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【2023年・確定申告】「株やFXで損した」「ふるさと納税のワンストップ申請を忘れた」「薬局で薬をたくさん買った」など、確定申告すると得する可能性がある“7つのケース”を紹介！
発売中のダイヤモンド・ザイ2023年3月号は、毎年恒例の特集「パソコンとスマホでラクチン！【確定申告】（2023年3月提出分）」を掲載！ 今年もいよいよ確定申告のシーズンが近づいてきたが、この特集では確定申告をするとトクする典型例や、スマホで確定申告をする方法を紹介。また、「ふるさと納税をした人」「医療費が高額だった人」「株や投資信託で儲けた人＆損した人」などのケース別に、具体的な確定申告の手順を詳しく解説しているので、申告手続きをする際に役立つはずだ。
今回はこの特集から、多くの人が節税できる可能性が高い「確定申告で得する7つのケース」を公開！
確定申告で節税できる可能性がある”7つのケース”を紹介！
該当する人は、2月16日～3月15日までの間に申告しよう！
2023年（令和4年分）の確定申告期間は、2023年2月16日～3月15日だ。給与や株の利益などから源泉徴収された税金の一部は、確定申告によって取り戻せる場合がある。そこで今回は、確定申告で節税できる典型例の中でも、特に該当者の多い7つのケースを紹介。一つでも当てはまるものがあったら、確定申告に挑戦してみよう！
（監修は日本中央会計事務所・代表取締役の青木寿幸さん、日本中央会計事務所の清藤雅仁さん）
【CASE1】
「ふるさと納税」で多くの自治体に寄附した、または特例の申請を忘れた！
令和4年（2022）に6カ所以上の自治体に寄附した人は、確定申告が必須。忘れると、ただ寄附をしただけになり、所得税の還付や住民税からの控除が受けられない。自治体発行の寄附金受領証明書や、ふるさと納税サイト発行の年間寄附額が記載された証明書を揃えておこう。
寄附先が5カ所以下の人は、ワンストップ特例の申請書を自治体に出せば、申告は不要となる。ただし、申請書は1月10日必着。一つでも間に合わなかった場合は、全ての自治体への寄附について申告が必要だ。
【※関連記事はこちら！】
⇒ふるさと納税の8大サイトの特徴やメリットを比較！ 最も便利なサイトはどこ？取扱い自治体数や特典は？ ザイがおすすめする「ふるさと納税サイト」を紹介！
【CASE2】
相場に振り回されて、株やFXで大きな損をした！
令和4年は、記録的なペースで円安・ドル高が進んだ。株式市場では、米国金利の上昇と、それに伴う景気鈍化への懸念で、強い逆風が吹いた一年だった。そんな相場の中で、大きな損失を出した人も少なくないだろう。
しかし、損は節税のチャンス！ 複数の口座で取引している場合は、利益が出ている口座と損益通算しよう。損の繰越申告をして、翌年以降の利益と相殺することもできる。
【CASE3】
株や投資信託に投資して、配当や分配金を受け取った！
通常、株の配当や投資信託の分配金は、自動で税が徴収されている。だが、課税所得900万円以下の人は、所得税と住民税で税の課税方式を選べば、一部を取り戻せる可能性が高い。また、外国株の配当がある人は、現地と国内で二重課税となっている場合も。これも、確定申告することで多く納めた分を取り戻せる。
【CASE4】
入院や手術をして、高額な医療費を支払った！
令和4年の間に医療費が10万円超かかっていたら、医療費控除を検討しよう。病院に支払う診療代だけでなく、市販の薬も医療費に含まれる。生計を一にする家族なら全員分を合算してOK。共働きなどで稼ぎ手が複数いる場合は、所得の一番高い人が申告すると、より多くの税金が戻ってきやすい。
【CASE5】
ドラッグストアで風邪薬などの薬をたくさん買った！
医療費控除の特例に、セルフメディケーション税制がある。これは、薬局などで対象の市販薬を買ったときに、年間で1万2000円を超えた金額分を控除できるというもので、医療費控除より金額のハードルが低い。
令和4年には、セルフメディケーション税制対象の薬も大幅に増えている。薬の外箱の「税控除対象」のマークが目印なので、チェックしてみよう。なお、医療費控除とセルフメディケーション税制の併用はできないので、自分にとっておトクなほうを選ぼう。
【CASE6】
床面積が40平方メートル以上のマイホームを購入・入居した！
住宅ローンを借り入れ、一定の要件を満たすマイホームを購入・増改築をした場合、最大13年間にわたって住宅ローン控除を受けられる。ただし、令和4年分からは、控除率が1％⇒0.7％に。所得要件も3000万円⇒2000万円に引き下げられている点には注意。適用要件をよく確認して申告しよう。
【CASE7】
年末調整で申告した内容に変更や誤りがあった！
会社員なら、昨年の11月頃に会社で年末調整を行ったはず。ただ、その後に結婚などで、扶養家族が増えることもあるだろう。その場合は確定申告をして、多く払った税金を取り戻そう。年末調整の書類提出を忘れたり、添付書類の漏れがあったりした人も、確定申告することで還付を受けられる。
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