
2019.4.21
漫画『麻雀放浪記』が“若者の麻雀離れ”の中でも存在感を放つ理由
阿佐田哲也の小説『麻雀放浪記』の第1巻「青春編」が発売されて大ベストセラーとなり、麻雀ブームに火がついたのはちょうど50年前。漫画『麻雀放浪記』はそのコミカライズ作品であり、『麻雀放浪記2020』はリメイクされた映画の漫画化作品だ。
コラムニスト
1954年生まれ。78年早稲田大学政治経済学部卒業後、ダイヤモンド社入社。「週刊ダイヤモンド」編集長などを経て現職。著書に『複雑系の選択』『めちゃくちゃわかるよ!経済学』(ダイヤモンド社)『浦安図書館を支える人びと』(日本図書館協会)など。
2019.4.21
阿佐田哲也の小説『麻雀放浪記』の第1巻「青春編」が発売されて大ベストセラーとなり、麻雀ブームに火がついたのはちょうど50年前。漫画『麻雀放浪記』はそのコミカライズ作品であり、『麻雀放浪記2020』はリメイクされた映画の漫画化作品だ。
2019.4.7
『雪花の虎(ゆきばなのとら)』は、東村アキコによる歴史漫画である。主人公は上杉謙信(1530~78)。ただし女性。「謙信は女だった」という仮説を立てて構築した作品だ。
2019.3.24
漫画『まんが道』と『愛…しりそめし頃に…』、タイトルはまったく違うものの連続した作品である。著者は藤子不二雄Aで、本作は長い自伝なのだ。また、A氏の自伝にとどまらず、戦後の漫画発達史を知るうえで重要な作品である。
2019.3.10
漫画『ナポレオン』はフランス革命とナポレオン戦争を描いた長編漫画だが、読者は剣で斬られ、銃弾に貫かれ、砲弾で吹き飛ばされる体験をするだろう。写実を超えたすさまじい熱気と表現で、私たちを1800年前後のヨーロッパへ連れていく。
2019.2.24
『ワイルド7』は1969年から「週刊少年キング」に連載され、2016年に他界した望月三起也の代表作。2019年は連載開始から50周年に当たる。なにしろ、こんなかっこいい漫画、そうあるものではない。
2019.2.10
『乙女語り』の作者はじつに意外な舞台を選び、読者の想定を超える物語を進めている。時代は19世紀の中葉、物語の舞台はトルキスタン(中央アジア)のあちらこちら。主人公は中央アジアを旅行中のイギリス人の20代青年、ヘンリー・スミスである。
2019.1.27
漫画『銃夢』が1991年から95年まで「ビジネスジャンプ」に連載されてからなんと28年。続編が現在まで続いているが、ジェームズ・キャメロン監督がプロデューサー兼脚本家として実写映画化し、2月22日には日本でも公開される。
2019.1.13
漫画『岳』のあと、著者の石塚真一により描かれているのが長編が『BLUE GIANT』とその続編の『BLUE GIANT SUPREME』だ。山岳物語とはがらりと変わり、テーマはジャズで身を立てる青年のサクセス・ストーリーである。
2018.12.16
『ブラック・ラグーン』は、ハードボイルドな作品である。しゃれたセリフ回しに、膨大な武器の情報と激しい銃撃戦が繰り広げられる。私はこの作品が大好きで、単行本の発売をいつも心待ちにしているのだが、なんとも刊行ペースが遅い。
2018.12.2
世にグルメ漫画は数あれど、この作品ほどグルメからほど遠く、しかしわれら普通の市民にとってものすごく近い「食」をテーマにしている漫画はないだろう。舞台はある所轄の警察署。中年刑事タチバナが主人公だ。
2018.11.18
2004年の『センゴク』は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の天下統一をめぐる歴史劇だが、主人公は仙石権兵衛秀久という有名ではない武士である。仙石が織田、豊臣、そして徳川に仕え、戦国時代を生き抜いていく物語だ。
2018.11.4
『ナニワ金融道』の連載が「モーニング」で始まったのは1990年だった。バブルの頂点を日経平均株価の頂点だとすれば、1989年12月末に株価は史上最高値を付けている。90年に入ると株価は下落を始めるが、不動産価格はまだ上昇を続けていた。
2018.11.3
2018年9月、ある人物の一生を描いた評伝が刊行された。社会科学の統合という壮大な目標を掲げ、数学、経済学、社会学、心理学、政治学、宗教学、法律学などを世界の超一流学者から学び、自家薬籠中のものとした異能の天才──小室直樹だ。小室氏の…
2018.11.1
2018年9月、ある人物の一生を描いた評伝が刊行された。社会科学の統合という壮大な目標を掲げ、数学、経済学、社会学、心理学、政治学、宗教学、法律学などを世界の超一流学者から学び、自家薬籠中のものとした異能の天才──小室直樹だ。小室氏の…
2018.10.21
漫画『はたらく細胞』は、免疫系の細胞を擬人化した物語で、おとなが読んでも分子生物学の勉強になる。本作の独自性は、免疫系の細胞が人間そのものとして描かれている点だろう。擬人というより、人間そのものなのだ。
2018.10.7
9月にコミックス第15巻が発売されたばかりの『ゴールデンカムイ』の舞台は20世紀初頭、明治時代後期の北海道である。日露戦争(1904~05年)直後、復員した陸軍一等兵、杉本佐一が主人公だ。
2018.9.23
『キングダム』は、中国古代史から題材を得た長編漫画。主人公はのちの始皇帝になる秦の王子政(せい)と大将軍になる信(しん)。中国古代史をテーマにした小説や漫画は非常に多いが、政はともかく、信を主人公にした作品は初めてであろう。
2018.9.9
『石ノ森章太郎の物語』は1998年に60歳で亡くなった石ノ森章太郎のアンソロジーである。2018年は没後20年、生誕80年のアニバーサリーイヤーのため、テレビドラマやさまざまな書籍が出版され、石ノ森章太郎の漫画家人生が改めて注目されている。
2018.8.26
漫画『大奥』は、徳川幕藩体制下、男が奇病によって激減し、女がすべての要職を占めた江戸城の権力模様を描く漫画である。歴史改編SFの大長編コミックだ。最大の魅力は、女将軍のキャラクターと美男による大奥での権力争いである。
2018.8.12
『いつかティファニーで朝食を』は、あの有名な映画「ティファニーで朝食を」とは、まったく関係がない。アパレルの企画営業をこなす主人公が、家族や恋愛や仕事に悩みながら、毎回、おいしい朝食をもとめて出歩くというユニークな物語だ。
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