山本 輝
#1
タコやサケなどの人気魚種の価格が高騰する中、かねて問題視されてきた水産物の“買い負け”が一段と深刻化している。世界的な需要爆増で主要国による水産物の争奪戦が激化している上、円安と購買力低下などを背景に日本の「魚調達力」が著しく低下しているのだ。日本の“魚買い負け”を決定付ける三重苦の正体を明らかにする。

原燃料価格の高騰やコロナ禍の影響を受け、業績の足踏みが続く帝人。ただ、成長領域に据える自動車向け事業などでは光明が見えつつあるという。4月に就任した内川哲茂新社長がその成果を語る。

この4月で、ソニーグループ社長の吉田憲一郎氏の就任期間が5年目に突入。そろそろ次期社長候補の選定が本格化する時期が到来した。後継の候補として、従来の本命ではない“ニューフェイス”の幹部の名も急浮上している。

#5
3月、政府が主導する未来型都市「スーパーシティ」の選定でコンサル絶対王者のアクセンチュアが落選した。自治体に惜しげもなくリソースを投じ、下馬評も高かった大本命のまさかの撃沈に、コンサル業界を超えて動揺が広がった。アクセンチュアがスーパーシティ構想から漏れた理由と、反転攻勢に向けた次の一手をひもとく。

#4
バブルの様相を呈するコンサル業界で、異業種からの参入が相次いでいる。ソニーグループや富士フイルム、NTTといったビッグネームだけではない。地銀すらもおこぼれにあずかろうと駆け込んでいる。従来はコンサルを“使う側”だった事業会社の「自前コンサル」に果たして勝機はあるのか。異業種コンサルの百花繚乱の実態を詳説する。

#10
中日ドラゴンズの落合博満元監督の実像を描いたスポーツノンフィクションの『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』が、異例のヒットを飛ばしている。著者の鈴木忠平さんに執筆の背景を聞いた。

#9
愛知県では公立高校の改革もあり、一部の上位校で高い倍率が続いている。そうした高校は、実際難関大学への合格実績を着実に伸ばしている。東海3県の高校における東大、京大、名古屋大学や主要私立大学への、過去10年における合格者の増加数ランキングをお届けする。

#8
11月に開園を控えたジブリパーク。そのコンセプトや特徴は、普通のテーマパークとどう異なるのか。なぜ、愛知県に誕生するのか。さまざまな疑問をジブリパークのキーマンである岡村徹也プロデューサーにぶつけた。

#7
東海3県で高い大学合格実績を上げている高校はどこなのか。東大、京大、名古屋大や早慶上理、関関同立といった主要難関大学への合格実績ランキングをお届けする。

#6
愛知万博跡地の公園で整備中のジブリパークが11月に開園する。世界のジブリファンが注目する同パークだが、普通のテーマパークとは一味違ったコンセプトを持つのが特徴だ。

#5
「公立王国」と呼ばれる愛知県で、私立志向が近年急速に高まっている。学費のリーズナブルさや立地の良さを追い風にして、中堅の中高一貫校を中心に私立陣営の勢力が拡大しているのだ。

#4
中心部で高値が続く中京圏のタワマン。資産価値の高いマンションは一体どのような立地に存在するのか。東海3県を対象に、過去5年での中古マンション価格高騰率ランキングと、築浅中古マンションの高値ランキングをお届けする。

#3
名古屋でタワマンラッシュが起きている。名駅エリアや栄エリアといった中心部で価格が高騰し、実需層がマンション購入から脱落しつつある。だが、そうした中でも「お買い得エリア」はまだ存在する。

#2
新型コロナウイルスの感染拡大や半導体不足の影響で、自動車産業を筆頭に製造業は壊滅的なダメージを受けた。だが、そんな逆風をものともせず業績を伸ばす「隠れ優良企業」が存在する。一体どんな企業が業績絶好調なのか。

#1
名古屋には単に規模だけではない独自の企業序列が存在する。トヨタ自動車ですら一目置くのが、鉄鋼商社の岡谷鋼機だ。さらに、独自の成長を遂げている興和などが近年存在感を増している。

予告
「名古屋経済圏」は天下無双!産業、教育、マンション…最前線を徹底解説
都道府県内総生産で全国2位に君臨する愛知県。独特な県民性や地域性から、産業、受験、マンション市場に至るまで、他地域とは一風変わった傾向を持つ。大名古屋経済圏の「現在地」にさまざまな視点からフォーカスする。

アイリスオーヤマが業務用ロボットの分野で資本業務提携を発表した。「家電」のイメージが強い同社だが、実はいま注力しているのがロボットを筆頭とするBtoB事業だ。同社が描く勝ち筋とは。

#5
ビジネスパーソンならば、健康経営を標榜することが企業の生命線であることは理解できるだろう。だが、実際にそれを実践するとなると高いハードルが立ちはだかるものだ。「健康経営銘柄」に7年連続で選定された花王や、埼玉県の中小企業の取り組みを通じて、産業医の活用法など“必要なエッセンス”を紹介しよう。

#4
実は産業医を多く抱えているのは、製造業に属する企業だ。日本製鉄や日立製作所などがそうだが、大所帯の拠点を多く保有するためだ。もともと、産業医制度が工場要員などの健康管理を目的にスタートしたという歴史的経緯もあり、大企業には産業医を確保するコネクションがある。だがその一方で、中小企業や地方企業は産業医の選任に腐心しているのが実際のところだ。その驚きの格差の実態とは。

#3
産業医はもうかる――。ある産業医はそう口にするが、一体その年収相場はどれくらいなのだろうか。また、約10万人いる認定産業医のうち、どのような医師が企業の現場に従事しているのか。産業医に求められるスキルが変容している中、スキルのない産業医の淘汰が早くも始まっている。
