないだろう。しかも、ローソンは、電子マネーやクレジットカードでの決済にも対応しているので、決済スピードでは勝ち目がないだろう。

 したがって、QRコード・バーコード決済を普及させるには、現状、電子マネーやクレジットカードを利用できない加盟店を少しずつ開拓していくしかないだろう。「ヤフースマホ決済」や「LINE Pay」のように、加盟店手数料を期間限定で無料にする動きもあるため、新しくお店を始めた人は今がチャンスだ。

 個人的には、子供の習い事にQRコード・バーコード決済を導入してほしいと思っている。習い事は、未だに月謝の手渡しや銀行振込を指定しているところが多い。教室としても、期間限定ではあるものの加盟店手数料が無料で、簡単に集金できるのであれば、導入するメリットはあるはずだ。

 iPhoneで「モバイルSuica」が利用できなかった時期なら、もう少しQRコード・バーコード決済の普及は簡単だったかもしれないが、現状はなかなか難しいというのが実際のところだろう。

 以上、今回は、QRコード・バーコード決済が普及しにくい理由について解説した。