成長する米国&世界に投資する最強のFIRE計画(プロジェクト)

世界経済はある程度弱肉強食で、今後もそれは加速!地道な投資により、富を増やせる可能性は高いーカリブ海の島々を巡るヨット旅で考えたことー

2024年4月3日公開
ポール・サイ
facebook-share
x-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事

 今回は、私がヨットの知識を習得した過程や、ヨットでのカリブ海の旅の模様、その旅の感想やそこで投資家として得られた洞察について書き記してみたいと思います。

[カリブ海をヨットで航海中に公開された参考記事]
アメリカのエンジニアの平均年収は約1500万円で日本の約3倍! 海外へ行った方がお金が稼げるのに、なぜ日本人はあまり海外へ出て行かないのか?
信越化学やパンパシHDには独自の強みがあり、日本株全体が上昇していなくても買っていい! トランプはバイデンよりインフレにアクセルを踏む経済政策を取る
バイデンよりトランプ大統領のほうが株が上がる! カカオ豆暴騰でチョコレート会社に投資のチャンスってどういうこと!?

私は自己学習でヨットの知識を習得した

 私は2009年にある雑誌を通じて、30フィート(約9.1メートル)のヨットが80万円弱で手に入ることを知り、購入を決めました。

 その後、ヨットに関する本を読んで、セイリングは直感的な理解が重要であることを知り、自学が可能だと考えました。霞ヶ浦にヨットを低料金で保管できる場所を見つけ、湖上なら安全に学べると判断し、自分で学ぶことにしました。

 初めはヨットの知識がほとんどありませんでしたが、販売業者が2日間かけて霞ヶ浦で基本的なヨットの操縦方法を教えてくれました。

 ヨットに関するYouTubeを見たり、ヨットの書籍や雑誌を熱心に読んだりしました。また、マリーナのベテランたちにヨットの整備方法も教わりました。このようにして私は約1年で、ヨットに関するかなりの知識を身につけることができました。その後、ヨットは東京湾に移しました。

 さらに、上海へ転勤することになったのですが、その際、新しいヨットを購入し、それを福岡へ置いたのです。そして、上海から帰国する際には福岡へ立ち寄って、九州でクルージングを楽しみながら知識をさらに深めました。

 こうした経験から、正確な情報源を見極めることができれば、現代では自己学習が大変有効であるとわかりました。

カリブ海を1ヵ月半、ヨットで航海

 時が経ち、2017年に私はフィデリティを辞めてFIRE(早期経済的リタイア)して、日本からシアトルへ移住しました。

 そしてその後、2019年にカリブ海のグレナダでヨットを購入しました。ただ、コロナの問題があり、ヨットでの航海の計画は2年間延期せざるを得ませんでした。

 その後、時間を見つけては家族や友人とカリブ海でクルージングを楽しみました。

ヨットでカリブ海のアンティグア島からネイビス島へ航行中ヨットでカリブ海のアンティグア島からネイビス島へ航行中 写真提供:筆者

 2024年にはカリブ海がシアトルから遠いと感じ、シアトルへヨットを戻す決断をしました。そのため、アメリカ領ヴァージン諸島(USVI)のセントトーマス島までヨットを運び、そこから貨物船でシアトルに輸送することにしました。

 グレナダからセントトーマス島までは約500海里(約926キロメートル)あります。私の両親が3月と4月の前半に孫の世話をしてくれ、私はこの間、1ヵ月半の航海に出ました。

 

 

 

カリブ海の島々の歴史と現状から感じたこととは?

 この旅で、グレナダ、セントビンセント、セントルシア、マルティニーク、ドミニカ、グアドループ、アンティグア、セントキッツ・ネビスなど、多くの島国を訪れました。それぞれに独特な特色がありました。

 この旅から得た感想は以下のとおりです。

ネルソンズ‐ドックヤードアンティグア島にあるイギリス海軍の造船所跡「ネルソンズ‐ドックヤード」。2016年に世界遺産に指定されており、同島の観光スポットで一番の見どころ。その名称は、世界三大提督の1人に数えられるイギリス海軍のネルソン提督にちなんでつけられている。 写真提供:筆者

(1)植民地制度や奴隷制度は残酷なものでしたが、過去の世界観ではあり得たことです。今日では、アメリカ主導の世界秩序のもとで、そういったことはほとんど見られません。

(2)過去に原住民が全滅したケースでは、武力で滅ぼされただけでなく、持ち込まれた疾病が原因だったことも多いです。

(3)奴隷解放は、表面上は奴隷に利益をもたらすように見えますが、実は元の所有者にとっても有利でした。解放されたあとも元奴隷は働く場所に困り、低賃金で元の所有者に再雇用されていたのです。所有者は補償金も得て、ヨーロッパでぜいたくな暮らしをしていました。

(4)現在に至るまで、カリブ海の島々では教育資源が不足しており、農業、漁業、観光以外の産業はほとんど発展していません。

世界経済はある程度、弱肉強食。今後もそれが加速する

 次にこれらのことから、投資家として得られる洞察は…

(1)世界経済はある程度、弱肉強食であり、今後もそれが加速すると思われます。円安はその一例です。経済の変動は富の創出と再分配をもたらします。

(2)細菌やウイルスが経済・社会へ衝撃を与えることは、コロナ禍が最後ではないでしょう。

(3)表面上、民衆にとって良いと思えることでも、最終的には富裕層の利益につながる傾向があります。

(4)教育と学習は、個人の進歩において重要な手段です。

 地道な投資により、富を増やせる可能性は高く、資本主義のもとでは、すでにお金を持っている人ほどさらにお金を稼ぎやすいのです。これはトマ・ピケティ氏(書籍『21世紀の資本』の著者)も指摘しています。

