節約の達人が伝授!ゼロから貯める節約術
【第1回】 2015年6月3日 風呂内亜矢

節約のはじめの一歩は「銀行の見直し」から!
ネット銀行のATM手数料や金利を比較して、
生活費と別に「先取り貯金用の口座」をつくろう!

 みなさんは日頃節約していますか? まったく何もしていないという人は、今の時代むしろ少数派かもしれませんね。実際問題、節約や貯金は重要です。好き放題お金を使っていたら、そのしわ寄せは老後に来ます。ここ、日本に骨を埋めるつもりなら、老後の年金不安の影響を受けざるを得ないからです。

 よくいわれるように、日本の財政赤字は膨れ上がり、もはやパンク寸前です。国の負担する国民医療費も、高齢化の影響でかさんでいく一方。日本は北欧などの高福祉国ほど税負担が重くない代わりに、老後を支える福祉制度が十分に整っていません。よって、現役時代のうちに、自力である程度の資産を築きあげる必要があります。状況にもよりますが、最低でも夫婦で2000万円前後は定年までに貯めるべきでしょう。 

内閣府の統計によると、貯蓄率(収入に対する貯蓄の割合)は下落し続け、近年はなんとマイナスに!
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 ただ、それは本当に難しいことです。税金は上がるわ、社会保険料負担は上がるわで、家計から出ていくお金は増えるばかり。内閣府の発表している「日本人の貯蓄率」の統計を見ても、近年は下がる一方であり、とうとうマイナスになりました。つまり、収入に対して支出が多く、まったく貯められていないということです。お給料はそこまで増えないのに、政府は物価を引き上げる方針ですから、気を引き締めないと家計が崩壊してしまいます。

独身・実家暮らしでも、意識しないと貯まらない
かたや、貯めている人は20代からコツコツ努力している!

 かくいう私も、この仕事に就く前はお金に無頓着で、貯められない時代がありました。20代でOLをしていた頃、3年間で貯金できた金額は80万円程度にとどまりました。独身で、実家暮らしだったにもかかわらず……です。

 周囲を見渡すと「貯金……10万円もないなぁ」「私なんて、貯金はゼロよ!」などという、私以上にお金について考えていない人たちも、大勢いました。ですが、会社の同期には、ひとり暮らしをしながら「3年で400万円貯めた!」という猛者も。その話を聞いて私は焦り、初めて自分が無計画にお金を使っていたことを反省したのです。

 この経験からわかることは、「意識的に節約し、貯めようとしなければ、お金は決して貯まらない」という、当たり前の事実です。

 もちろん、なかには物欲が極端に少なくて、普通に暮らしているだけでどんどんお金が貯まる人もいるかもしれません。あるいは、お給料がかなり多く、あれこれ使っていてもお金が貯まるような人もいるかもしれません。

 しかし、私自身も含め、大部分の人はホドホドの収入をやりくりして、物欲と戦いつつ、お金を貯めていかなければならないのです。では、そんな状況で節約し、貯金するにはどうすればいいか――と、前置きが長くなりましたが、その答えを見つけていくのが、この連載のテーマです。