
名古屋和希
日本初の共通ポイント、Tポイントを2003年に立ち上げたカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)にとって、最大のミッションとなったのが加盟店網の拡大である。だが、草創期の加盟店開拓は悪戦苦闘の連続だった。マツモトキヨシや無印良品といった有力チェーンを巡る苦闘に加え、苦境にあったTポイントの「生みの親」を救うことになったアパレル大手などとの加盟交渉の内幕を明らかにする。

アクセンチュアが基本給据え置き、デロイトは予算未達ドミノ…コンサルバブルの「勝ち組」に異変
「勝ち組」としてバブルを謳歌(おうか)してきたコンサルティング業界。アクセンチュアやBIG4、戦略系、ITベンダー、総合商社……。市場の膨張を背景に、多種多様なプレーヤーがビジネス面に加え、人材獲得でも熾烈(しれつ)なバトルを繰り広げてきた。コンサルビジネスの最前線を追う長期連載『コンサル大解剖』は、連載スタートから丸1年となった。本稿は、50本近くに上る連載記事を基に、この1年のコンサル業界の動向をおさらいする。

日本初の共通ポイント、Tポイントをスタートさせたカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は加盟店開拓に本腰を入れ始める。加盟店の獲得戦略の柱が、業界大手を囲い込む「1業種1社」ルールである。排他的なルールの狙いに加え、足掛け4年にわたる、CCCでも屈指の難航ディールとなったすかいらーくの加盟交渉の内幕を明らかにする。

ビッグ4最大手のデロイト トーマツ コンサルティングの業績悪化の一因には、行き過ぎた人事ルールの存在がある。ルールの過剰適用でコンサルタントが昇格できない異例の事態も生じ、現場の萎縮を招いている。長期連載『コンサル大解剖』内で10回前後にわたり配信予定の特集『デロイト内部崩壊』の第8回では、恐怖支配を推し進めてきた“秘密警察”ともいうべき組織の実態とともに、実質的に”クビ”に等しい厳罰ルールの中身を明らかにする。

2003年10月、ビデオレンタルチェーンを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、Tポイントをスタートさせる。だが、初日の利用者数はわずか300人超にとどまるなど日本初の共通ポイントは低空飛行がしばらく続くことになる。Tポイントという名称の由来に加え、「生みの親」も絶句したスロースタートの様子について明らかにする。

ビデオレンタルチェーンを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の共通ポイント構想にとって越えなければならなかったのが、基盤となるシステムの開発である。実は、システム開発では誤算が生じ、TポイントなのにTSUTAYAで使えないという失態を引き起こした。Tポイントのシステム開発の舞台裏を明らかにする。

#48
コンビニエンスストア3強の一角であるファミリーマートが、新たな競争軸でナンバーワンを目指している。ファミマの細見研介社長が王者セブン-イレブンをリードする“肝いり”事業の実情を打ち明けた。

ビッグ4最大手のデロイト トーマツ コンサルティングが1月に組織体制を大幅に見直すことがダイヤモンド編集部の取材で分かった。フロントの主要14部門を半分に削減する。デロイトが業績悪化に歯止めをかけるために打ち出した組織体制の見直しの中身に加え、大胆な組織改革が抱えるリスクについても明らかにする。

ビデオレンタルチェーンを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の共通ポイント構想に欠かせなかった加盟店がコンビニエンスストアである。日本初の共通ポイントであるTポイントはどうやってコンビニを陣営に加えていったのか。コンビニ最大手のセブン-イレブンへのアプローチに加え、最終的にローソンが加盟に至った内幕を明らかにする。

ビッグ4最大手のデロイト トーマツ コンサルティングで内部崩壊が進んでいる。ひそかに人員削減計画を策定したデロイトは、水面下で人員整理を進めている。主に若手を対象とした「強制的」な部署異動やグループ会社への出向の実態とは。

ビデオレンタルチェーンを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は2002年に、ポイントの共通化プロジェクトを機関決定し、加盟店開拓に乗り出すことになる。日本初の共通ポイントであるTポイントはどのように加盟店を開拓していったのか。新日本石油(現ENEOSホールディングス)が加盟に至った内幕を明らかにする。

ビッグ4最大手のデロイト トーマツ コンサルティングで内部崩壊が進んでいる。アクセンチュア対抗策の不発や営業力低下、人事戦略の失敗…。業績悪化には多くの要因が複合的に絡む。業績悪化の七つの原因をまとめた幹部向けの内部資料を基に、デロイトの“病根”を明らかにしていく。

ビッグ4最大手のデロイト トーマツ コンサルティングで内部崩壊が進んでいる。“クーデター”の失敗や反乱分子の大粛清…。業績悪化を発端として、巨大コンサルの内部で、映画顔負けの衝撃的な大事件が勃発していた。反体制派が水面下で進めた「倒閣運動」の顛末に加え、現政権による反乱分子に対する粛清の実態を明らかにする。

日本初の共通ポイント、Tポイントの「生みの親」であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の首脳は、満を持して共通ポイント構想を役員会にかけた。だが、予想もしなかった人物からの反対によってプロジェクトはまさかの「棄却」となる。慎重論が支配していた役員会をひっくり返したCCC首脳の秘策とは。

デロイト トーマツ コンサルティングが内部崩壊している。今年半ばから業績が急激に悪化。社内の不満のマグマは爆発し、“クーデター”も勃発した。ダイヤモンド編集部は入手した内部資料などを基に巨大コンサルの内部崩壊劇の全内幕を明かす。本稿では、売り上げや稼働率といった主要な業績数値を公開。また、デロイトが打ち出した業績目標の下方修正や、人員削減を柱とするリストラ計画の全容も詳報する。

ビデオレンタルのTSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が生んだ日本初の共通ポイント、Tポイント。当時のCCC首脳でTポイントの「生みの親」は、構想段階にもかかわらず成功を確信する。約20年前、ポイントビジネスで最大のライバルになり得たVISAやジェーシービーといったクレジットカード会社の首脳とどのような対話が繰り広げられたのか。

#15
ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)のタレントを追い掛けてきた「ジャニオタ」は今回の事態をどう受け止めているのか。ジャニオタたちに性加害問題から、イチオシを応援する「推し活」やチケット転売の実態などを聞いた。ジャニオタの専門用語25選も紹介する。

#13
「週刊文春」はジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)と20年以上戦ってきた。加藤晃彦前編集長に性加害問題を巡る取材秘話や芸能界の在り方について語ってもらった。

#11
テレビ・レコード業界との強固な結び付きを示すのが、業界出身者のジャニーズ企業への役員就任だ。フジテレビの元社員はジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の本体の取締役を9月末まで務めていた。ジャニーズへの移籍の実態を明らかにする。

#10
大手企業がジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)のタレント起用を見直している。ダイヤモンド編集部は、タレントを起用する主要企業34社を対象にアンケートを実施。「CM契約見送り」の根拠などについて各社の回答を紹介する。
