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【1】今日の株式相場早わかり！
中銀会合ラッシュ！ 今晩は米FOMC結果を注視
日経平均株価は大幅反落！ 20日発表されたドイツの8月生産者価格指数（PPI）が過去最大の伸びとなり、各国で金融引き締め観測から金利が上昇した。米国では2年物国債利回りが4％に迫り、主要株価指数はそろって反落。今日の東京市場もこうした流れを引き継いだ。注目のダブル・スコープは今日も売り気配のまま取引時間中に売買成立せず、ストップ安比例配分となった。
今週は各国中央銀行の「金融政策決定会合ラッシュ」だ。今日は米連邦準備理事会（FRB）が、明日は日銀や英イングランド銀行などが結果発表する。米連邦公開市場委員会（FOMC）では利上げ幅が0.75％か1％かのみならず、委員らの政策金利見通し（ドットチャート）がどの程度切り上がるのかも注視したい。
【日経平均】27313.13円↓↓（-375.29円）
【マザーズ指数】710.26↓↓（-17.68）
【NYダウ】30706.23ドル↓↓（-313.45ドル、20日）
【ナスダック】11425.051↓（-109.969、20日）
■日経平均株価チャート／日足・6カ月
（出典：SBI証券公式サイト）※画像をタップで最新データに飛びます
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【2】今日の注目株！
中小型株に波乱！ 信用取引を知って銘柄選別
先週まで比較的堅調だった中小型株が変調をきたしつつある。今日は日経平均株価が－1.36％だったのに対し、マザーズ指数は－2.43％だった。その背景として各国中銀による金融引き締めへの懸念だけでなく、個人投資家に人気だった一部銘柄の急落もあるようだ。
ダブル・スコープは韓国子会社の上場で人気となっていたが、上場時の公開価格が期待以下との見方から一転して売りが膨らんだ。16日にストップ安を付けると20日、21日は取引時間中に売買成立せず、この1週間の下落率は－45.78％に上る。信用買い残が大きく膨らんでいたため、追い証（追加担保の差し入れ義務）回避などの目的で他の銘柄に売りが波及しているとみられる。
元手以上の売買ができて人気の信用取引だが、思惑と逆方向に株価が大きく動くと損失覚悟で手じまいを強いられることもある。そうしたリスクをよく理解して信用取引を活用する必要がありそうだ。
中小型株全般に需給（売りと買いのバランス）の悪化が懸念されるが、こうした状況下で安心感のある銘柄はどれか？ 上の表では直近1週間の株価パフォーマンスが良好で、信用買い残を売り残で割った「信用倍率」が1倍未満の銘柄も掲載した。こうした銘柄は売り方の買い戻しが入りやすく、需給面で株価の下支えとなることが期待される。先週はラクスルが決算、鳥貴族ホールディングスが同業の買収、M＆Aキャピタルパートナーズが業績予想の上方修正をそれぞれ発表している。
■鳥貴族ホールディングス株価チャート／日足・6カ月
（出典：SBI証券公式サイト）※画像をタップで最新データに飛びます
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【3】水曜連載「投資の疑問に答えます」
エクシオG株、保有継続か損切りか？
（ご質問）
エクシオグループ株を保有しています。5G（高速通信規格）の拡大期待とともに高配当であることから購入したのですが、このところ株価が思った以上に低迷しており、このまま保有し続けるか徐々に損切りしていくべきか悩んでいます。アドバイスいただけますでしょうか？
（答え）
値上がり益狙いなら銘柄入れ替えも検討しましょう！
同社株価の推移を見ると、昨年11月から今年5月にかけて下落を強いられ、その後戻りの鈍い展開となっています。含み損を抱える状況なら保有継続すべきか損切りすべきか悩ましいところですね…
同社は電気通信工事の大手であり、様々な社会インフラやシステム構築などにも携わっています。会社予想では、2023年3月期の営業利益は前期比9.2％減の385億円となる見通し。ただ、第1四半期（4～6月）は前年同期比55.6％減の37億円とやや低調な滑り出しでした。主要顧客であるNTTグループ向けのモバイル工事が落ち込んでおり、市場では今期の営業利益予想を340～360億円程度に引き下げるアナリストが出てきています。
今期会社予想ベースのPERは9.2倍とやや割安感があり、配当利回りも「4.7％」と比較的高く、これらが株価の下支えとなっているのでしょう。ただ、今期業績の下振れ懸念がくすぶるうえ、来期以降の回復も緩やかなものにとどまるとみられており、当面は本格的なリバウンドが期待しづらい状況です。値上がり益狙いの投資なら銘柄入れ替えも一案と考えられます。
■エクシオグループ株価チャート／日足・6カ月
（出典：SBI証券公式サイト）※画像をタップで最新データに飛びます
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