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2021年1月31日 ザイ編集部

「投資信託」の運用成績が優秀なスゴ腕ファンドマネー
ジャーに“2021年の投資戦略”を直撃! 日経平均株価
を上回る運用成績を誇る「投資のプロ」が狙う銘柄は?

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「投資信託」のスゴ腕ファンドマネージャーに“2021年の投資戦略”を直撃! 長期にわたって好成績を上げるファンドマネージャー4人の「コロナ・ショック時の行動」や「2021年に注目の投資テーマ」を聞いた!

発売中のダイヤモンド・ザイ2021年3月号の巻頭特集は、「スゴ腕ファンドマネージャー4人が語る【2021年の儲け方】」! この特集では、長期的に好成績を上げている投資信託のファンドマネージャー4人に取材し、「2020年の振り返り」や「2021年の注目テーマ」「注目企業」「銘柄の選び方」「運用時に注意していること」などを聞いている。

今回は特集の中から、ファンドマネージャー4人が語る「2020年の振り返り」や「2021年の相場見通し」などを抜粋! 彼らがコロナ・ショック時にとった行動や、アフターコロナ時代を見据えて注目しているテーマなども取り上げているので、投資の参考にしてほしい!
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2020年のみならず、長期的に高いパフォーマンスを誇る
日本株型の投資信託のファンドマネージャーを直撃!

 ダイヤモンド・ザイが、”日本株に投資する投資信託の直近1年間の運用成績”を調べたところ、「DIAM新興市場日本株ファンド」(+86.1%)や、「ダイワ新興企業株ファンド」(+45.0%)などが上位に並んだ。同じ期間の日経平均株価の成績は+12.3%だったことを考えると、いかに優れた運用成績かがわかるだろう。

 なかには、2020年だけにとどまらず、10年以上にわたってずっと好成績をキープしている日本株型の投資信託も。たとえば、前出の「DIAM新興市場日本株ファンド」は、この13年間で運用成績が22倍に! 長期成長が見込めるグローバル企業に投資する「コモンズ30ファンド」は、11年間で3.4倍になっている。

 そこで今回は、長期的に好成績を誇る日本株型投資信託を運用してきたスゴ腕ファンドマネージャー4人(「ダイワ新興企業株ファンド」の椎名諒さん、「DIAM新興市場日本株ファンド」の岩谷渉平さん、「ミュータント」の北原淳平さん、「ザ・2020ビジョン」の井伊哲朗さん)に直撃し、好成績の秘訣や2021年の投資戦略などを聞いた!

プロは「コロナ・ショック」を投資の好機と捉えていた!
コロナ前後で銘柄を大幅に入れ替え、運用成績は右肩上がりに!

 まずは、2020年の株式相場を振り返ってもらった。スゴ腕ファンドマネージャー4人に共通していたのは、日経平均株価が3割以上も暴落し、多くの投資家が慌てふためいた2020年3月のコロナ・ショックを、逆にチャンスに変えていたことだ。

 たとえば、「ザ・2020ビジョン」の伊井さんは、新型コロナの感染が拡大し始めた2020年1月に、自動車業界をヒアリングして回ったという。新型コロナの発生地となった中国・武漢は、自動車産業の集積地だったからだ。この時点で、製造業の供給網が打撃を受け、経済への影響も大きくなると判断。株価が暴落する直前の2020年2月中旬には、現金の比率を16.6%にまで高め、暴落後から慎重に買い始めた。

 「ダイワ新興企業株ファンド」の椎名さんも、コロナ・ショックを境に銘柄の3割程度を入れ替えた。新型コロナでマイナスの影響を受けそうな銘柄は売り、新たにコロナ禍で必要とされそうな「リモートワーク」や「オンライン診療」「オンライン教育」「DX(デジタルトランスフォーメーション)」関連を組み入れたという。「DXについては以前から調べていたので、すぐに動けました」(椎名さん)。また、「ミュータント」の北原さんも、株価が下落したときに、それまではPERが高くて買いづらかったグロース株(成長株)を組み入れた。
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 コロナ禍に陥る前から、”デジタル化の進展”は株式市場における一大テーマであり、当然ながらプロは入念な調査をして、買いのタイミングを伺っていたということだろう。大局的な視点と日頃の準備が、ショック時の適切かつ迅速な行動となり、好成績につながったと言えそうだ。

2021年の株式市場の2大テーマは「DX」と「新エネルギー」!
コロナ収束後に反転が期待できるのは「旅行」や「エンタメ」関連

 続いては、4人に2021年の相場見通しについて聞いた。まず、伊井さんは「株価が上昇するいい1年になる」と予測する。というのも、世界中で金融緩和の状態が続きそうだからだ。「長年、株式マーケットにいますが、こんなに金融相場の条件が整うことは滅多にありません。これまでは日欧が緩和状態でも、米国は引き締めに動くなど、各国の政策には違いがありました」(伊井さん)。

 現状は、コロナ禍のさなかで世界各国が金融緩和のアクセルを思いっきり踏み続けており、2021年も”カネ余り”状態は続きそうだ。ここにワクチンが普及して、景気や企業業績が上向けば、株式相場にはさらにプラス材料になる。このため、伊井さんは「2021年夏~秋まで強い株式相場が続く」と見ている。

 一方、北原さんは「足元では中小型のグロース株を中心に割高になっています。どこかで調整・反転する局面があってもおかしくない」と警戒感を持つ。上昇基調を予想する伊井さんも「2021年後半になると、2022年に向けて金融引き締めが意識され始め、株式市場にはマイナスの影響が出そう」との見解を示した。

 投資のメインテーマとなりそうなのは「DX」「新エネルギー」関連だ。「DIAM新興市場日本株ファンド」の岩谷さんは「2020年は新型コロナ騒動でDXにニーズがあることが確認できました。新型コロナが収束しても、元の状態には戻りません。スマホでの決済や体調管理はこの先も根付いていくし、それに基づいた次のビジネスが出てくるでしょう」と話す。また、2020年後半は米国のバイデン新大統領が環境政策を重視していることから、新エネルギーの関連株が注目を浴びた。2021年もこの流れがさらに加速しそうだ。
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 もう一つ注目されるのが「Go To」関連。2020年は外出自粛の影響で、空運や陸運の関連株が大きく落ち込んだが、伊井さんや北原さんは反転を見込んで、運用する投資信託に組み入れている。岩谷さんも「ガマンしたぶん、国内旅行やエンタメを楽しむ機運が高まりそう」と分析。銘柄を選ぶ際は、こうしたプロの見解を参考にしてみよう!
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