株式レポート

(朝)米国市場は続伸 S&P500とナスダックが史上最高値を更新 日本市場は米ハイテク株高を受けて上昇か - 市況概況

6月6日 8時35分
マネックス証券
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【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 38,807.33  △96.04 (6/5)
NASDAQ: 17,187.91  △330.86 (6/5)

1.概況

米国市場は雇用関連指標が労働需給の緩和を示す内容となったことで利下げ時期が遅れるとの懸念が後退し続伸となりました。63ドル高でスタートしたダウ平均はまもなくしてマイナスに転じると162ドル安まで下落しましたが、売り一巡後に持ち直すと取引終盤には133ドル高まで上昇しました。その後は引けにかけて伸び悩みましたが、引き続き堅調に推移すると結局96ドル高の38,807ドルで取引を終え続伸となっています。また、S&P500株価指数も62ポイント高の5,354ポイントと4日続伸となり、5月21日に付けた史上最高値(5,321ポイント)を更新したほか、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も330ポイント高の17,187ポイントと3日続伸となり、5月28日に付けた史上最高値(17,019ポイント)を更新しています。

2.経済指標等

5月のADP全米雇用リポートで民間部門雇用者数は15万2000人増に止まり市場予想を下回りました。一方で5月の米ISM非製造業景況感指数は53.8と前月から上昇し市場予想を上回っています。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうち7業種が上げ、情報技術が2%を超える上昇となったほか、コミュニケーション・サービスと資本財・サービスも1%以上上げています。一方で公益事業や生活必需品などの4業種が下げています。

4.個別銘柄動向

半導体関連株が高く、半導体株ではエヌビディア[NVDA]とマイクロン・テクノロジー[MU]が5%を超える上昇となったほか、ウエスタン・デジタル[WDC]も4%高となりました。アドバンスト・マイクロ・デバイシズ[AMD]とクアルコム[QCOM]も3%以上上げ、インテル[INTC]も2%を超える上昇となりダウ平均構成銘柄で上昇率トップとなっています。半導体製造装置株では投資判断と目標株価の引き上げを受けてアプライド・マテリアルズ[AMAT]とKLA[KLAC]が高く、アプライド・マテリアルズが5%を上回る上昇となり、KLAも4%以上上げています。オランダの半導体製造装置大手のASMLホールディング[ASML]も最高財務責任者(CFO)が台湾のTSMC(TSMC)からEUV(極端紫外線)露光装置を受注することに楽観的な見通しを示したと伝わったことで9%を超える上昇となっています。また、英半導体設計大手のアーム・ホールディングス[ARM]も8%以上上げています。さらに主力ハイテク株も堅調で、なかでもフェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズ[META]が3%を超える上昇となり、ネットフリックス[NFLX]も3%近く上げています。一方で決算を発表した1ドルショップのダラーツリー[DLTR]は通期の業績見通しを下方修正したことで5%近く下げています。

5.為替・金利等

長期金利は雇用関連指標が労働需給の緩和を示す内容となったことで0.06%低い4.27%となりました。ドル円は155円後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国市場でのハイテク株高を受けて上昇してのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が節目の39,000円を上回ることができるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)

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