
名古屋和希
日本初の共通ポイントであるTポイントは、レンタルビデオ業で成長したカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)によって生み出された。Tポイントの「生みの親」である当時のCCC首脳がアイデアの着想を得たのは、23年前のある出来事がきっかけだった。時計の針を2000年に戻し、巨大なポイントビジネスの萌芽にまつわる秘話をひもとく。

#9
ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の所属タレントの独立や退所が広がっている。足元では嵐の二宮和也が独立を発表した。有力タレントを輩出してきた巨大帝国が揺れている。23グループ・ジャニーズタレント114人が登場する大相関図を公開する。

日本初の共通ポイントとして2003年に誕生したTポイントは、先駆者として長らく市場を支配してきた。だが、のちの勢力図を大きく変えるきっかけとなる出来事が12年に起こる。それは、Tポイントを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ社長の増田宗昭と楽天会長兼社長の三木谷浩史の間の深い因縁が触媒となった。Tポイントの敗戦を運命付けることになった11年前の“事件”をひもとく。

2003年10月、ビデオレンタルが主業のカルチュア・コンビニエンス・クラブが、日本初の共通ポイントであるTポイントを生み出した。その後、三菱商事や楽天、NTTドコモが共通ポイントに参入した。4陣営による覇権争いは苛烈を極め、Tポイントは王座から陥落し、来春に消滅することになった。20年にわたる戦いを振り返る。

#2
地政学リスクの高まりを背景とした経済安全保障の強化で、世界で「リマニュファクチャリング(リマニ)」と呼ばれる部品の再利用が加速しそうだ。スマートフォンなどの製品の部品を供給する「サプライヤー大国」である日本を襲う震撼シナリオを明らかにする。

#14
地政学がわかると、世界が変わる。地政学の“第一人者”である奥山真司氏らの講義を受けた、架空の悩める3世代家族に大きな変化が訪れる。

#13
米中対立のはざまにある日本。地政学の視点では、島国である日本はメリットを享受してきた。ただし、足元では大国となった中国が海洋覇権に乗り出している。

#12
米国と中国の対立が激化している。過去500年間の歴史を振り返ると、覇権勢力と新興勢力が対峙したケースでは、16回中12回で戦争に至っているという。

#11
米国に代わる覇権国家を目指す中国。習近平国家主席は、「建国の父」である毛沢東の路線を推し進める。だが、中国を大国に押し上げた肝心の中国経済は問題を抱える。

#10
地政学に関心を持った人に、地政学への理解をより深めるための良書9選を紹介する。地政学の古典から入門書まで理解の度合いで選んでほしい。

#9
世界第2位の経済大国に上り詰めた中国。「陸の国」にもかかわらず、海洋に進出し、陸と海の両立を目指す。地政学的に、覇権を目指す中国のアプローチを解説する。

#8
世界の覇権を握る米国は来年に大統領選挙を控える。米国の政治外交の専門家の三牧聖子氏が、今後の米国の対外政策の見通しに加え、米国の現状について解説する。

#7
世界の覇権を握る米国。地政学的な観点から見ていくと、米国の優位性に加え、米国が覇権を維持するための大きな戦略が浮かび上がる。

#6
地政学を理解するための五つ目のポイントが「リムランド」という概念だ。海と陸の勢力がぶつかり合うこのエリアでは、大規模な紛争がたびたび勃発する。

#5
地政学で国際情勢を読み解く一つのポイントが、国家を「陸」の勢力か、「海」の勢力かに分けて考えることだ。歴史的に、陸と海の勢力は対立を繰り返してきた。

#4
地政学を理解する三つ目のポイントが「勢力均衡」という考え方だ。英国や米国をはじめとする世界の覇権を握った国が採る超重要戦略を解説する。

#3
地理的な面から国際情勢を分析する地政学を理解するための二つ目のポイントが「通り道」だ。国家の運営にとって、通り道たる海路の確保は生命線ともいえる。世界にある超重要な「海の関所」12カ所も紹介する。

地政学で世界の「裏側」が分かる!“第一人者”が「禁断の学問」をやさしく解説
米中対立に加え、ロシアのウクライナ侵略、中東情勢の緊迫化など世界は混迷を極めています。われわれにも影響を及ぼす複雑な世界情勢を読み解く道具が地政学です。地政学を理解すれば、各国の“振る舞い”が分かり、世界の「仕組み」も見えてきます。みんなに役立つ地政学を超基本から対話形式や図解でやさしく学んでいきます。

#2
地政学の本質を理解するための最初のポイントは、マクロの視点で世界を捉えることだ。大きな地図から浮かぶ世界観を通して、各国の振る舞いを読み解くことができる。

#1
地政学を知れば、世界が分かる。ここでは、それぞれの悩みを抱える、架空の家族の前に地政学の“第一人者”である、奥山真司氏が登場。われわれに影響を与える世界の情勢が分かる道具こそ地政学だと説く。
