2020.6.28
東京フィル演奏会再開の舞台裏、ステージ上で「密」を避ける工夫とは?
東京フィルハーモニー交響楽団(東京フィル)が6月21日の定期演奏会から、ついに聴衆を会場に入れた定期演奏会を再開した。新型コロナウイルス対策において、難関は聴衆の密集よりも、舞台上の密集対策だ。東京フィルの再開は多くの演奏団体にとっ…
コラムニスト
1954年生まれ。78年早稲田大学政治経済学部卒業後、ダイヤモンド社入社。「週刊ダイヤモンド」編集長などを経て現職。著書に『複雑系の選択』『めちゃくちゃわかるよ!経済学』(ダイヤモンド社)『浦安図書館を支える人びと』(日本図書館協会)など。
2020.6.28
東京フィルハーモニー交響楽団(東京フィル)が6月21日の定期演奏会から、ついに聴衆を会場に入れた定期演奏会を再開した。新型コロナウイルス対策において、難関は聴衆の密集よりも、舞台上の密集対策だ。東京フィルの再開は多くの演奏団体にとっ…
2020.6.21
今年で、ビートルズ最後のアルバム「レット・イット・ビー」の発売から50年。わずか8年ほどの録音活動期間でありながら、ポピュラー音楽史に多大な影響を与えたビートルズ。特にこのアルバムの発売、そしてその後の映画「レット・イット・ビー」公…
2020.5.24
2020年は、チャイコフスキー生誕180周年の記念すべき年である。抒情的で美しい旋律、金管楽器の派手なリズムとハーモニーなど、世界中で人気があるチャイコフスキーだが、なかでも1番人気の「悲愴」交響曲の新しい録音を、30代から40代の指揮者で聞…
2020.4.12
なぜ、どのように新型コロナウイルスは出現したのか、どうして感染は急速に世界に広がったのか、そもそもウイルスとは何か、いったいいつから地球に存在しているのか、抗コロナウイルス薬とは、どのようなメカニズムで効くようになるのか。いやはや…
2020.3.8
2020年はベートーヴェン生誕250年のアニバーサリー・イヤーだが、わが国の代表的な作曲家、山田耕筰が没して55年目の年にも当たる。山田耕筰といえば、「赤とんぼ」「待ちぼうけ」「この道」「からたちの花」といった童謡によって広く知られている…
2020.2.23
本欄の前回、「ベートーヴェン生誕250周年、最新『交響曲全集』10本を聞き比べた!」の最後に書いたように、同じ曲でも楽譜の版(エディション)の相違が演奏に大きく影響するので、指揮者による楽曲の研究は楽譜の選択から始まる。クラシックだか…
2020.1.26
2020年12月にベートーヴェン生誕250周年を迎える。今年は世界中でベートーヴェンの作品を演奏するコンサートが無数に開催されるだろう。CDなどのソフトも、すでに続々と発売されている。特に9つの交響曲は世界中で人気があり、全集としてさまざま…
2019.12.22
映画「ボヘミアン・ラプソディ」が公開されて1年、世界で興行収入1000億円を超える空前の大ヒット作となり、アカデミー賞と英国アカデミー賞で主演男優賞などを受賞している。そして2020年1月にはクイーン+アダム・ランバートの来日公演が行なわれ…
2019.11.24
ミュージカル女優としてデビュー4年、小南満佑子(こみなみ・まゆこ)は着実に大きな舞台で実績を積んできた。主演クラスの役が続き、キャリアはベテランの風情だが、まだ23歳だ。4歳のころからショービジネスの世界をめざしていたという。ミュージ…
2019.11.3
たった1人でコツコツと、15年以上かけて科学書の図書館を構築してきた人がいる。偶然、ダイヤモンド社の社員がネット上で発見し、教えてくれたのである。リアル図書館ではなく、「科学図書館」と名付けられたウェブサイトで、蔵書は約500点だ。ウェ…
2019.9.29
ビートルズの最後から2番目のアルバム「アビイ・ロード」が発売されたのはちょうど50年前、1969年9月26日のことだった。あれから50年、アナログの音源が技術的に整理、更新されて3次元サラウンド版まで追加され、「50周年記念エディション」として…
2019.8.25
バイロイト音楽祭は、毎年7月末から8月末にかけてドイツ・バイエルン州のバイロイト祝祭劇場で開催される夏の一大イベントだ。世界各地のクラシック系音楽祭と違うのは、リヒャルト・ワーグナー(1813~83)の主要な楽劇10作から選んで公演する、ワ…
2019.7.28
MMT(現代貨幣理論)は5年ぶりに登場した経済学の目新しいコンセプトで、提唱者らの著作が日本で出版されれば大ベストセラーは間違いないところだ。主導する一人、アメリカのステファニー・ケルトン氏(ニューヨーク州立大学教授)が先週来日し…
2019.6.29
サブタイトルまで入れると、両展覧会の正式な名称はこうなる。「クリムト展:ウィーンと日本1900」(東京都美術館)、そして「ウィーン・モダン:クリムト、シーレ世紀末への道」(国立新美術館)。前者は朝日新聞社が、後者は読売新聞社が主催者に…
2019.6.16
1970年代に登場した劇画の代表的な作品『子連れ狼』。作画は時代劇の劇画で有名な小島剛夕、そして原作は小池一夫だ。小池は今年(2019年)4月17日、82歳でこの世を去ったが、膨大な作品を残した漫画の世界の巨匠(マエストロ)である。
2019.6.2
漫画『彼方のアストラ』は、SF漫画としてよく整理された作品だ。一見すると、『十五少年漂流記』を想起させる少年向け冒険物語のようだが、読み進めていくと、ミステリーの要素も強く、どんでん返しと謎解きの面白さもある。
2019.5.19
漫画『イサック』は、大陸欧州を二分して起きた17世紀前半の「三十年戦争」(1620~48年)に傭兵として参戦した日本の鉄砲鍛冶職人、猪左久(いさく=イサック)の物語である。「月刊アフタヌーン」(講談社)で2017年から連載されている。
2019.5.5
漫画『赤狩り』は1950年代前半、アメリカの「赤狩り」がハリウッドを大混乱に陥れた時代を描いた作品である。赤狩りは現代史の教科書に出てくる歴史的事実だが、連載漫画として「ビッグコミックオリジナル」で2017年から始まったのは意外な驚きだっ…
2019.4.21
阿佐田哲也の小説『麻雀放浪記』の第1巻「青春編」が発売されて大ベストセラーとなり、麻雀ブームに火がついたのはちょうど50年前。漫画『麻雀放浪記』はそのコミカライズ作品であり、『麻雀放浪記2020』はリメイクされた映画の漫画化作品だ。
2019.4.7
『雪花の虎(ゆきばなのとら)』は、東村アキコによる歴史漫画である。主人公は上杉謙信(1530~78)。ただし女性。「謙信は女だった」という仮説を立てて構築した作品だ。
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