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【1】今日の株式相場早わかり!
前日までの8連騰で一服、9営業日ぶりに下落
日経平均株価は9営業日ぶりに下落! 前日までの8連騰で、18日には年初来高値を更新した。高値警戒感が出ていたこともあり、利益確定売りが優勢に。一時下げ幅は120円を超えた。米国の金融不安の和らぎで、保険や銀行には見直し買いが入った。東京海上ホールディングスや第一生命ホールディングスは上昇。一方、精密機器や海運株は下げた。個別では、レーザーテックやキーエンスが下落した。
米国では1~3月期の決算が本格的にスタート。決算の見極めムードが強く、小幅な値動きに。減益だったゴールドマン・サックスは下落したが、利益がアナリスト予想を上回ったバンク・オブ・アメリカは上昇した。今晩はテスラの決算発表が控える。
【日経平均】28606.76円→(-52.07円)
【マザーズ指数】763.49↓(-2.13)
【NYダウ】33976.63ドル→(-10.55、18日)
【ナスダック】 12153.412→(-4.312、18日)
■日経平均株価チャート/日足・6カ月
【2】今日の注目株!
株式分割でオリエンタルランドが50万円以下で買える!
2023年1~6月に株式分割を実施または予定しているのは51銘柄。最低投資額の引下げで個人投資家が買いやすくなることが期待されているが、3月末に株式分割を実施した注目の大型株について、その後の株価騰落率を調べた。
個人投資家のすそ野を広げるためにも、東証が率先して投資単位の引下げ、つまり株式分割の実施を呼びかけている。それに呼応するように、3月30日に頑なに株式分割をしてこなかったオリエンタルランドやファナックなど、注目度の高い銘柄を含む31銘柄が株式分割を実施。最低投資額が200万円以上だった人気銘柄が50万円未満で買えるようになるなど、個人投資家にはうれしい大変革が起きた。
一足早く2月27日に株式分割を実施したファーストリテイリングは、その後に株価が上昇しているが、3月30日に分割した主要銘柄の騰落率はどうだろうか。分割で個人投資家が買いやすくなったことで買いが入ることもあれば、逆に小口化したことで、従来はできなかった「一部だけ売却」といった売り圧力が発生することもある。
ただし、投資単位の引下げはNISAで買えるようになるといったメリットのほうがはるかに大きいので、プラスに働くことになりそうだ。今日の株価で見ると、オリエンタルランドは分割前より12.2%上昇。ディスコや東京エレクトロンなど半導体銘柄は分割前より下落しているが、これらは分割よりも足元の観光需要復活や半導体不況の影響が大きいと思われる。他の銘柄の株価変動はイメージしていたよりも大きくない。分割の効果はもう少し長い目で見る必要がありそうだ。
■オリエンタルランド株価チャート/日足・6カ月
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【3】水曜連載「投資の疑問に答えます」
NISA始めるなら新制度スタートまで待つ?
(ご質問)
今年からNISAを始めようと思ったのですが、NISAを始めるなら新制度がスタートする来年まで待ったほうがいいのでしょうか?
(答え)
今年始めるのがオススメです! 「現行NISA」と「新NISA」の非課税投資枠を“両取り”できます。
来年から始まる新NISAは、非課税で運用できる期間が無期限となり投資できる金額も一気にアップ。生涯投資枠はなんと1人1800万円、非課税投資枠の再利用も可能になるなど、現行制度から大幅にパワーアップします。
一方、現行NISAの口座開設と買付は今年まで。ポイントは、この現行NISAの非課税枠は新NISAとは別だということです。つみたてNISAの年間投資枠は40万円なので、今年始めれば合計で1840万円分の非課税枠をゲットできることに! 同じく「一般NISA」を選んだ場合には、年間投資枠は120万円で、計1920万円になります。ただし、今年投資した分は、つみたてNISAなら20年間(2042年末まで)、一般NISAなら5年間(2027年末まで)が最大の運用期間です。つみたてNISA、一般NISAともに、新NISAへのロールオーバーができない点には注意しましょう。
「口座開設が二度手間になりそう」と思った人もいるかもしれませんが、その心配は無用です。実は、現行NISAの口座を持っている人は、同じ証券会社に新NISAの口座が自動で開設されます。そのため、今年つみたてNISAや一般NISAを始める人も、手続きは1回で済むのです。口座開設の受付は年内いっぱいですが、書類の送付や審査に時間がかかる場合もあるので、余裕を持って申込みを。
なお、4月20日発売のダイヤモンド・ザイ6月号の別冊付録「新NISA丸わかり」では、新制度のポイントを徹底解説。今からできる準備や、新NISAを活用した投資戦略も取上げているので要チェック!
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「投資指標の見方が実はよく分からない!」「ストップ高で買えなかった! どうして?」「NISAとiDeCoの活用術を知りたい」など今さら人に聞けないことから日頃の取引の疑問まで、ぜひお寄せください。
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