CAR and DRIVER
タントの新個性“ファンクロス”は、アクティブな気持ちになるフリースタイルKカー。アウトドア志向の内外装と大開口ドアが光る。気軽にドライブに連れ出したくなるキャラクターだ。

クラウンはデザインからメカニズム、レイアウト、マーケット戦略まで、従来の歴代モデルとはまったく関連性のないモデルとして生まれ変わった。極端なことをいうと、もはや共通しているのはクラウンという名前だけ。

ISに大排気量V8モデルが新登場。500Fスポーツパフォーマンスは珠玉の5L自然吸気(481ps/535Nm)を搭載。キャラクターはストリート志向。上質なアスリートセダンだ。

いまやVWの定番モデルに成長したT-Rocに刺激的なRグレードが登場した。Rは2L直4ターボ(300ps/400Nm)を搭載。駆動方式はシリーズ唯一の4WD。19インチタイヤを装着する。

フィットがマイナーチェンジ。注目はホンダスピリットを注入したRSである。e:HEVシステムを高出力化し、足回りを専用セッティング。精悍な内外装も“本気モード”満点だ。

フェラーリから“噂のSUV”、プロサングエが登場した。しかし、そこはスポーツカーの超名門の作品である。彼らが「初の4ドアモデル」と表現するようにSUVの範疇には収まらないサラブレッドに仕上がっている。フロントミッドに搭載するのは6.5Lの自然吸気V12(725hp)。49対51という理想的な前後重量配分を実現し、リアには新開発アクティブサスペンションを導入する。トップスピードは310km/hに達し、0→100km/h加速は3.3秒でクリア。駆動方式は4WD。美しく速い4シーターの“跳ね馬”誕生に胸が高鳴る。

RXはレクサスの屋台骨を支えるプレミアムSUV。6月に発表された新型は、4タイプのパワーユニットが設定された。トップモデルはパワフルHVの500hである。

4種類のパワートレーンが揃う計画が明らかにされているが、今回ドライブしたのはディーゼル+マイルドハイブリッドのe-SKYACTIV Dで、グレード名はXD-HYBRIDとなる。

クロスオーバーSUVは、いまや、一過性のトレンドではない。時代のスタンダードになりつつある。その中でも使い勝手に優れたCセグメントのミディアムクラスは各メーカーのエースが揃う激戦区だ。ここにホンダが満を持して投入するのが、ZR-Vである。すでに受注がスタートしており、当初はこの秋に発表・発売の予定だった。しかし諸般の都合で、発売は来春に延期された。

人気のスペーシアに、「遊びに仕事に空間自由自在。新しい使い方を実現する軽商用バン」をコンセプトに掲げる新しい仲間、ベースが加わった。“BASE=ベース”という言葉には移動先で“趣味や仕事の基地”になるという意味が込められている。

2022年、スバルSUVシリーズの末っ子、XVは発売10周年を迎えた。XVはインプレッサの販売が伸び悩む欧州/中国からのリクエストを受けて開発された経緯がある。蓋を開けるとクロスオーバーSUVブームと相まって世界的にスマッシュヒット。ベース車のインプレッサを超える販売台数を記録し、ニッチモデルから基幹モデルに成長した。

シエンタが3rdモデルに進化した。シエンタはトヨタ最小3列シートミニバン。新型は歴代モデルで評価されてきた5ナンバーサイズのコンパクトボディを継承しながら、デザイン/メカニズムのすべてを刷新した新世代だ。

テクニカは、歴代ランボルギーニ最高の成功作となったウラカンの最終進化形。レーシーなSTOと同スペックの5.2L・V10(640hp)を積み、駆動方式はRWDだ。

ロードスター(ND型)、2015年の登場ながら、ぜんぜん古さを感じない。デビューから7年経過したクルマがなぜ注目を集めるのだろう。それは2021年末に現行ND型の歴史において注目すべき動きがあったことも大きい。最大のポイントは、KPC(キネマティック・ポスチャー・コントロール)と呼ぶ新技術の導入だ。KPCは、ロードスターのリアサスペンション特性を活かし、コーナリング時にリア内輪をわずかに制動することでロールを軽減。姿勢を安定させる仕組みだ。

ポルシェは、どれもがスポーティなキャラクターの持ち主。中でもGTSの称号が与えられたモデルは特別な存在だ。走りのパフォーマンスはもちろん、見た目の演出でも際立っている。マカンにGTSが設定されたのは、2018年のマイナーチェンジタイミング。最新モデルは、さらにリファインが加えられ一段と魅力的になった。

ちょうどいい高さの両側スライドドアモデル、ムーヴ・キャンバスが新型に移行。2ndモデルはストライプスとセオリーの2シリーズ構成。ターボの新設定に要注目だ。

最新キックスは、パワーUPしたe-POWERシステムを採用し、待望の4WDが設定された。さらに内装のリファインと新グレード追加で、魅力的に進化している。

MC20は新時代のスーパーモデル。エンジンは副燃焼室付き3L・V6ツインターボ(630ps)。ボディは強靭&軽量なカーボンモノコック。最高速度は320km/hだ。

新型メルセデスAMG・C43のパワーユニットは従来の3L・V型6気筒ツインターボから、2L直列4気筒ターボに変更された。強い趣味性を持つモデルとして、マルチシリンダーエンジンは大きな魅力だったはずだが、あえて4気筒を選択している。

待望のハイブリッドが追加された。e:HEVは新開発2L直噴エンジンを採用した2モーター仕様。パワフルでダイレクトな走りを追求したホンダ自慢の1台である。
