名投資家に学ぶ「株の鉄則!」
【第8回】 2012年5月14日 ザイ編集部

【ウィリアム・ギャンに学ぶ】超短期売買で勝ち続けるために絶対必要なリスク管理の方法

ウィリアム・ギャンの巻(第2回)

天才ギャンでも
「相場は怖い」

 短期売買で勝ち続けることは難しい。たとえば、90年代にヘッジファンドという投機集団が一世を風靡したことがあった。優秀な頭脳を持ったメンバーがチームをつくり、コンピュータを駆使して、万全の体制で短期売買に臨んだのだ。

 一時は、莫大な利益を上げ、これこそが、新時代の投資だと騒がれた。しかし、わずか数年の全盛期を経て、多くのヘッジファンドが破綻していったのは多くが知るところである。

 ギャンのすごいところは、このような厳しい短期売買で、生涯にわたり、コンスタントに資産を増やし続けるノウハウを確立したことである。

 ある時には「25日間で、286回の株の売買を行ない、そのうち264回利益を出し、資金を100倍以上にした」とか、別の年には「479回売買をして、そのうち422回利益を出し、資金を40倍にした」など、ギャンは生涯にわたり、数々の武勇伝をつくった。1955年に亡くなった時には、5000万ドルという、当時としては途方もない資産を残している。