 私はヨットの知識を自己学習で得ましたが、投資の知識もそのように自己学習で得ることが可能です。私はみなさんが投資の自己学習を行っていく一助になるような情報発信を続けていきたいと思っています。

 そして、みなさんには、富を増やす道を歩んでいただきたいと思います。

 

●ポール・サイ  ストラテジスト。外資系資産運用会社・フィデリティ投信にて株式アナリストとして活躍。上海オフィスの立ち上げ、中国株調査部長、日本株調査部長として株式調査を12年以上携わった後、2017年に独立。40代でFIREし、現在は、不動産投資と米国株式を中心に運用。UCLA機械工学部卒、カーネギーメロン大学MBA修了。台湾系アメリカ人、中国語、英語、日本語堪能。米国株などでの資産運用を助言するメルマガを配信中。

※メルマガ「ポール・サイの米国株&世界の株に投資しよう!」募集中! 米国株&世界の株分析毎週届き、珠玉のポートフォリオの提示も! 登録から10日以内の解約無料。


ダイヤモンド・ザイ 2026年6月号好評発売中!
年200万円利用で高級ホテル宿泊券がもらえる!最強ゴールドカードを検証! ダイヤモンド・ZAi無料会員登録はコチラから 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
ゴールド・プリファード・カードの公式サイトはこちら moomoo証券は「米国株」投資におすすめの証券会社! 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の公式サイトはこちら! 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の魅力を徹底解説!NISAは全商品が手数料無料!「クレカ積立で最大3%還元!」「普通預金金利が大幅アップ!」などメリット多数! 楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! 【マイルの貯まりやすさで選ぶ!高還元でマイルが貯まるおすすめクレジットカード!
ゴールド・プリファード・カードの公式サイトはこちら moomoo証券は「米国株」投資におすすめの証券会社! 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の公式サイトはこちら! 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の魅力を徹底解説!NISAは全商品が手数料無料!「クレカ積立で最大3%還元!」「普通預金金利が大幅アップ!」などメリット多数! 楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! 【マイルの貯まりやすさで選ぶ!高還元でマイルが貯まるおすすめクレジットカード!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

NISA新戦略
買いの日本株&投信
NISA投信グランプリ

6月号4月21日発売
定価950円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

[NISA新戦略!買いの日本株&投信]
◎巻頭特集
日経平均は年末7万円予測も!プロ6人に取材!
日本株どうなる&荒れ相場の勝ち抜き方

◎第1特集
「オルカン一択」から卒業せよ!混乱相場でも勝てる!
NISA新戦略
買いの日本株&投資信託69本を大公開

●超人気投資家に聞く!NISAの成績アップ術
桐谷さん/ちょる子さん
●「株」で儲ける
利回り・安定度など3つの条件で選抜「厳選人気株」
・配当余力が10年以上の銘柄から選ぶ「盤石高配当株」

・銘柄探しは実は難しくない「スグ2倍株」
・構造改革で成長企業に転換するタイミングを狙え!「不人気株」
●「投資信託」で儲ける
・下がりにくさが強みの「高配当株投資信託」

・株と値動きが異なる資産をプラス「金連動投資信託」など
●「ユニーク戦略」で儲ける
人の個人投資家のワザを披露!

◎第2特集
宣言!ザイは毎年、個人投資家目線でNISAで買いの投信を表彰します!
ザイNISA投信グランプリ2026

●日本株総合部門
●日本中小型株部門
●米国株部門

●世界株部門
●新興国株部門
●リート部門
●フレッシャー部門
●ダメなモンはダメと言います!期待ハズレな残念投信3本を今年も発表!

◎別冊付録
利回り3.9%以上の会社を全評価!
配当利回りトップ250の配当余力大診断

いつまで配当が増やせる?+割安度・安定度・収益力もチェック!
◎ZAi NEWS CHANNEL
経済圏や還元率が決め手に!
「NISA口座は手数料より『ポイント還元』で選べ!」

◎いつもの連載も充実!
●10倍株を探せ!IPO株研究所2026年3月編
「2月・3月と連続して全て公開価格割れに」
●ZAiのザイゼンがチャレンジ!目指せ!お金名人Vol.21
「投資で陥る思い込みとは?」
●17億円トレーダー・ジュンのFX成り上がり戦略Vol.16
「『自動逆指値』で保険をかけておく」
●おカネの本音!VOL.46 ボビー・オロゴンさん
「山を買い、世界に投資!34人兄弟の家庭で学んだサバイバルマネー術」
●株入門マンガ恋する株式相場!VOL.114
「恋と原油はフクザツに絡む!?」
●マンガどこから来てどこへ行くのか日本国
「教育費は右肩あがり!家計を圧迫するお受験の『隠れコスト』」
●人気毎月分配型100本の「分配金」速報データ!
「株式相場混乱も本当の利回り10%超が20本以上!」
●ZAiクラブ拡大版! 1カ月で1番上がる株を当てろ!
「中東情勢悪化で波乱相場!“安定感抜群”のJTが制す」

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!


「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!


>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

「キャッシュレス決済」おすすめ比較 太田忠の日本株「中・小型株」アナリスト&ファンドマネジャーとして活躍。「勝つ」ための日本株ポートフォリオの作り方を提案する株式メルマガ&サロン

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報

ザイFX!のお役立ち情報

ダイヤモンドZAiオンラインαのお役立ち情報