今枝翔太郎
#4
ソニーは旺盛なイメージセンサー需要を背景に、半導体事業に巨額の投資を続けてきた。次期中期では、1兆円規模の投資をする構えを見せる。ところが、「アップル一本足」のイメージセンサー事業は危うさをはらむ。イメージセンサー市場のデータや業界関係者への取材を基に、成長を続けるソニー半導体事業を待ち受ける「落とし穴」の正体を明らかにする。

#2
業績好調なソニーグループの中で、“祖業”エレキ部門が焦燥に駆られている。近年はウォークマンのような大ヒット商品を出せておらず、低迷から抜け出せていない。かつてのような「人減らし」に踏み切る日が訪れるのか。データや関係者の声を取り上げながら、ソニーエレキ部門の抱える重大な課題に迫る。

日本の自動車大手や電池メーカー、大手商社が政府と一体となってカナダに進出している。ところが、この官民戦略には、日本の自動車・電池産業の根幹を揺るがしかねない“重大な死角”がある。日本勢がカナダに「EV電池供給網」の新天地を見いだした理由を明らかにするとともに、そこに潜む“死角”の正体に迫る。

半導体製造装置を手掛けるニコンが、露光装置の新製品を投入する。ところがこの“新作”は、露光装置の中で最も「ローテク」に位置付けられるものであり、ライバル・キヤノンの牙城でもある。あえてローテクに“下りた”ニコンの戦略を明らかにするとともに、独自路線を取る日系2社の対決模様に迫る。

#15
今年5月、トヨタ自動車と独ダイムラートラックの提携と、両社の傘下にある日野自動車と三菱ふそうトラック・バスの統合が発表された。この会見の場で、トヨタの佐藤恒治社長から出た「日野を支えていくのは限界」との発言が業界内で大きな波紋を呼んだ。この発言に透ける思惑に迫るとともに、トラック各社の真意を探る。

#11
明和、刈谷など、愛知県内でも比較的知名度の高い公立高校4校が「中高一貫化」に踏み切る。これにより、県内の中学受験生は選択肢が増えることになり、序列の激変が取り沙汰されている。東海や滝といった名門私立中学は、堅持してきたブランド力を維持できるのだろうか。

#10
東海3県の国公立&私立高校「難関大合格者数」ランキング!2位は公立の岡崎、1位は?
愛知・岐阜・三重県の高校は、地元の名古屋大学のみならず、東大や京大など関東・関西の名門大学の合格実績で知られるところも多い。東海3県の難関大合格者の多い高校をランキング形式で紹介する。中部地区における「隠れた名門校」が浮き彫りになった。

#9
東大合格者の多い中部地区の高校といえば、東海や旭丘、岡崎などが有名だ。しかし実は、1学年の生徒数が少ないにもかかわらず東大合格者を多数輩出している高校が存在する。「東大合格“率”」で見ると高校の序列に変化が表れるのだ。各校のOB人脈にも触れながら序列上位校を紹介する。

#7
地元企業への就職率が高いといわれる名古屋エリア。その中でも、特に地元愛が強いのはどの大学なのか。卒業生の就職先をつぶさに分析すると、既存のイメージとは異なる大学の特徴が浮かび上がってくる。中部地区の有名大学の就職先をランキング形式で一挙公開する。

#6
名古屋駅前や栄地区では大規模再開発が進められているが、リニア工事の先行きが見通せず、暗雲が垂れ込めている。地元の財界や自治体の関係者は、この再開発を冷ややかに見ており、期待している様子は見られない。いったいなぜなのか。

#5
中部地区における最高学府・名古屋大学。例年、トヨタ自動車をはじめ、地元企業への就職希望者が殺到している。だが近年では就職戦線に異変が生じており、トヨタへの入社を回避する学生も出てきているという。名大生就職事情の最新動向を追った。

#4
製造業を中心に長い歴史を刻んできた名古屋財界。ところが、業界再編や新興勢力の台頭により、かつての「五摂家」のような伝統的な勢力図は崩れ去っている。中部地区の有名企業50社を網羅した財界マップを大公開。中部財界の勢力図を解説する。

#3
2025年大学入試、つまり“次の次”の受験から新課程入試が導入される。これにより、中部地区の大学序列にも波乱が生じることになりそうだ。「南愛名中」や「SSK」といった名門大学の最新動向を解説する。中部地区における最高峰、名古屋大学はその地位を堅持することができるのか。今後起こり得る激変模様を大胆に予測する。

#2
名古屋を代表するサッカーチームである名古屋グランパスは、就任2年目の長谷川健太監督の下で飛躍を遂げており、Jリーグでの優勝が狙える位置に付けている。長谷川監督に“勝てる”チームづくりの極意を語ってもらった。

#1
名古屋を代表するスポーツチーム、中日ドラゴンズ。長年地元ファンに愛されてきたが、ここ数年は成績が低迷している。就任2年目の立浪和義監督はチーム再建に向けて奮闘しているが思うような結果が出ず、スポーツ紙やファンからは批判が噴出している状態だ。渦中の立浪監督を直撃し、チーム再建のビジョンを語ってもらった。

予告
「名古屋経済圏」沸騰中!教育・不動産・スポーツ業界の“下克上”戦線を徹底解明
名古屋を中心とする中部地区は、トヨタ自動車や東海旅客鉄道(JR東海)といった日本を代表する大企業を有する一大経済圏だ。一方で、東京とも大阪とも異なる文化を育んできた側面もあり、教育事情や不動産市場は独特の様相を呈している。このエリアでは今、受験や就職の序列や、名古屋中心部の再開発など、多方面で大激変が起きているという。財界や教育、不動産、スポーツなど、名古屋圏の最新事情を徹底解明する。

#20
コニカミノルタや旭化成など、製造業を中心に、1000億円を超える巨額の減損損失が相次いでいる。「巨額減損」多発の真相に迫るとともに、今後“爆発”が懸念される「減損爆弾」を抱える会社をランキング形式で紹介する。次に莫大な減損を出すのはどこだろうか。

番外編
コロナ禍で従来の対面販売が激減した時計業界は、EC(電子商取引)に活路を見いだした――。かと思いきや、今でも対面販売重視の姿勢は変わっていない。ECが広がりにくい時計業界特有の事情を解明するとともに、時計“御三家”の販売手法を探る。

#20
日本の製造業では年功序列の副産物、「部下なし管理職」が今なお残る。出世コースからは外れていても、意外にも「コスパの良いポジション」だという。部下なし管理職の実態を明らかにする。

#8
グローバルで広がりを見せるスマートウォッチ。日系時計メーカーは「うちの製品とはバッティングしない」と歯牙にもかけない様子だが、関係者の間では「確実に侵食されている」との嘆きも聞こえる。携帯電話やスマートフォンの普及で危機に直面しつつある日系時計メーカー3社は、どこに活路を見いだすのか。“三社三様”の生き残り戦略を徹底解明し、日本の時計業界が抱える課題を浮き彫りにする。
