2019.12.22
フレディ・マーキュリーの意外な晩年、クラシックに傾倒した傑作とは
映画「ボヘミアン・ラプソディ」が公開されて1年、世界で興行収入1000億円を超える空前の大ヒット作となり、アカデミー賞と英国アカデミー賞で主演男優賞などを受賞している。そして2020年1月にはクイーン+アダム・ランバートの来日公演が行なわれ…
コラムニスト
1954年生まれ。78年早稲田大学政治経済学部卒業後、ダイヤモンド社入社。「週刊ダイヤモンド」編集長などを経て現職。著書に『複雑系の選択』『めちゃくちゃわかるよ!経済学』(ダイヤモンド社)『浦安図書館を支える人びと』(日本図書館協会)など。
2019.12.22
映画「ボヘミアン・ラプソディ」が公開されて1年、世界で興行収入1000億円を超える空前の大ヒット作となり、アカデミー賞と英国アカデミー賞で主演男優賞などを受賞している。そして2020年1月にはクイーン+アダム・ランバートの来日公演が行なわれ…
2019.11.24
ミュージカル女優としてデビュー4年、小南満佑子(こみなみ・まゆこ)は着実に大きな舞台で実績を積んできた。主演クラスの役が続き、キャリアはベテランの風情だが、まだ23歳だ。4歳のころからショービジネスの世界をめざしていたという。ミュージ…
2019.11.3
たった1人でコツコツと、15年以上かけて科学書の図書館を構築してきた人がいる。偶然、ダイヤモンド社の社員がネット上で発見し、教えてくれたのである。リアル図書館ではなく、「科学図書館」と名付けられたウェブサイトで、蔵書は約500点だ。ウェ…
2019.9.29
ビートルズの最後から2番目のアルバム「アビイ・ロード」が発売されたのはちょうど50年前、1969年9月26日のことだった。あれから50年、アナログの音源が技術的に整理、更新されて3次元サラウンド版まで追加され、「50周年記念エディション」として…
2019.8.25
バイロイト音楽祭は、毎年7月末から8月末にかけてドイツ・バイエルン州のバイロイト祝祭劇場で開催される夏の一大イベントだ。世界各地のクラシック系音楽祭と違うのは、リヒャルト・ワーグナー(1813~83)の主要な楽劇10作から選んで公演する、ワ…
2019.7.28
MMT(現代貨幣理論)は5年ぶりに登場した経済学の目新しいコンセプトで、提唱者らの著作が日本で出版されれば大ベストセラーは間違いないところだ。主導する一人、アメリカのステファニー・ケルトン氏(ニューヨーク州立大学教授)が先週来日し…
2019.6.29
サブタイトルまで入れると、両展覧会の正式な名称はこうなる。「クリムト展:ウィーンと日本1900」(東京都美術館)、そして「ウィーン・モダン:クリムト、シーレ世紀末への道」(国立新美術館)。前者は朝日新聞社が、後者は読売新聞社が主催者に…
2019.6.16
1970年代に登場した劇画の代表的な作品『子連れ狼』。作画は時代劇の劇画で有名な小島剛夕、そして原作は小池一夫だ。小池は今年(2019年)4月17日、82歳でこの世を去ったが、膨大な作品を残した漫画の世界の巨匠(マエストロ)である。
2019.6.2
漫画『彼方のアストラ』は、SF漫画としてよく整理された作品だ。一見すると、『十五少年漂流記』を想起させる少年向け冒険物語のようだが、読み進めていくと、ミステリーの要素も強く、どんでん返しと謎解きの面白さもある。
2019.5.19
漫画『イサック』は、大陸欧州を二分して起きた17世紀前半の「三十年戦争」(1620~48年)に傭兵として参戦した日本の鉄砲鍛冶職人、猪左久(いさく=イサック)の物語である。「月刊アフタヌーン」(講談社)で2017年から連載されている。
2019.5.5
漫画『赤狩り』は1950年代前半、アメリカの「赤狩り」がハリウッドを大混乱に陥れた時代を描いた作品である。赤狩りは現代史の教科書に出てくる歴史的事実だが、連載漫画として「ビッグコミックオリジナル」で2017年から始まったのは意外な驚きだっ…
2019.4.21
阿佐田哲也の小説『麻雀放浪記』の第1巻「青春編」が発売されて大ベストセラーとなり、麻雀ブームに火がついたのはちょうど50年前。漫画『麻雀放浪記』はそのコミカライズ作品であり、『麻雀放浪記2020』はリメイクされた映画の漫画化作品だ。
2019.4.7
『雪花の虎(ゆきばなのとら)』は、東村アキコによる歴史漫画である。主人公は上杉謙信(1530~78)。ただし女性。「謙信は女だった」という仮説を立てて構築した作品だ。
2019.3.24
漫画『まんが道』と『愛…しりそめし頃に…』、タイトルはまったく違うものの連続した作品である。著者は藤子不二雄Aで、本作は長い自伝なのだ。また、A氏の自伝にとどまらず、戦後の漫画発達史を知るうえで重要な作品である。
2019.3.10
漫画『ナポレオン』はフランス革命とナポレオン戦争を描いた長編漫画だが、読者は剣で斬られ、銃弾に貫かれ、砲弾で吹き飛ばされる体験をするだろう。写実を超えたすさまじい熱気と表現で、私たちを1800年前後のヨーロッパへ連れていく。
2019.2.24
『ワイルド7』は1969年から「週刊少年キング」に連載され、2016年に他界した望月三起也の代表作。2019年は連載開始から50周年に当たる。なにしろ、こんなかっこいい漫画、そうあるものではない。
2019.2.10
『乙女語り』の作者はじつに意外な舞台を選び、読者の想定を超える物語を進めている。時代は19世紀の中葉、物語の舞台はトルキスタン(中央アジア)のあちらこちら。主人公は中央アジアを旅行中のイギリス人の20代青年、ヘンリー・スミスである。
2019.1.27
漫画『銃夢』が1991年から95年まで「ビジネスジャンプ」に連載されてからなんと28年。続編が現在まで続いているが、ジェームズ・キャメロン監督がプロデューサー兼脚本家として実写映画化し、2月22日には日本でも公開される。
2019.1.13
漫画『岳』のあと、著者の石塚真一により描かれているのが長編が『BLUE GIANT』とその続編の『BLUE GIANT SUPREME』だ。山岳物語とはがらりと変わり、テーマはジャズで身を立てる青年のサクセス・ストーリーである。
2018.12.16
『ブラック・ラグーン』は、ハードボイルドな作品である。しゃれたセリフ回しに、膨大な武器の情報と激しい銃撃戦が繰り広げられる。私はこの作品が大好きで、単行本の発売をいつも心待ちにしているのだが、なんとも刊行ペースが遅い。
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