【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 44,293.13 △304.14 (11/11)
NASDAQ: 19,298.76 △11.99 (11/11)
1.概況
米国市場は、主要3指数が揃って史上最高値を更新しました。米大統領選で共和党のトランプ氏の勝利が確実とされる中、次期政権が打ち出す減税や規制緩和が米国景気を押し上げるとの期待が続き、本日も堅調な推移を見せました。ダウ平均は、68ドル高で取引を開始しました。取引開始後すぐに、497ドル高の44,486ドルをつける急騰を見せました。その後は、ベテランズデーにより債券市場が休場と、大きな材料に欠ける中で、段々と上げ幅を縮小する展開となりました。大型テック株に売りが見られ、NASDAQ総合指数は一時、下げに転じる場面が見られるも政策期待等、全体の強さがうかがえた1日となりました。
ダウ平均は、304ドル(+0.7%)高い44,293ドル、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は11ポイント高(+0.1%)上昇の19,298ポイント、S&P500株価指数は5ポイント(+0.1%)上昇の6,001ポイントと終値ベースで初めて節目の6,000台に乗せて取引を終了しました。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち6業種が上昇しました。一般消費財・サービスが1.7%上昇し、先週から5日続伸となりました。続いて、金融が1.4%上昇、資本財・サービス、コミュニケーションサービス等は小幅に上昇となりました。一方で下落した5業種では、情報技術、不動産の2セクターは0.8%程度下落し、ヘルスケア、生活必需品、素材は0.5%程度下落しました。
4.個別銘柄動向
米国市場では、ダウ平均構成銘柄のうち15銘柄が上昇、15銘柄が下落しまちまちの内容となりました。特に、目標株価の引き上げのあったセールスフォース・ドットコム[CRM]が6.1%超上昇し、大幅に4日続伸となりました。ハネウェル・インターナショナル[HON]、ゴールドマン・サックス[GS]が2%以上の上昇を見せ、アメリカン・エキスプレス[AXP]、ウォルト・ディズニー[DIS]の2銘柄は1.9%上昇しています。一方で、メルク[MRK]が2.1%下落し、ボーイング[BA]が1.8%下落しました。またアップル[AAPL]、エヌビディア[NVDA]、マイクロソフト[MSFT]の3銘柄は、1%超下落し、アマゾン・ドットコム[AMZN]も0.6%下落する等、大型テック株は揃って下落しました。
ダウ平均構成銘柄以外では、心血管疾患等の創薬、開発、販売を手掛けるブリストル・マイヤーズ[BMY]は10.5%上昇と4日ぶりに大幅反発となりました。統合失調症治療薬で競合するアッヴィ[ABBV]が同治療薬の実験にて効果を示さなかったとの報道を受けて、ブリストルの急騰につながりました。カナダのバンクーバーを拠点とするアパレルメーカーのルルレモン・アスレティカ[LULU]は3.2%上昇し、反発となりました。他ブランドが中国で苦戦する中で、中国国内の売上が初めて10億ドルと突破したことが買い材料となりました。モノリシック・パワー・システムズ[MPWR]はアナリストレポート内で、エヌビディア[NVDA]向けのパワーマネジメントソリューションにおける市場シェアを失う可能性があると指摘されたことが売り材料となり15.0%下落しました。
5.為替・金利等
債券市場はベテランズデーの祝日で休日でした。ドル円は、円安基調が続き153円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
本日の日本市場では、米国株式市場でのリスクオン姿勢が支えとなり、買いが先行して始まりそうです。昨日の日本市場では、大引け後に首相指名選挙が行われ、第2次石破内閣が発足しました。当面の不確実性を消化した点から、こちらもリスクオン要因になると考えられます。一方で、明日13日夜間に米国にて消費者物価指数(CPI)の発表を控え、上値では利益確定の売りが出やすいとも考えられます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
■ご留意いただきたい事項
マネックス証券(以下当社)は、本レポートの内容につきその正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。当社が有価証券の価格の上昇又は下落について断定的判断を提供することはありません。
本レポートに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、当社の意見や予測をあらわすものではありません。また、提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更又は削除されることがございます。
当画面でご案内している内容は、当社でお取扱している商品・サービス等に関連する場合がありますが、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。
当社は本レポートの内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。
本レポートの内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。当社でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動・金利の変動・為替の変動等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。また、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
なお、各商品毎の手数料等およびリスクなどの重要事項については、マネックス証券のウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」(※)をよくお読みいただき、銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行ってください。
((※)https://info.monex.co.jp/policy/risk/index.html)
■利益相反に関する開示事項
当社は、契約に基づき、オリジナルレポートの提供を継続的に行うことに対する対価を契約先金融機関より包括的に得ておりますが、本レポートに対して個別に対価を得ているものではありません。レポート対象企業の選定は当社が独自の判断に基づき行っているものであり、契約先金融機関を含む第三者からの指定は一切受けておりません。レポート執筆者、並びに当社と本レポートの対象会社との間には、利益相反の関係はありません。
※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。 |
◆1月~12月までのお得な株主優待の内容はココでチェック!
※株主優待を新設・変更した銘柄の最新情報は
株主優待【新設・変更・廃止】最新ニュース[2024年]でチェック!
◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
株式売買手数料(税込) | 口座開設 | ||
10万円 | 20万円 | 50万円 | |
99円 | 115円 | 275円 | |
【マネックス証券のメリット】 大手ネット証券として昔から愛用者が多く、2018年には仮想通貨取引所のコインチェックを買収したことも話題に。おすすめポイントのひとつは外国株の銘柄数の多さで、4500銘柄以上の米国株や約2600銘柄の中国株を売買できる。米国株は最低手数料が0ドル、中国株は手数料が業界最低レベルとコスト面でも魅力的だ。日本株に関しては、取引や銘柄分析に役立つツールが揃っているのがメリット。中でも、多彩な注文方法や板発注が可能な「マネックストレーダー」や重要な業績を過去10期以上に渡ってグラフ表示できる「マネックス銘柄スカウター」はぜひ利用したい。「ワン株」という株を1株から売買できるサービスもあるので、株初心者はそこから始めてみてもいいだろう。また、投資信託の保有金額に対し、最大0.08%分のマネックスポイントが付与されるのもお得だ。2020年7月からビットコインやリップルなど主要な暗号資産(仮想通貨)のCFD取引サービスも利用できる。 |
|||
【関連記事】 ◆【マネックス証券の特徴とおすすめポイントを解説】「単元未満株」の売買手数料の安さ&取扱銘柄の多さに加え、「米国株・中国株」の充実度も業界最強レベル! ◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付は実質無料。外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者にはおすすめ! |
|||